映画「ファーザー・フィギュア」は、オーウェン・ウィルソン、エド・ヘルムズ共演、ローレンス・シャー監督の2017年のアメリカ映画です。
この映画「ファーザー・フィギュア」のネタバレ、あらすじやラスト最後の結末を紹介します。
父親は一体誰なのでしょうか?
「ファーザー・フィギュア」キャスト・スタッフ
■ スタッフ
監督: ローレンス・シャー
制作: アリ・ベル 他
製作総指揮: ティモシー・M・バーン 他
音楽: ロブ・シモンセン
脚本: ジャスティン・マレン
撮影: ジョン・リンドリー■ 主要キャスト
カイル・レイノルズ:オーウェン・ウィルソン
子供時代のカイル:アレクサンダー・G・エッカート
ピーター・レイノルズ:エド・ヘルムズ
子供時代のピーター:イヴァン・マロン
ヘレン・バクスター:グレン・クローズ
若い頃のヘレン:アニー・スターク
ロナルド・ハント:J・K・シモンズ
ティンクラー医師:クリストファー・ウォーケン
レッド・ハミルトン:ヴィング・レイムス
ヒッチハイカー:カット・ウィリアムズ
ジーン:ハリー・シェアラー
ミセス・ハント:ジューン・スキッブ
「ファーザー・フィギュア」あらすじ
カイル(オーウェン・ウィルソン)とピーター(エド・ヘルムズ)は双子の兄弟。
2人は母親(グレン・クローズ)から「お前たちの父さんは大分前に亡くなってしまった」と言い聞かされてきたが、ひょんなことから、実は父親が生存していると判明した。
2人は実の父親に会うために、父親探しの旅に出ることにしました。
しかし母は、これまでにたくさんの男性と交際していて・・・
「ファーザー・フィギュア」ネタバレ
ピート(エド・ヘルムズ)は離婚して子供と暮らしており、双子の弟のカイル(オーウェン・ウィルソン)はバーベキューソースのパッケージに採用されて大金を得て、順風満帆な生活をしていました。
ピートがカイルの満たされた生活を羨みつつ、今日は母の再婚を祝う日…
式の合間にドラマを見ていたピートは俳優の顔のシミに見覚えがあり、それは死んだと聞かされていた父の姿と同じだと気付いたのです。
ヘレンと共に写った写真を見せて彼女を問い詰めると、嘘をついていたことを明かしました。
ピートは父が結腸ガンで死んだというエピソードを大切にしていたからこそ、肛門の専門医になったのを嘆き、さらに驚くことに誰が父親なのかわからないとヘレンは語るのです。
バブルとセックスの時代に生き、多くの男性と関係をもったと彼女ですがアメフト選手で有名なテリーが父親だと言うので、喜ぶピート。
マイアミに会いに行く決心をし、カイルも一緒に付いていきます。
「テリー・ブラッドショー・モーターズ」で握手会を開いていたテリーの元に訪れた二人はヘレンの写真を見せ、彼女の子供だと伝えました。
テリーは自身の子であると聞いて喜び、家へ招いてピートを手厚く扱います。
カイルはなぜか蚊帳の外におかれつつも、外でキャッチボールをしながら語り合う二人を眺め、話は弾んでヘレンに子供ができたであろう日について聞くことに。
すると、テリーはその時期は海外に行っており、ヘレンはパスポートを持っておらず一緒ではなかったため、父親では無いと知って落胆するピ-ト…
追い打ちのように「悪名のあるローランド・ハントに似ている」と言われてしいましたが、カイルは彼を励ましてハントのいるニューヨークへ向かおうと言いました。
住宅街の一画にあるハントの家に着いて早々、ピートは銃を向けられて慌てますがヘレン子だと伝えると歓迎され一安心。
1975年の4月位に子供ができたかの心当たりがあるか聞いて、ハントは「なるほど…」と認知したのです。
しかし、「こんなボンクラどもがオレの子供だと!?」とキレ始めて2人は怯え、地下へ案内されるのでした。
