「ランナーランナー」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末と見どころ

映画「ランナーランナー」ネタバレ あらすじ
ミステリー/サスペンス

映画「ランナーランナー」はジャスティン・ティンバーレイク主演、ブラッド・ファーマン監督の2013年公開の映画です。

この映画「ランナーランナー」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。

敵はカジノ王とFBI、大学生が挑む大逆転劇を描く「ランナーランナー」をお楽しみください。

 

「ランナーランナー」あらすじ

リッチー・ファースト(ジャスティン・ティンバーレイク)。

以前は投資会社に勤めていたけど、リーマンショックの煽りを受けて倒産。

現在は、名門プリンストン大学に通い、将来のために修士号取得を目指しています。

とは言え、社会人時代の高所得が災いして、奨学金は対象外。

疎遠になっている父ハリー(ジョン・ハード)は、ギャンブル依存症で借金まみれ。

貯金額1万7千ドルのリッチーが、学費を稼ぐ方法はアフィリエイトです。

 
しかし、友人を“オンライン・カジノ”サイトに、誘導したのがマズかった!

事実を知った学部長は「その行動は君のためにならん」と、一喝。

「僕は胴元じゃない!客をサイトに誘導した報酬は……贅沢のためじゃなく学費ですよ」

リッチーが正当性を主張しても、ギャンブル一切禁止の校則が立ちはだかります。

退学を避けるためにアフィリエイターを辞めるけど、一発逆転を狙うリッチー。

 
貯金を全額ぶっ込んで、卒業までに必要な学費6万ドルを稼ぐ方法はオンライン・カジノ。

“ミッドナイト・ブラック”という人気サイトで、運じゃなく計算尽くのポーカーで勝負!

5万ドルまで稼ぐと、しっかり6万ドル稼ぐまで降りる気はサラサラないリッチーは強気。

気が気でない親友の「そろそろ降りろ!」と言う、忠告も聞きません。

すると、明らかに対戦相手の勝率が上がり、結果はリッチーの惨敗。

将来のためにも泣き寝入りする気はない彼は、友人と共に不正操作の証拠を掴みました。

そして、期末試験もほっぽり出して、中南米コスタリカに入国。

さらに・・・

 

