「野球少女」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!

映画「野球少女」ネタバレ あらすじヒューマン

映画「野球少女」はイ・ジュヨン主演、チェ・ユンテ監督の2019年の映画です。

この映画「野球少女」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。

プロを目指す少女の終わりなき挑戦を描いた青春ドラマ「野球少女」をご堪能ください。

 

「野球少女」あらすじ

チュ・スイン(イ・ジュヨン)は、子供の頃から野球をやるのが好きな女の子でした。

その才能は、メディアでも取り上げられ『天才野球少女 チュ・スイン』は、大評判!

しかし中には、スインを疎ましく思う者も、“野球は男のスポーツである”と。

リトルリーグや中学野球の、どんなに厳しい練習もやり抜いたスイン。

高校でも野球を続け『韓国で20年ぶりに高校野球 女子選手誕生』と、メディアは注目。

学校長や大人たちは、華々しいスインの快挙にイメージアップを目論んで大喜び!

ところが、その先にプロを目指すスインの真剣さを目の当たりにすると、怪訝な顔をします。

 
スインの家族は、父(ソン・ヨンギュ)と母(ヨム・ヘラン)、年の離れた妹・スヒョン。

家計を支える母は年中仕事に追われ、食卓に手の込んだ料理は並ばず貰い物の総菜ばかり。

プロ野球選手になるというスインの貫く性格は、父に似たのか!?

父は仕事にも就かず年がら年中、宅地建物取引士の資格を取るため勉強に勤しみ、不合格でも諦めません。

高校三年生のスインは進学も就職も頭になく、選択肢は“プロになる”たった一つ。

真っ直ぐな気持ちを分かってくれるのは父だけ、母は現実を見て欲しいと思っています。

 
この日、野球部員が揃うと、誰もがソワソワして落ち着きがありません。

その理由は、プロ野球球団から指名を貰えるかどうか?今日で彼らの将来が決まるのです。

結果を知る野球部監督(キム・ジョンス)は、たった一人の名前を呼びました。

ジョンホ(クァク・ドンヨン)、彼はスインと子供の頃から野球を続けた男子生徒です。

スインが指名を貰えなかったと分かった母は、自分の職場への就職を望みました。

「好き放題は もう終わり、お父さんみたいにならないで…」と、キツく言い聞かせます。

彼女は・・・

 

「野球少女」ネタバレ

野球部に、新任コーチ ジンテ(イ・ジュニョク)がやって来ました。

プロの世界を目指すも結果を出せず、妻子とも別れくすぶっている男。

ジンテのことを良く知り、助け舟を出したのは野球部の監督です。

 
トライアウトを受けるつもりのスイン。

ところが、受付の男性が彼女を見るなり勝手に“書類審査で落ちた”と突き放します。

親友 バングル(チュ・ヘウン)は、納得いかない表情のスインに厳しい一言!

「目を覚ましな 合格する訳ない」

それはまるで、アイドルを夢見る自分自身に言い聞かせているよう!?

努力を惜しまないバングルも、壁にぶち当たりながら夢を追い続けていました。

 
スインの進路を心配する野球部の監督は、女子野球チームに所属する事を薦めます。

しかしそれはプロでは無く、スインにとっては何の意味もありません。

監督の厚意を無にするスインの態度を、快く思わないのは新任コーチのジンテです。

トライアウトに挑戦すると突っぱねるスインに「どうせ無理だ」と、冷たい言葉。

スインが天才野球少女と呼ばれる由縁は、女子選手では世界で数人しか居ない、130キロ前半の投球が出来るから。

自身も挫折を味わったジンテは、プロになるために必要な事が何か分かっています。

 
初めは、野球部に女子?と、驚いたジンテ。

それでも決して、スインが男性じゃないから無理だと言ってるのではありません。

野球部がグラウンドで練習していると、ジンテを見返すためにマウンドに立つスイン。

2ストライクを取られたバッター、するとジンテの一言で一転!ヒットを打ちました。

「実力が無い、力が弱すぎる」と、コーチになったばかりのジンテに、スインは再び苦言を受けます。

 
留年して、もう一年 プロを目指すチャンスを・・・

スインの頼みは、母には到底受け入れられず言い争う二人。

「ダメなら、諦めなさい 恥ずかしい事じゃない」それが母の口癖になっていました。

家計が苦しいのは、スインも分かっています。

それでも、プロになりたい!

