映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンドオブザワールド」は、 2015年の樋口真嗣監督の日本映画です。
そんな、映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンドオブザワールド」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。
「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の後編となります。
■ スタッフ
監督: 樋口真嗣
製作:映画「進撃の巨人」製作委員会
脚本: 渡辺雄介、町山智浩
撮影: 江原祥二
音楽: 鷺巣詩郎■ 主要キャスト
エレン:三浦春馬
シキシマ:長谷川博己
ミカサ:水原希子
アルミン:本郷奏多
ジャン:三浦貴大
サシャ:桜庭ななみ
サンナギ:松尾諭
ヒアナ:水崎綾女
ハンジ:石原さとみ
ソウダ:ピエール瀧
クバル:國村隼
「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンドオブザワールド」あらすじ
巨人化したエレン(三浦春馬)の処遇を巡り、生存者の間では意見が分かれていました。
エレン(三浦春馬)は巨人なのか人間なのか?
しかし、そこに現れた第二の巨人によりエレン(三浦春馬)は連れ去られてしまいます。
残されたハンジら(石原さとみ)一行は、不発弾を使って壁の穴をふさぐ計画を思いつくのでした。
一方、エレン(三浦春馬)はシキシマ(長谷川博己)によって救い出され、この世界の秘密を知らされます。
実は巨人とは人間が作りだしたものであって、そのせいでこの世界は破滅したのだという。
そしてそのカラクリを生み出した元凶である上層部を潰すため、シキシマ(長谷川博己)は不発弾を寄越すように要求します。
罪のない人々を殺す事に反感を覚えたエレン(三浦春馬)らは、シキシマ(長谷川博己)と対立するのだったが……。
「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンドオブザワールド」ネタバレ、最後のラスト結末は?
シキシマ(長谷川博己)こそが、実は第二の巨人(鎧の巨人)であった事が判明。
しかもエレン(三浦春馬)の兄でした。
巨人化したエレン(三浦春馬)は、対立していた鎧の巨人シキシマ(長谷川博己)を撃破します。
さらに不発弾で壁を破壊しようとしますが、そこに現れたのは上層部トップであるクバル(國村隼)でした。
実は、クバル(國村隼)もまた巨人だったのです。
しかも、超大型巨人でした・・・
クバル(國村隼)に大苦戦する巨人のエレン(三浦春馬)でしたが、復活した鎧の巨人シキシマ(長谷川博己)の援護で、ついにクバル(國村隼)を撃破します。
しかし、シキシマ(長谷川博己)もクバル(國村隼)と一緒に爆発してしまいました。
「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンドオブザワールド」のラスト結末は、爆破によって穴を塞いだエレン(三浦春馬)達が、遂に壁の外を眺める事に成功します。
そこに広がっていたのは、美しい海の風景だった。・・・というところでTHE ENDです。
しかし、映画のエンドロールにもまだ続きがありました。
これらの戦いをモニター越しに見ていた人達がいたのです。
その会話の中で「実験用区画」という言葉が・・・
この巨人の物語は「実験用区画」という監視された世界での話だったのか?・・・
という新たな謎を残して本当に終わります。
完。
「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンドオブザワールド」見どころ
大ヒット漫画の映画化第二弾です。
監督は前編に引き続き樋口真嗣。脚本は渡辺雄介&町山智浩。
出演は三浦春馬、水原希子、長谷川博己、本郷奏多、國村隼など。
前篇で残された謎の回収と原作では描かれなかった新たな展開が、今作の魅力となっています。
物語は前篇が終了した直後のシーンから始まります。
エレン(三浦春馬)は人間か巨人なのか、という問いの中、謎の第二の巨人が登場し、さらに謎が深まるオープニングは見事です。
ただ、ここから一気にスケールダウンしてしまうのが非常に残念でなりません。
登場人物は、前篇から引き続きなので人数が減る一方というのも寂しいし、また舞台も壁外に限定されていてマンネリ感があるのも否めません。
なにより後編の上映時間が87分しかないというのが一番の不満点ですね。
最近は前後編で作られた邦画が多い中、「進撃の巨人」は前篇が98分、後編が87分という前代未聞の短さを誇っています(笑)
「るろうに剣心」の後編が135分あった事を考えると、これではあまりにも密度が低い映画だと言わざるを得ません。
しかも内容的にもそれほど濃密なドラマを描いている訳でもなく、ほとんどは巨人同士の戦いに終始している所も薄っぺらく感じてしまう。
せっかくエレン(三浦春馬)とミカサ(水原希子)とシキシマ(長谷川博己)の三角関係を前面に押し出しているのであれば、そこをもっと掘り下げれば良かったのではないでしょうか。
それでも前篇よりもグロ描写が減ったせいか、全体的には安心して見られる映画になっているとは思います。
かなり展開の早い映画ではありますが、ラストで観客に提示される塀の外の美しい映像は、それまでの不満を一蹴させるほどの力を持っていると言えるでしょう。
強引ではありますが、伏線を回収し、なんとか話を終わらせた制作陣のパワーは評価に値するのではないでしょうか。
いかようにでも解釈できるラストが、唯一の意外性でした。
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