「ランナーランナー」ネタバレ

リッチーがボロ負けしたカジノサイトの拠点があるここで、パーティーが開催されます。

主催者は、カジノサイトを運営するアイヴァン・ブロック(ベン・アフレック)。

パーティー会場に来たリッチーは早速、監視カメラに向かって“サイトは詐欺だ”と挑発。

別に不正操作をネタに、脅す訳じゃありません。

ギャンブルは誰にもチャンスがある公正なものだと、助言するためです。

“証拠もある”、そう続けたリッチーは、計画通りアイヴァンの元へ連行されました。

名門大学に在学中の若者が調べ上げた、不正操作の証拠。

それを突き返すでもなく「感謝するよ…」と言って、アイヴァンは目を通します。

 
翌日、所有する船にリッチーを呼んだアイヴァンは、不正操作の事実を認めて謝罪。

リッチーら利用客を騙していた当該社員は解雇し、会社の意図ではないと説明します。

「詐欺の噂が立てば、サイトは終わりだから…」

世間に公表ではなく、自分に直談判したリッチーに感謝するアイヴァン。

リッチーの賭け金は、全て口座に返金しました。

更に、リッチーの境遇を調べたアイヴァンは、人生逆転のチャンスを持ち掛けます。

困っていた学費は全額支払い済み、リッチーの才能に8桁の年俸を保証すると。

「……成功したければ、行動しかない」と言う、アイヴァンの考え方に共感するリッチー。

彼を信じてコスタリカに残るとスグに頭角を現し、順調な日々を送ります。

 
ある日、町を歩くリッチーは、何者かに拉致されました。

運ばれた先で待っていたのは、FBI捜査官シェイバース(アンソニー・マッキー)。

「……顧客リストを盗んで、サイトを立ち上げた事に気づいてないか?」

オンライン・カジノ王のアイヴァン・ブロックを、逮捕するのがFBIの望みです。

詐欺や買収など、複数の容疑が掛けられているアイヴァン。

彼に信頼される新参者リッチーに目を付けたFBIが、スパイ役に選びました。

 
名門大学のリッチーを“やっかむ”一方、犯罪者を信じる彼を馬鹿にするシェイバース。

「…明日になっても非協力的なら、俺は引き金を引く」と脅して、リッチーを解放します。

リッチーがこの出来事を報告しても、アイヴァンに動揺はありません。

「……お前は、俺にそっくりだ」と言って、リッチーを奮い立たせるアイヴァン。

その堂々とした姿に、リッチーはFBIのシェイバースよりアイヴァンを信じます。

 
野心的なアイヴァンの影響を受け始めるリッチー。

譲歩ではなくハニートラップを仕掛け、大物アフィリエイターの獲得に成功しました。

罠に掛かった青年は「…アイヴァンの評判は、ガタ落ちらしいな」と、暗い表情。

50万人もの顧客リストを入手したリッチーを褒め称え、ボーナスを支給するアイヴァン。

しかし、リッチーの耳にまたしても「アイヴァンはヤバい」との、悪評が聞こえて来ます。

そして、FBIの動きも慌ただしくなり、お金より将来を大事にする仲間は出国しました。

以前、アイヴァンが言ったように、コスタリカはFBIの管轄外。

逮捕を免れ、賄賂がまかり通るからこそ、アイヴァンは拠点にしているのです。

 
アイヴァンから、重要な仕事を任されるリッチー。

賄賂が入る鞄を持って、この国のギャンブルを取り仕切る、エレーラ(ユル・ヴァスケス)に会いに行きます。

陽気なエレーラは新顔のリッチーを歓迎するも、カネが思った額より少ないと知ると豹変。

何も知らないリッチーは彼の手下に囲まれ、見せしめとして暴行されました。

この事態を報告されても、アイヴァンは悪びれもしません。

良好な関係だったエレーラに増額を要求されたけど、無視したのです。

しかし、面倒を起こしそうなエレーラの変化に、動き出すアイヴァン。

一方、命の危険に晒されたリッチーは、アイヴァンに失望します。

 
もとの暮らしに戻るため空港へ向かうリッチーに、またしても予期せぬ事が起こりました。

出国手続きの最中に、警官に別室へと連れられると鞄から発見されたのは麻薬。

無実を訴えるリッチーの前にやって来たのは、FBI捜査官シェイバースです。

「今さら帰るのは無理だ!……いつになれば、俺を助けてくれる?」

あまりに無茶苦茶なやり方に「警察も買収されてるだろ!」と、非難するリッチー。

この言葉に憤慨したのは、地元警察の巡査部長でした。

権力者がカネにまみれるこの国でアイヴァンを逮捕しても、何の解決にもならない。

彼らに目を付けられて、クビにされるだけだと苦々しい顔をします。

 
会社ではリッチーの同僚が、アイヴァンの詐欺の証拠を見つけていました。

