「アンロック 陰謀のコード」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「アンロック 陰謀のコード」ネタバレ あらすじ
ミステリー/サスペンス

映画「アンロック 陰謀のコード」は、ノオミ・ラパス主演、マイケル・アプテッド監督の2017年公開の作品です。

この映画「アンロック 陰謀のコード」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末と見どころについて紹介します。

CIA女性尋問官が罠にはめられる予測不能なストーリー「アンロック 陰謀のコード」をお楽しみください。

 

「アンロック 陰謀のコード」あらすじ

イギリス・ロンドンで、イスラム教指導者を仰ぐ、使者1名の身柄を拘束したCIA捜査官。

目的は、準備段階にある生物兵器テロを阻止するためです。

カギとなる使者と向かい合うのは、CIAで尋問官の経歴を持つアリス・ラシーン(ノオミ・ラパス)。

しかし、彼女に尋問を指示して隣室で待ち構える男たちは、CIA捜査官に成りすました偽物です。

 
アメリカ・バージニア州ラングレー、CIA(米国中央情報局)。

ロンドンで、使者1名の身柄を拘束したのは確かに彼らです。

しかし、彼らが擁する尋問官が急死。

そこで、ブランクはあるものの、ロンドン在住のアリス(ノオミ・ラパス)を代理に抜擢。

ところが彼女は、指示を出される前に尋問を始めていたのです。

CIA本部からの電話で、ハメられたと知った彼女。

それは、テロ計画に関わる重要な言葉の一部を、すでに偽物に告げた後のことでした。

 
脱出を図るも、共に非常階段を駆け下りた使者は射殺。

更に、助けを求めて駆け込んだ先では、元上司が武装した男に殺されます。

CIAの移送車を襲撃して使者を拉致、プロの犯行だとの捜査結果が届いた本部。

その後、連絡を絶っていたアリス(ノオミ・ラパス)から報告されたのは、使者と元上司の死。

本部は内通者の捜査を進めるも、二つの殺人に関わる彼女に疑いの目を向けていました。

そして・・・

 

