映画「大脱出」は、シルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の2013年のアメリカ映画です。
この映画「大脱出」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。
難攻不落、脱出不可能なハイテク刑務所から脱獄なるか「大脱出」をお楽しみください。
「大脱出」スタッフ・キャスト
■ スタッフ
監督: ミカエル・ハフストローム
製作: ロビー・ブレナー他
製作総指揮 : ブラント・アンダーセン他
脚本: マイルズ・チャップマン他
撮影: ブレンダン・ガルヴィン
音楽: アレックス・ヘッフェス■ 主要キャスト
レイ・ブレスリン: シルヴェスター・スタローン
エミル・ロットマイヤー:アーノルド・シュワルツェネッガー
ホブス所長:ジェームズ・カヴィーゼル
ジャベド:ファラン・タヒール
アビゲイル:エイミー・ライアン
カイリー医師:サム・ニール
ジェシカ・ミラー:カトリーナ・バルフ
「大脱出」あらすじ
刑務所の盲点を付いて脱獄する有名なセキュリティ・コンサルタントのレイ・ブレスリン(シルヴェスター・スタローン)
ある日、連邦政府が極秘支援している絶対に脱出不可能とされる非合法の監獄の依頼をうけます。
しかし、それはレイを嵌めるためのワナでした。
脱出を試みるレイと謎の男ロットマイヤー(アーノルド・シュワルツェネッガー)
見事、脱出できるのでしょうか?
「大脱出」ネタバレ
コロラド州ベントウォーター刑務所に一人の男が収容されていました。
彼は囚人にケンカを売り、ケガをさせたことにより隔離棟の独房に入れられてしまいます。
そこで、トイレットペーパーや食事に出た紙パックを加工して何やら企んでいるようでした。
ある日、刑務所の外で車が炎上し、そこに来た消防隊に紛れて男は逃亡。
いったい彼は何をし、そして何者だったのでしょうか?
脱獄した車から降りた男は追って来た刑務官たちに無抵抗で投降し、所長の部屋で仲間と共に話を始めます。
男の名はレイ・ブレスリン(シルヴェスター・スタローン)
連邦刑務局の依頼により、刑務所の不備を発見して脱獄をしてみせるための調査員でした。
今回レイはまず、建物の構造を把握した後に隔離棟の人出不足を確認。
そして、独房を出るためのデジタル式の暗証番号を知る必要がありました。
そこで紙パックの表面の透明フィルムを使って、指紋から暗証番号を推測。
食事を受け取る扉の小さな開口を閉められないよう、濡らしたトイレットペーパーをロックに詰めて準備完了。
仲間が起こした車の炎上騒ぎの際に、開口から手を伸ばして暗証番号を入力し脱出。
時間を稼ぐために監視カメラの映像を巻き戻し、消防隊に紛れて脱獄したと説明したのでした。
仕事終えてオフィスに戻ったレイの元に、ジェシカ(カトリーナ・バルフ)という弁護士がやってきます。
非公開の刑務所が脱獄不可能であることを証明して欲しいと言い、500万ドルの報酬を約束。
レイを心配した同僚は体内に発信器を埋め込んで彼を見送りました。
拉致同然に薬で眠らされたレイは発信器がバレて取り除かれ、朦朧とした中で殺人を目撃しました。
レイの目覚めた場所はガラス張りの個室が多く並ぶ収容所。
仮面をつけて表情がわからない刑務官、多数の監視カメラなどがある特殊な場所でした。
ホブス所長(ジェームズ・カヴィーゼル)との面会時に連れてこられた際のできごとを説明し、避難コードを伝えましたが無視されてしまいます。
その後、レイの元にロットマイヤー(アーノルド・シュワルツェネッガー)という男が声をかけ、困った時は頼るようにと言いました。
脱獄を計画するため、懲罰房に入りたいと言ったレイ。
ロットマイヤーはレイを殴って二人とも別々の懲罰房へ連れてかれますが、そこは目も開けてられないほどの光と、光による熱で高温となる過酷な部屋でした。
懲罰房から出てぐったりとしたレイは医者(サム・ニール)に診断してもらい、現在地を聞いてみます。
医者は答えず・・・
レイは次の作戦へ。
ロットマイヤーを信用し、今度は直径8センチの金属片を持ってくれば脱獄させると言います。
