映画「ゾンビ・サファリパーク」は、ジェシカ・デ・ゴウ主演、スティーブ・バーカー監督の2015年のイギリス・スペイン映画です。
そんな、映画「ゾンビ・サファリパーク」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末について紹介します。
ジュラシック・パークのゾンビ版といったところのホラーアクション映画です。
「ゾンビ・サファリパーク」スタッフ・キャスト
■ スタッフ
監督: スティーブ・バーカー
製作: シャーロット・ウォールズ他
脚本: ポール・ガーステンバーガー
撮影: ロマン・オーシン
音楽: ザカリアス・M・デ・ラ・リバ■ 主要キャスト
アーチャー:ダグレイ・スコット
メラニー:ジェシカ・デ・ゴウ
ルイス:マーティン・マッキャン
ヴァレリー:ジャッサ・アールワリャ
エレン・リス
クレア・グース
「ゾンビ・サファリパーク」あらすじ
ゾンビを孤島に隔離してゾンビ狩りを楽しむという「リゾート」が人気を集めていました。
しかし、何者かが「リゾート」のシステムにウィルスを仕かけたためにセキュリティが制御不能となり、島中にゾンビが解き放たれてしまいます。
さらに「ブリムストンプロトコル」が発動され、島は5時間後に自動的に空爆されることに。
あれ、これってジュラシック・パークの・・・
「ゾンビ・サファリパーク」ネタバレ
メラニーの父はゾンビに襲われて死ぬ直前にビデオレターを残しており、「生き抜くためには強くなれ」そう言い残しました。
彼女はゾンビに対してトラウマを持っていましたが、父の言葉を胸に「リゾート」というゾンビハンティングを開催している島へ行くことを決意しました。
恋人のルイスと共に島への船へ乗る直前、難民を助ける「ホープ・フォー・ユー」の船に集まる人たちの中に、ぬいぐるみを持った少女がいたのを見送りつつも島へ行く船へ。
到着すると豪華なホテルとプール付き部屋があり、案内人がオリエンテーションの参加を促します。
銃を撃つ練習のためにゴーグルとイヤーマフを装着しつつ、メラニーは初めて持つ銃を何とか扱うことができました。
夜になりお客が集まるパーティーが始まる中、リゾートの運営責任者のヴァレリー・ウィルトンが「なぜこの島に?」と皆に問いかけました。
復讐や殺しを楽しむという人々が歓喜しながら応え、ヴァレリーは「ゾンビとの戦争に勝った打ち上げパーティーだと思って楽しみましょう」と言って締めくくります。
それを見ていたメラニーは浮かない様子…
次の日、メラニーは職員のトムの車に乗ってゾンビの射撃ポイントに着いた際も撃とうとはしませんでした。
彼女は自分のことをまっすぐに見たゾンビが恐ろしくなって、ルイスに来るのは間違いだったとこぼします。
一方、同じチームだった他のメンバーはゾンビを撃って楽しむものも多くいる中、噛まれると感染してゾンビになるため気を付けること、10年前のゾンビだから足が遅いということ、頭を狙って仕留めることという説明を受けたりしていました。
その頃、本部のコンピューターの制御室ではヴァレリーがシステムの異常の報告を受けたため、調べさせているとシステムがダウンして拘束されていたゾンビが解放される事態に発展。
同時に空爆のための緊急措置である「ブリムストン・プロトコル」が発令されて数時間後には火の海に…
逃げようとした職員たちですが次々とゾンビに襲われ、ヴァレリーは一人で部屋に隠れました。
「ゾンビ・サファリパーク」セイディ
そうとは知らずにメラニーはチームメイトのセイディに父親がゾンビに殺されたこと、ゾンビには良心があるのではという話を打ち明けていたのです。
するとセイディは、奪われた魂が「ゾンビ」と名付けられた地域の話があることから、彼らは人間と同じではないかと話します。
のんびりと過ごしていた2人ですがそこに1体のゾンビがやって来たため、思わず叫ぶと他のメンバーが助けにきました。
しかし周りはゾンビに囲まれており、各自銃を持って身を守りつつも掃討。
トムは本部に報告の無線を入れると、ブリムストン・プロトコルが発令されたと知って急いで港へ逃げなければと言うのです。
間に合うルートを地図で見つけ、銃の扱いに慣れていたアーチャーを先頭にメラニーたちも歩き始めます。