「アンロック 陰謀のコード」ネタバレ

住人不在の、とあるマンションに身を寄せるアリス(ノオミ・ラパス)。

ところが、留守を狙った泥棒ジャック・オルコット(オーランド・ブルーム)が居ました。

リュックにピッキング道具が入る泥棒の、良く喋る口を塞いで俯く彼女。

死亡した元上司エリック・ラッシュ(マイケル・ダグラス)は、彼女の才能を信じてくれる人物でした。

数年前、拘束されたテロ首謀者を尋問した彼女は、自白を取りテロ事件を未然に阻止。

ところが、テロは実行され、犠牲者を出す最悪の結果をもたらしました。

自責の念に駆られた彼女は退任。

それでも、アリス(ノオミ・ラパス)が尋問官として復職するのを、彼は望んでいたのです。

深刻な状況にある彼女を守ろうとするのは、収穫ゼロの泥棒でした。

腕っぷしが強いジャック(オーランド・ブルーム)は、元海兵隊だと正体を明かします。

 
この騒動を知ったエミリー・ノウルズ(トニ・コレット)も、アリス(ノオミ・ラパス)を心配する人物。

MI5(英国情報局保安部)の指揮官で、テロリストの摘発に尽力する同志です。

更に、タクシー運転手で情報屋のアムジャド(トシン・コール)。

テロを阻止したいアリス(ノオミ・ラパス)は、彼らの力を借りて真相へと近づきます。

しかし、待ち受けていたのは、想定外の事実でした。

 
辿り着いた、モロッコ料理店。

ジャック(オーランド・ブルーム)が側近を倒し、店の奥へと進むアリス(ノオミ・ラパス)。

そこには、CIAがマークする、イスラム教指導者ハリル(マクラム・フーリ)が居ました。

しかし、ハリルが使者に託した伝言は、“生物兵器テロの中止”だと言うのです。

 
MI5のエミリー(トニ・コレット)の協力によって、新たな情報を掴んだアリス(ノオミ・ラパス)。

今から3時間後の18時、ブレントクロスの船小屋。

それは、使者とテロ実行の主犯デヴィッド・マーサーが会う場所でした。

ハリルを師と仰ぐアメリカ生まれのマーサーは、これまでも指示された事を確実に実行する厄介な男。

しかし、“テロの中止”が伝われば阻止できるのです。

すると、勇むアリス(ノオミ・ラパス)に、本性を見せたのはジャック(オーランド・ブルーム)でした。

“18時 ブレントクロスの船小屋”。

その情報は、あの日CIA捜査官を偽ったフランク・サッター(マシュー・マーシュ)に流れます。

腕が立つ敵ジャック(オーランド・ブルーム)との、激闘を制したアリス(ノオミ・ラパス)。

情報屋のアムジャド(トシン・コール)と共に、ブレントクロスの船小屋へ急ぎます。

しかし、この生物兵器テロの脅威は、すでに1人の少年の身に降りかかっていました──

 
ウイルスに侵され、隔離される1人の少年。

元気にサッカーをしていた少年は、蹴ったボールが入り込んだ部屋へ。

その部屋で行われていたのは、生物兵器テロに使用される時限式噴霧器の製作です。

ボールに驚いた防護服の男は試験管を落下、何も知らない少年はボールを取りに来ました。

苦しむ少年の姿に、MI5のエミリー(トニ・コレット)は胸を痛めます。

 
テロ実行の主犯マーサーと会う時間が近づく、ブレントクロスの船小屋。

イスラムの共通語であるアラビア語を話せる、アムジャド(トシン・コール)が使者となって桟橋で待ちます。
※使者の顔は明かされておらず、合言葉で認証するため可能。

車内で監視カメラの映像を注視する、MI5のエミリー(トニ・コレット)。

アリス(ノオミ・ラパス)は、アムジャド(トシン・コール)が立つ桟橋の下へ。

 
時を同じくして、CIA本部では使者が乗る移送車を襲撃した人物に辿り着きます。

その人物は、まさに船小屋の周りで銃を構える、MI5の狙撃チームに居ました。

そして、監視カメラの映像は途切れ、狙撃手が次々と仕留められます。

混乱の渦中にいるエミリー(トニ・コレット)に、CIA本部から着信。

伝えられた狙撃手ウィルソンは、ラッシュ(マイケル・ダグラス)を殺した男でした。

そして、モーターボートに乗ったマーサーが降り立った桟橋でも、緊急事態が発生します。

 
アムジャド(トシン・コール)は、イスラム教指導者ハリルの意思である“テロの中止”を伝えました。
※この時、アリスにはマーサーの顔が見えていません。

それを聞き「ありがとう」と答えるマーサーは、アムジャド(トシン・コール)を射殺します。

マーサーに“成りすます”のは、CIA捜査官と偽ったサッター(マシュー・マーシュ)の手下。

到着が遅れた本物の主犯マーサーに、使者として接触する手下は“テロの実行”を伝えました。

成りすましに気づき、狙撃手ウィルソンの銃弾を逃れたアリス(ノオミ・ラパス)。

サッター(マシュー・マーシュ)が現われると言うレストランに、急いで向かいます。

 

「アンロック 陰謀のコード」最後のラストの結末は?

人気のないレストランにやって来た、サッター(マシュー・マーシュ)。

彼を待っていたのは、首謀者ラッシュ(マイケル・ダグラス)でした。

泥棒役のジャック(オーランド・ブルーム)も、彼が仕組んだもの。

真実を知ったアリス(ノオミ・ラパス)は、裏切り者に銃を向けるも反撃に遭います。

そして、ラッシュ(マイケル・ダグラス)は、スタジアムの向かいにある建物へ。

 
今夜は、アメフト観戦に熱くなるアメリカ人が、スタジアムにたくさん集まっていました。

彼らが乗るエレベーターには、時限式噴霧器が仕込まれているのです。

何も知らないでエレベーターに乗る人々を、眺めるラッシュ(マイケル・ダグラス)。

ためらう事なく、リモコンのスタートボタンを押しました。

 
ウイルスが噴射されるまで5分。

追って来たアリス(ノオミ・ラパス)に気づくと、彼は身勝手な言い分を並べ立てます。

「…人類最大の脅威であるウイルスに政府は無関心……アメリカの防御力のテストだ」

そして、落下寸前へと追い込まれるアリス(ノオミ・ラパス)。

ウイルスが噴射されるまで30秒。

しかし、彼女は形勢を逆転させ、ラッシュ(マイケル・ダグラス)が落ちて行きました。

エレベーターに乗る人々や、アメフト観戦をする人々は歓喜の声をあげています──

 
ラッシュ(マイケル・ダグラス)の企みを阻止した、アリス(ノオミ・ラパス)。

彼女を容疑者と疑ったCIA欧州部門長ボブ・ハンター(ジョン・マルコヴィッチ)は、謝罪と共に仕事を与えます。

「マーサーが消えた、そのままにするつもりは無い…君は?」

テロリストの心理を読むアリス(ノオミ・ラパス)は、彼が潜伏すると思われるチェコ・プラハに飛びます。

そして、マーサーを見つけた彼女は一瞬で彼を仕留め、雑踏の中へ消えて行きました。

THE END

 

「アンロック 陰謀のコード」見どころ

強い精神力と、男顔負けの戦闘力を持つ主人公アリス・ラシーンを演じたのは、ノオミ・ラパス。

傷を負いながらも勇ましく戦う姿が超絶似合うノオミが、生物兵器テロを止めるために銃をぶっ放します。

CIA(米国中央情報局)やMI5(英国情報局保安部)までも、混乱の渦に陥れるストーリー。

そして、溢れんばかりの情報量が丸投げされる序盤は、観る者も混乱!?