そこでヘレンの写真を見せられ、「彼女だけだ。心から愛したのは―」と言って、取り乱してしまったとを謝ります。
その後、取り立ての仕事をしに行くと聞いた2人は同行し、高級車の差し押さえを手伝うことに。
ハントは「とぼけるのが手口だ」とピートに言い聞かせ、家主が「取り立ての心当たりは無い」と言っても一歩も譲りません。
二人が家主と口論をしている間にハントは逃走しますが、ヘレンの写真を見て悪態をつきつつも戻ります。
すると、家主が銃を持ち出したのに慌てたピートたちが高級車で出てきた所にぶつかり、ハントは病院に運ばれました。
病院でようやくピートたちはハントが悪人だと認識し、彼の血液型がAB+であり、カイルはO型だったことから実の父親では無いという事実も知ります。
ハントは他の心当たりを教える代わりに金を要求し、カイルは提案をのんで「スパークリー」という名を聞き出しました。
しかし、ピートは諦めて飛行機に乗って帰ろうと決めたため、車を走らせます。
その際にヒッチハイカーを見かけて乗せることに…
カイルが乗せることに前向きであったためピートは苛立ち、これまでの身勝手な行動を思い返してケンカをし始めてしまうのでした。
車を止めて線路の上だとも気付かず座席で殴り合いになると、ヒッチハイカーが大声で二人に「列車が来る!」と言い慌てる一同。
ピートはすぐさま車を出てヒッチハイカーを連れて離れますが、カイルは脱出が遅れて列車が車に激突…
引きずられていく車を見てピートは彼の死を覚悟しましたが、煙の向こうからカイルが歩いてきたことに安堵するのでした。
事故を経てカイルは「ピートはいつもそばに居て、叱ってくれたことで父親のようだった」語りピートも嬉しく思い、スパークリーを探そうと言い出すと事故の現場検証をしていた警官が聞き覚えのある名だと話に入ってきます。
スパークリー・Pは麻薬捜査の神とも呼ばれており、本名はオキャラハン。
NY市警を1986年に退職していたのです。
居場所も聞いて早速二人は車を走らせました。
「ファーザー・フィギュア」ラスト最後の結末
その日はホテルで過ごすことになり、二人はバーで食事をとりますが泣いている女性がいたため声をかけるピート。
そこで良い雰囲気となって、そのまま部屋へ…
カイルは気を回して車で一晩を明かすと、翌朝カイルが彼女の姿は無かったことと「満たしてくれてありがとう」とメモ書きが残されていたと話すのでした。
その後、車で目的地に着いた2人は葬儀が行われスパークリーが亡くなっていたのに驚愕。
さらに驚くことに、ピートが昨晩ベッドを共にした女性はスパークリーの娘だったと知って慌てて外へ。
その際にぶつかった男と揉めて殴り合いになってしまい、騒ぎを聞いて駆けつけたスパークリーの弟が事態を納めます。
そして、二人の事情を聞いた彼は「兄は節操を重んじていたため、父親では無い」と断言。
代わりにウォルターという獣医師が父親ではないかと言うのでした。
獣医師の名を聞いて前に猫を診てもらったことを思い出しつつも、二人は病院へ。
ウォルターは二人が父親を捜しに来たと知って逃げようとし、カイルは病院にあった動物用の麻酔銃を発射。
倒れた彼をソファに運んで目覚めた所で、呼ばれていたヘレンも到着したのです。
観念した彼女は二人の息子に真実を話す覚悟ができていました。
昔、支援活動していた際に一人の女性がやって来て双子を出産しましたが女性は亡くなってしまい、双子はこのままでは施設へ送ることになり、離れ離れになる…
そう思ったヘレンは双子を養子として育てる決意をしたのです。
ピートとカイルは実の子供ではなく、父親は不明、母は亡くなっているという事実に驚きますが、ヘレンがいるから苦難と戦ってこれたことを実感して抱き合いました。
その後、ピートもカイルも仲良く順調に人生を歩み、物語は幕を閉じます。
THE END