彼は所長に面会をし「マンハイム」という重要人物の情報を伝えると言いましたが、挑発をしただけで罰としてホースの水を飲まされてしまいます。
そして気絶したフリをして地面に埋まっていた金属の蓋を入手しました。
レイは地上へ向かうため再びケンカを起こして懲罰房へ。
ロットマイヤーはワザと騒いで所長の気を引き、レイは床の開口の錆びさせて膨張したネジを金属蓋で外します。
下に降りて配管並ぶ通路をたどって登りきった先は予想外にも巨大な船の上だということでした。
戻る途中、配管が壊れて水が流れ出し水浸しになった騒ぎに乗じて、バレずに戻ることができました。
300メートルの長さと高さは50メートルの船からどう脱出するか…
レイはロットマイヤーに相談する際に過去を語り始めます。
検察官だった頃、収容所に送った犯人が脱獄し子供が殺されたのです。
そのため刑務所の問題点を調べていたのでした。
諦めないレイはペンと眼鏡を入手して、北極星の位置を把握するための機器を作ります。
しかし、監視に怪しまれ呼び出された先で、所長にレイの正体がバレていると知ります。
仕方なくロットマイヤーからマンハイムの居場所を聞き出すことを条件に、そのままの独房へ戻すよう伝えます。
嘘の情報を伝えたためタイムリミットが迫り、囚人のジャベド(ファラン・タヒール)に話をし協力を要求。
ワザと脱獄の情報を所長に流し、交換条件にムハンマドの崇拝者だった彼は、神に祈るために甲板に出ることに成功。
北極星の位置を書き込み、そこから船の場所はモロッコの沖合であると推測できました。
「大脱出」最後のラスト結末
温和で優しい医者にレイは事情を話し、証拠に脱獄の問題点を挙げた著書の「ヒポクラテスの誓い」のページを伝えます。
確認した医者は彼を信じ、明日の朝5時に合流するよう通信機器から一通のメールを出したのでした。
C区で暴動を起こすよう嘘の情報を所長に伝えたため、受刑者全員を調べ始めます。
そこに所員が集まったため、別な場所で暴動を起こして甲板へ逃げるレイ、ロットマイヤー、ジャベドの3人。
しかし、扉を封鎖されてしまい、やってきた追手によりジャベドが撃たれて重傷。
死を覚悟した彼は囮になって所長たちを引きつけ、射殺されます。
機関室に向かったレイの前に敵が現れ、それを退けて艦内の電源を切ることに成功。
扉のロックが解除されたため、ロットマイヤーは甲板へ。
迎えに来た彼の仲間のヘリコプターの元へ駆け、レイを待つため銃器で追手に応戦。
レイは別ルートとしてタンクの排水を利用して海へ脱出に成功します。
ヘリから降ろされたハシゴを登りますが、所長が彼らを見つけて撃ち始めます。
レイは機転を利かせ、艦上にあったタンクを撃って爆破させたのでした。
逃げ切った2人はシディ・イフニの南へ10キロの地点でジェシカと合流。
ロットマイヤーの娘であった彼女はCIAに潜入していたのです。
マンハイムはロットマイヤー自身であり、父を助けるべくレイを送り込んだと説明されて納得しました。
そして、レイの上司であるクラークが裏切り者と分かり、彼を車ごと中から脱出できないコンテナに乗せて海の向こうへ。
レイは復讐も完了し、次の仕事の話を聞くのでした。
THE END
「大脱出」の見どころ
シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの共演ということでワクワクしながら見れました。
この作品から二人の共演作がいろいろと作られましたが、これがふたりのファーストコンタクトになる作品です。
「この先どうなるの?」というハラハラと、諦めないレイたちの姿勢に応援せずにはいられないストーリー。
そして銃撃戦や格闘戦といったアクションも所々にあってかっこ良かったですね。
刑務所が舞台のストーリーはスタローン主演の「ロックアップ」を思い出しました。
さすがにあの頃のような肉体的アクションは少ないものの、「ロックアップ」よりも、脱獄の手口からロットマイヤーの正体まで、色々とストーリーで驚かせられながら楽しめる作品でした!
単なるアクション俳優から演技派になっていくふたりの今後が楽しみです。