他の野球部員よりも練習に励む、スインの指は血が滲んでいました。

 
“130キロを投げる女子選手”それはメディアには受けが良いし、周りも「凄いね」と。

しかし、どんなに追い込んでも、上がらない球速にスインは悔しくてたまりません。

プロ野球選手の道に進む幼馴染のジョンホは、スインの気持ちに気づけず傷つけた事を後悔。

中学までは、手も背丈もスインの方が大きかったし、野球だって・・・

何より、一生懸命 野球するスインに触発されたから、ジョンホは頑張れたのでした。

 
野球部のコーチ ジンテは学校長から、進路が決定しないスインを野球以外の道に促せと、無理難題を押し付けられます。

元妻に言われたのは「あなたは、選手の実力を上げられる コーチが性に合ってる」

夢を諦める悔しさを知るジンテは、自問自答し決意します。

「スインの球は、回転数が高い」

野球部監督の言葉もヒントとなり、スインと二人トライアウト挑戦、プロ野球選手への夢に向けて特訓が始まります。

 
「短所はカバーできない、そうするには長所を伸ばさないと…」ジンテは、考えました。

力やスピードで勝てないなら、打者のタイミングを外す球を投げればいい。

スインの長所である“高い回転数”と“回転数を抑えたナックル”を組み合わせる。

“速球じゃなく、相手に打たせない”という、明確な目標が見えたスインは猛練習!

心配して練習についてくる幼馴染のジョンホも、スインの凄さを改めて感じるのでした。

 
夢に向かって頑張る娘に刺激を受けた父も、宅地建物取引士の資格を絶対に取ると誓い試験に臨みます。

ところが、不正行為で合格を掴もうとした父は、その行為が見つかり警察に連行。

夫に娘、好き勝手に生きる二人に、疲れ果てた母の怒りは収まりません。

将来を見据えず、野球ばかりに熱中するスインのグローブを火に投げ込む母。

互いに、行き場のない苦しさを抱える母娘は、溜め込んだ思いをぶつけ合いました。

家族との暮らしを守るため必死で働いて来た母に、少しだけ歩み寄るスインは母の勤める作業工場で仮採用に。

作業服を着る娘、そのカバンに野球スパイクが入っている事に気づいた母は、そっと目を伏せました。

 
釈放され戻った父、その夜の食卓には母が作った豪勢な料理。

しかし、食べずに野球の練習に行ってしまうスイン、野球を諦めた訳では無かったのです。

更に別の日は、コーチのジンテが知るプロ野球団体の友人が行う試合に、登板させてもらえるとあって作業工場を抜け出すスイン。

暴投ばかりだったスイン流ナックルも決まり、8安打されても野球がやれて大満足!

ジンテはグローブをプレゼントし、幼馴染のジョンホからは爪を保護するマニュアルが。

しかも、トライアウトに挑戦できる事になり、スインにとって最高の日になりました。

そして、プロ契約したジョンホにとっても特別な日。

「リトルリーグから今まで、野球を続けてるのは お前と俺だけ」

そっと、エールをくれるジョンホに、スインは「サインして」と、ボールを渡します。

 
トライアウトに向け練習に励む娘の姿に、一生懸命に働くことを心に決めた父。

これまで働き詰めで、スインの野球をしている姿を見た事が無かった母。

トライアウトが行われる球場のスタンドには、コーチのジンテと幼馴染のジョンホ、そして母が来ていました。

スインと同じく、プロになる夢を持った女子選手 チョン・ジェイミー。

バッターボックスに立つ彼女は、ヒットを放ちスインにも勇気を与えます。

いよいよ、スインがマウンドに立つ時が来ました。

 
スインの球速ばかり見ている、球団関係者や他の選手たち。

100~130キロ前半だという事に失笑が漏れますが、スインはここから本領を発揮します。

バッターとの勝負で2ストライクを取ると、スインを笑った者たちにどよめきが!

見事三振に打ち取ったその投球に、球団監督はプロの選手をバッターボックスに立たせます。

その光景に、スインを潰されると感じたコーチのジンテは猛抗議。

球場に居るすべての者がスインを見つめて、女子選手のジェイミーも「ファイト!」と、声援を送ります。

 
そして、またしてもスインは素晴らしいピッチングを魅せ、2ストライク。

スイン流ナックルは開花し、最後は打ちあがった球をスイン自ら捕って三振にしました。

野球をして生き生きと輝く娘の姿に、胸が熱くなった母。

コーチのジンテに「…これが、果たして良いのか?女の子にできるのか…」と、尋ねます。

ジンテの答えは「可能性は低いです…スインが女子だからじゃなく、男子も同じ プロになるのは難しい…」

 
しかし、ジンテは続けました。

“スインが出来ないと言わないのに、周りが出来ないと決めつけてはいけない”。

日々の生活に追われ、いつも怒るだけだった。

しっかりと、娘のことを見てあげられなかったと感じる母は、スインに謝るのでした。

 

「野球少女」最後ラストの結末は?