ジャックの友達のアルフィーが殺されたり、トムの同僚のマイクがゾンビになっていて襲ってきたり…
一同は不安に駆られつつも先へ進むと、今度はトムがゾンビに噛まれてしまい、ルイスは彼を銃で撃ちました。
メラニーはそんな彼を軽蔑の目で見て、どうしてこんな事態に陥ったのかと嘆きます。
するとアーチャーはセイディが怪しい行動をしていたことを話し出し、彼女はゾンビが解放されるとは思っていなかったと打ち明け始めました。
ヴァレリーの演説時にセイディは不正のIDカードを使って司令部に忍び込み、コンピューターへハッキングをしてプログラムをインストール。
秘密裏にされていたデータをダウンロードしたのです。
彼女はゾンビの権利を主張する団体の一員であり、リゾートを閉鎖に追い込むためだったと言いますが、メンバーは各々に怒りの声を上げ、メラニーは「付いてきたいならくればいい」と素っ気なくします。
セイディは嘆きつつも再び共に歩くのでした。
地図の示す建物に辿り着き、ゾンビが歩き回っている中を静かに移動する一同…
途中、ジャックが怯えて立ち止まってしまい、セイディは彼を心配して共に迂回しつつ皆と合流しようとします。
彼女は途中で噛まれてしまい、決意したかのように盗んだデータをジャックに渡して走らせ、間一髪のところで彼は合流に成功。
メラニーはセイディが亡くなったことを悲しみましたが、空爆まで残り1時間…
地下を進むと真っ暗で広い部屋には無数の格子があると気付き、迫りくるゾンビにより今度はジャックが襲われてしまったためアーチャーが銃でとどめを刺しました。
次の部屋には「ホープ・フォー・ユー」と書かれたテントが並び、見覚えのあるぬいぐるみと少女が…
ゾンビ化している彼女を見て、難民を救っていたはずのヴァレリーの企業が、彼らをゾンビにしていたと分かります。
そして、新しいゾンビだと足が速く危険なため、熱した部屋でゾンビの老化を加速させていた…
真実を突き止めた一同ですが、数多のゾンビが彼らを襲い、ルイスが一人で逃げてしまいました。
「ゾンビ・サファリパーク」ラスト最後の結末
それを見てアーチャーはゾンビを食い止め、メラニーに後を追わせます。
残り15分となり、地上に出たメラニーはルイスがゾンビに噛まれたことを知って、持っていたハンドガンを渡しました。
彼はそれを顎に構えて自害し、一人になったメラニーはようやく司令部に到着。
そこには隠れていたヴァレリーがおり、緊急脱出口に急ごうと言いますがメラニーは彼女の悪行を責めます。
新秩序の中でビジネスを始めただけと主張するヴァレリーは、メラニーの銃を奪おうとした際にゾンビに気付かれて殺されました。
空爆開始の警報が鳴り響く中メラニーは外へ出て走り続け、大量のゾンビが彼女の後を追います。
空にはドローン戦闘機が多数通過しながら爆撃をし、メラニーは寸での所で崖から海へ飛び降りて生き延び、ヘリコプターに救われて生還しました。
後日、ニュースでは250人の犠牲者が出たことや、リゾートのしてきたことを報道し、メラニーはインタビューで「リゾートは人類が生み出した罪であり、人間性を失ったのでは…」と答えつつ、その場を後にします。
そのニュースをテレビで見ていたのは、もう一人の生き残りであるアーチャー…
世界はまだゾンビに脅かされているかと示唆しつつ、物語は幕を閉じました。
THE END
「ゾンビ・サファリパーク」見どころ
ストーリーは完全に「ジュラシックパーク」のゾンビ版です。
しっかり管理されていたゾンビが制御不能になってしまい大混乱するストーリー。
ゾンビ狩りができる島という設定がおもしろかったですね。
これまでのゾンビ映画とはちょっと違うのは、そこのゾンビは意図的に作られたモノ。
元は難民だった人達だったのです。
難民救済を謳っていた運営会社は、実は裏で難民をゾンビ化させていたという事実に驚きます。
ゾンビが悪という設定が映画の後半で覆されるのが面白いです。
また、もともとスローモーだったゾンビ達が、後半はメッチャ動きが早くなるので、ゾンビに追い回されるシーンは手に汗握ります。
このゾンビのスピード感はこちらの作品を思い起こしますね。
今作はまったく新しい視点のゾンビ映画なのでゾンビ好きな方はぜひご覧になってください。