映画「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」は、市原隼人主演、塚本連平監督の2007年の日本映画です。
この映画「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」のネタバレ、あらすじやラスト最後の結末と見どころを紹介します。
7人の男子高校生と駐在さんのいたずら合戦を描く青春コメディ「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」をお楽しみください。
「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」キャスト・スタッフ
■ スタッフ
監督: 塚本連平
制作: 宇野康秀
製作総指揮: 河井信哉 他
音楽: Audio Highs
脚本: 福田雄一
撮影: 瀬川龍■ 主要キャスト
ママチャリ: 市原隼人
駐在さん: 佐々木蔵之介
西条: 石田卓也
孝昭: 加治将樹
グレート井上: 賀来賢人
ジェミー: 冨浦智嗣
千葉くん: 脇知弘
辻村さん: 小柳友
加奈子さん: 麻生久美子
「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」あらすじ
ある田舎町に、いたずらが大好きなママチャリ(市原隼人)率いる高校生7人組がいました。
その町に新しい駐在さん(佐々木蔵之介)が赴任してきます。
この駐在さんは子供相手でも、いたずらを許さない堅物。
ママチャリ達は、そんな駐在さんとイタズラ戦争を繰り広げながら毎日を謳歌しています。
そんな中、病を抱える小学生・ミカとの出会いが・・・
この出会いが物語を大きく変えていくのです・・・
「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」ネタバレ
イタズラすることに命をかけるママチャリ(市原隼人)とその仲間たち。
毎日ありとあらゆるイタズラを仕掛けるもんだから、町では彼らの事を知らない人がいないほど。
学校の職員室にワックスをぶちまけたり、理容室の電飾看板の線を切って「バーバー」から「ババー」にするとか。
そんなイタズラ集団に最強の敵が現れます。
ある日、イタズラ集団の1人・西条(石田卓也)が原付を運転している時にスピード違反で捕まってしまいます。
西条を捕まえたのが、最近この町にやってきた駐在さん(佐々木蔵之介)。
イタズラ集団の強敵となる人物です。
下り坂でちょうどスピードが出てしまった時に捕まった事に腹を立てた西条は、ママチャリたちに駐在さんへの復讐をしようと提案します。
そこで考えたのが、自転車でスピード違反をしようというもの。
自転車なら捕まえられないだろうと考えたママチャリたちは、スピード違反の取り締まり日に毎回自転車でスピード違反をして駐在さんの邪魔をします。
しかし自転車も軽車両、ママチャリたちは自転車なのにスピード違反で捕まってしまいます。
駐在所に呼び出された教師によってきつくお灸をすえられたママチャリたちでしたが、駐在さんへの復讐心に火を注ぐ結果に。
次々と駐在さんとのイタズラ合戦は終わりを見せず、エロ本を駐在所に仕込んでみたものの、初恋の人の前で恥ずかしい調書を取らされ恥をかき、その初恋の人が駐在さんの奥さんで初恋に破れたりで散々な結果になってしまいます。
次に考えた作戦は、駐在さんを落とし穴に落とす事。
見事成功したママチャリたちでしたが、駐在さんも負けてはいません。
ママチャリたちと駐在さんの全面戦争がはじまります。
ママチャリたちは焼きそばに七味唐辛子を大量に入れられたり、駐在さんは強烈に臭い雑巾を嗅がされたり…。
そんなイタズラ合戦の中、ママチャリたちは駐在さんに和解を持ちかけられます。
焼鳥を食べに行こうと誘われてパトカーに乗りますが、駐在さんに騙され山奥で置き去りにされてしまいます。
してやったりな駐在さんでしたが、パトカーのダッシュボードの中には大量の強烈に臭い雑巾をママチャリが仕込んでいました。
やられたらやり返す、イタズラ戦争は全く終わりません。
ある日、西条がバイク事故で入院してしまいます。
入院の原因は、バイクの運転中にテニス部女子のスカートの中を覗こうとしたという、西条らしい理由でした。
入院中の西条は、今度は花火大会の花火を盗もうと言いだします。
しかし、本当の仲間たちは本当の犯罪者になってしまうと尻込みしてしまうのです。
西条の提案に違和感があったママチャリは、西条の病室に戻り花火を盗もうといった本当の理由を知ります。
心臓病で入院している女の子が手術を受ける勇気を持てるように、病室から花火を見せてあげたかったのです。
その話を聞いたママチャリは、花火盗む決心をします。
花火大会の日まで、一人で計画を練るママチャリ。
「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」ラスト最後の結末
花火大会当日、他の仲間にもその計画を書いた手紙を残しますが、中々みんなが現れません。
しかしジェミー(冨浦智嗣)と千葉(脇知弘)が駆けつけ、計画を実行するママチャリたち。
一方、駐在さんは病院で西条の計画を知ります。
ママチャリは花火大会の取材と嘘を付いて親方に話を聞き、その隙に花火を盗み出します。
そこへ駐在さんが現れ、万事休すかと思ったら、祭りでケンカの騒ぎがおきます。
その騒動で駐在さんが席を外したすきにママチャリたちはその場を後にします。
喧嘩は、孝昭(加治将樹)がママチャリたちを病院へ行かせるためにわざと殴られていたのです。
無事に病院前の河原に着いたママチャリたちでしたが、後を追ってきた駐在さんに「おまえたちがこんなことをする必要はない」と諭されますが、ママチャリたちは聞き入れません。
逮捕しようとする駐在さんでしたが、その場に駆け付けた辻村(小柳友)とグレート井上(賀来賢人のよって)阻止されます。
無事に花火が上がり、西条とミカちゃんがいる病室では綺麗な打ち上げ花火を見ることが出来ました。
花火の後、駐在さんに捕まったママチャリたちは手錠をされたまま西条が入院する病院へと連行されます。
そこで、再び沢山の打ち上げ花火があがります。
実は、ママチャリたちが犯罪者にならないよう駐在さんが花火を自腹で用意していたのです。
花火の窃盗罪で捕まったママチャリでしたが、花火師の親方がママチャリから花火の代金を貰っているからと連絡が来て事なきを得ます。
取材費として渡した数千円を花火代にしてくれたのです。
これでママチャリたちと駐在さんの戦争が終わった…訳ではなく、まだこの時点で108日目。
まだまだ戦争は終らなそうです。
完。
「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」見どころ
実話を基にしたブログ発の小説を実写化した、青春コメディー映画。
ママチャリたち高校生7人と、駐在さんのイタズラ合戦がかなり笑えます!
大きな落とし穴や激辛焼きそばなど、分かりやすいイタズラから、激臭雑巾などのぶっ飛んだイタズラまで沢山登場するので、その度にクスッと笑えてしまいます。
そして全力でイタズラするママチャリたちに青春を感じてしまうのです。
イタズラだけでなく、仲間との厚い友情や思春期の甘酸っぱい恋愛模様なども描かれていて、笑って泣けてまた笑える映画になっています。
1979年を舞台にしているので、懐かしいアイテムや服装など、その時の流行を感じられるのも面白いです。
また、キャスト陣が豪華なのも見どころの一つです。
市原隼人さん、佐々木蔵之介さん、賀来賢人さん、麻生久美子さん、倉科カナさんなど、主役級の俳優さんたちが沢山出演しています。
花火師の親方を竹中直人さんが演じたり、孝昭の父親をガッツ石さんが演じたりと、かなり贅沢なキャスティングになっていますので登場シーンをお見逃しなく!
世代関係なく笑いあえるコミカルなシーンが沢山出てきますので、親子そろっての視聴もオススメです!!
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