 
ザックリと主人公のアリスを紹介すると、彼女はヨーロッパ生まれのアメリカ育ち。

尋問官を退くキッカケとなった、テロ事件が起きたのはパリ。

現在は、東ロンドンの地区センターにある就職斡旋所の職員というのが表の顔。

実のところは、ここで情報屋から入手したテロリストの潜伏先を、協力者に流して…

その協力者って言うのが、MI5のエミリー・ノウルズ(トニ・コレット)。

個人的には、ノオミ・ラパスとトニ・コレットの共演ってのも、本作の胸熱ポイントです。

どちらかと言えば面長な二人は、キリッとした表情が魅力的なカッコいい女性。

しかも、本作のトニは金髪ベリーショートで、男前度は100点満点なんです。

この髪型をチョイスした理由は、犬猿の仲のボブ・ハンター(ジョン・マルコヴィッチ)への負けん気の表われなのか!?

アメリカとイギリスで離れている二人が、画面越しに“リモート大喧嘩”するシーンは、微笑ましい限りです。

 
本作の重要なポイントである、裏切り者の候補にあがるトニとマルコヴィッチ。

ソレらしいイイ顔している二人に、結末を分かっていてもワクワクさせられるでしょう。

本編69分頃から、裏切り者のMI5部下(狙撃手ウィルソン)が、本格的に怪しい動きを開始。

標的にされるエミリー(トニ・コレット)は、銃弾を浴びました。

しかし、気合いの入った髪型のエミリーが、やられるはずがありません!

スカッとする鮮やかな反撃、アリスの窮地を救う場面はお見逃しなく。

 
そして、ハンター(ジョン・マルコヴィッチ)は最後までふてぶてしくて、可愛げのあるクソじじいです。(笑)

基本的にパワハラ気質なハンターは、今回のバイオテロを阻止したアリスにも上から目線のブレない男。

だけど、仕事で多忙な彼は、妻への優しさも持ち合わせている実は良いところもあるんです。

もちろん本編では、ちゃんと序盤から登場しています!

事件(テロ計画)は会議室(アメリカ)ではなく、現場(ロンドン)で起きているので、文面での登場は割愛させて頂きました。

 
さて、裏切り者候補であり、尚且つガチで裏切った男の紹介をしておきましょう。

アリスの元上司にして男女の仲も匂わせる、エリック・ラッシュ(マイケル・ダグラス)。

彼が登場した時点で「コイツが裏切り者だ!」と、認定した人は多かった事でしょう。

本編開始から30分ほどで退場されちゃうと、その考えは確固たるものに。

すると、次に出て来るのは、泥棒ジャック・オルコット(オーランド・ブルーム)。

アリスとバディに…ってパターンも匂うけど、敵だとバレる時は突然訪れます。

たった一言で墓穴を掘って、アリスと対決するジャック。

出演シーンは30分もないくらいですが、その最後はなかなか壮絶なんです。

しかも、ジャックが見事にやり遂げた仕事によって、心を惑わされた人もいた事でしょう。

 
本編59分頃、ジャックが連絡を取ったのは、CIA捜査官と偽ったサッター(マシュー・マーシュ)。

あのラッシュ(マイケル・ダグラス)が、裏切り者じゃない?

個人的には、初鑑賞の時にそんな考えも浮かび、ちょっとドキドキしました。

クライマックスに向けて、狙撃手ウィルソンに加えサッターの手下まで再登場!

だけど、悪~い顔したダグラス、やっぱり降臨!(笑)

「最近は穏健な指示ばっかりで…」と、アリスに愚痴るラッシュ。

“あのバイオテロ計画も中止になりそうだな~、そうだ!邪魔して実行させちゃお”。

簡単に言えばこんな気持ちで使者を拉致、病原体の噴射リモコンをポチッと押したんです。

コレで『アンロック/陰謀のコード』は、私の中で『ダグラスのご乱心』というタイトルに変換されました。

 
退場してから、およそ1時間も雲隠れしていたダグラスを、負け知らずなノオミが始末。

本作を最後まで観ると“尋問官アリス”というより、“殺し屋アリス”の物語、そんな印象が残るかもしれません。

ホントいい意味で、戦いで顔が傷だらけになるのが似合うノオミ・ラパス。

代表作と言えば、外せないのが『ドラゴン・タトゥーの女』ミレニアム3部作。

近年では、衝撃的な近未来を描いたSFアクション『セブン・シスターズ』。

『クロース:孤独のボディーガード』でも、その強さを堪能できるでしょう。

 
本作『アンロック/陰謀のコード』は、腑に落ちない事や、苦笑いしちゃうご都合主義も正直言ってあります。

だけど、一度はお試し頂きたい映画ですね。

もし一度目でハマらなくても、見直し鑑賞で面白さが伝わる可能性を秘めているかも!

どうぞ、最後までお楽しみ下さい。

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