数日後、プロ野球球団から連絡が来たスイン。

緊張しながら、良く話を聞くと“球団フロント”で社員として働いて欲しいとの事。

あくまで、剛速球を投げられる者が、プロになると言われ愕然とします。

「女性である事が、短所だったかも…」と、言い出す球団の代表者。

その言葉にスインは、“相手に打たせない”のが良い投手だと、コーチのジンテが教えてくれた言葉で言い返します。

そして「野球は、誰でも出来ます……女性か男性かは、長所でも短所でもない…」

スインは、自分は勝てる長所をしっかりと持っている!投球を見て下さいと伝えました。

 
プロへの道が開けなかったと、元気を無くすスイン。

コーチのジンテは、来年度の野球部への入部希望者に、女子生徒が居る事を教えます。

スインの背中を追って、同じように頑張っている者が居る・・・

 
後日、コーチのジンテとスインの母は、球団代表者と会っていました。

そこにあるのは『選手契約書』、スインはその力を証明し、プロ野球選手になるのです。

しかし、母には状況が飲み込めず、入団するために大金がかかると思い込んでいました。

それでも、娘が掴んだ夢!「二か月くだされば、何とか用意します」と、仕事を頑張ろうとする母。

一生懸命な母にジンテは、これは年俸だと告げると母は目を潤ませました。

夢の入り口に立ったスインの、挑戦はまだまだ続きます──

完。

 

「野球少女」見どころ

本作を鑑賞後、私は日本と韓国の高校野球、部活動の取り組み方などに違いがある事を知りました。

“野球を続ける”それが、いかに困難な事なのかを頭に入れて鑑賞すると、全容をより深く理解できるかもしれません。

国も年齢も性別も制限はない。

本作が、誰にも等しく呼び掛けたメッセージは「あきらめない。何があっても。」

熱血を前面に押し出すというよりも、内に秘めた強い想いが静かに描かれます。

 
ずっと野球と向き合って来たスインは、実在した一人の女子野球選手がモデルとも。

主人公・スインを演じたのは、イ・ジュヨン。

彼女の活躍を知っている方は多いと思いますが、私は本作そして最近やっとドラマ『梨泰院クラス』を観始めた新参者です。

イ・ジュヨンは、とても魅力的で今後も期待!是非、追って行きたいと思っています。

 
「プロになれなかったら?」という問いも、スインの答えは「あきらめない」の一つだけ。

どんなに壁が高くても絶対に弱音を吐かないスインも、見守る人々にも確かに情熱を感じられます。

ひたむきなスインに負けないよう、同じく野球を続けて来た幼馴染のジョンホ。

スインと同じように、諦めたくない夢を持っている親友・バングル。

そして、スインの長所を伸ばし短所をカバーした、名コーチのジンテ。

ナックルボールではトライアウト合格は無理と、弱気なスインに掛ける言葉は「第1号になれ」

速球こそが全てと思っていたスインも、ジンテの的確な指導で投球も心も成長します。

トライアウトに挑戦して、バッターを打ち取るスインは観ていてワクワク!

スインを馬鹿にして笑った連中を見返すのは、本当に胸がスッとします。

 
夢に向かって進むことの大切さを、十分に若者から教えてもらえる本作。

もちろん、スインには感動しましたが、年のせいでしょうか?

個人的に、本作で注目して欲しいのは、スインの母親を演じたヨム・ヘランです。

役の振り幅が広い名バイプレイヤーとしてもお馴染みの彼女は、怖くて優しい閻魔大王なんかもコミカルに演じちゃいます。

意地悪ばばあ感も強い女優さんですが、本作では正直 泣かされました。

そもそも、ソン・ヨンギュ演じる、お父さんがしっかりしないから!

愛する娘に野球を続けさせたいなら、万年受験生なんかしないで働けっつ~の!!

高校でスインが野球部に入部出来るように、父が土下座して頼んだというセリフも出て来ますが、知ったこっちゃないです。

仕事を頑張ってる「やめろ」と口うるさい母より、仕事もせず「頑張れ」と応援する父がいいに決まってる。

もちろん、娘が大切にしてるグローブは、絶対燃やしちゃダメ!

だけどスインは、ソレ絶対言っちゃダメな口撃して、母が涙を浮かべる表情は観ていて苦しい。

父がやらかした事は、ふんわり描かれるだけだし、もう少し母の苦労を分かってあげる描写も欲しかったですね。

 
スインが、トライアウトに挑戦する日。

甲斐性なしの父の身勝手なセリフは、多くの方が「お前が、それ言うな!」って突っ込みたくなるかも!?(母は働き詰めなんだ!)

※誤解が無いように加えますが、我が家は平和なので…あくまで本作への感想です。

ラストは、球団代表者にも怯まず、たくましく言い返すスインが、とうとうプロ契約を掴み取ります。

二軍ですが、ちゃんと年俸だって貰える!

ところが、母は提示された金額6000万ウォン(日本円で約550~60万)を“支払って”プロになれると勘違いしちゃいます。

それでも、娘のために一生懸命働いて、お金を払うと真剣な母!

その反応に私は「違う違う、お母さ~ん!」と、笑顔と涙が止まりませんでした。

 
なんだかんだ文句も言いましたが、結局は胸熱になって「観て良かった」と、心から思える映画です。

韓流ファンもそうじゃない人も、スポーツしてるしてないも関係ない。

夢がぼんやりしてる人にだって、心に刺さる言葉、名シーンが見つかるかも!

どうぞ、最後までご堪能下さい。

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