オンライン・カジノサイト“ミッドナイト・ブラック”の実態。

利用客に支払われるはずの賞金を、別の利用客の口座から引き出して賞金に充てている。

その事実をリッチーに伝えた同僚は、その後もアイヴァンの悪事を調査します。

しかし、ある時を境に姿を見せなくなるのでした。

そして、リッチーにもアイヴァンの手から逃れられない事態が起こります。

あるカジノの監視カメラには、父ハリーが不正をしている姿が撮られていました。

リッチーの父を警察の手から守り、借金の肩代わりもしてやったと言うアイヴァン。

ギャンブル依存症で困った父でも、リッチーにはたった一人の家族。

恩を着せるようにリッチーに状況を伝えるアイヴァンは、関係を切らせません。

 
不安を募らせるリッチーを、アイヴァンのビジネスパートナーであるレベッカ(ジェマ・アータートン)が訪ねます。

彼女に好意を寄せるリッチーですが、過去にアイヴァンの恋人だった彼女を信用しきれずに居ました。

すると、“リッチーに罪をなすりつける偽装工作”も抜かりがない、アイヴァンの計画を伝えるレベッカ。

「アイヴァンは、1週間後にアンティグアに逃亡する」

起業から数年後、彼女もリッチーと同じようにアイヴァンに利用され、逃げられませんでした。

レベッカの情報を信じるリッチーは、泥沼から這い出ると彼女に約束します。

 
これまで稼いだお金を、惜しみなく賄賂につぎ込んで行くリッチー。

すべて順調、そう思われた彼の前にやって来たのは、FBIのシェイバースと地元警察の巡査部長です。

アイヴァンの悪事の証拠を、一切渡さないリッチーに怒り心頭!

またしても、リッチーを手荒な方法で脅すのでした。

 
町中を味方につけたリッチーが財産を全て出し尽くし、計画を実行する日は間もなく。

シェイバースはやっとFBIらしい仕事をして、失踪したリッチーの同僚を無事確保。

証拠を催促するシェイバースに、リッチーは「もっと、いい物を渡す」と、伝えます。

 

「ランナーランナー」最後ラストの結末

アイヴァンとレベッカが、高飛びする当日。

警察が突入すると会社はもぬけの殻で、最後まで彼は完璧でした。

そして、リッチーに「お前は逮捕される…」と電話で告げ、プライベートジェットで出国。

当然、ソレはリッチーには想定内のこと。

父ハリーと共に出国を図るリッチーも、空を飛んでいました。

 
目的地に到着すると、そこにリッチーが居ることに驚くアイヴァン。

しかし、悪びれない彼は「この国(アンティグア)にも、俺の息がかかってる」と、強気です。

すると「…ようこそ、プエルトリコへ!アメリカ合衆国の領土だ」と、リッチーは宣言。

アイヴァンに悟られないよう、窓のシェードを下ろしたレベッカ。

リッチーが最後の財産(賄賂)をつぎ込んだ、機長も約束を守りました。

「アイヴァン・ブロック お前を逮捕する!」

ずっと言いたかった台詞が、やっと言えたFBIのシェイバースはご機嫌です。

 
アイヴァンをパトカーに乗せたシェイバース。

次は、リッチーの事情聴取をしようとしますが、すでにレベッカと飛び立った後でした。

ところが、しっかりと約束を守っていたリッチー。

悪事の証拠が入るUSBメモリを、シェイバースに贈り物として置いて行きました。

怒りが吹き飛ぶシェイバースは「無罪だ!」と、笑います。

THE END

 

「ランナーランナー」みどころ

オンライン・カジノで、見事にカモられた学生リッチー。

「騙されて負けるなんて、絶対に嫌だ!」

異国の地・コスタリカに乗り込むと、予想外の方向へ人生が転び始めます──

 
いわゆる歓声や怒号、そしてカネが飛び交うカジノを舞台にした映画ではありません。

リッチーがカネを賭けるのは、オンライン・ポーカー。

PCの向こうの敵と駆け引きする、リッチーを囲む友達も一喜一憂。

ポーカー用語も使われますが、素人の私でも混乱しないほどサクサク進行します。

ちなみに、本作のタイトル“ランナーランナー”。

ポーカー用語で、“最後の2枚のカードで大逆転する”意味らしいです。

 
主人公のリッチー・ファーストを演じたのは、ジャスティン・ティンバーレイク。

個人的には、俳優での活躍は知っていますが、シンガーソングライターの彼の凄さを分かっていません。(ファン方々すみません!)

2010年代、彼の出演作は私が勤めていた映画館でも公開が続き、どれも楽しんだ記憶があります。

『ソーシャル・ネットワーク』『スティ・フレンズ』『TIME/タイム』

他にも出演作はありますが、私が胸アツになるのは『人生の特等席』ですね。

そして、およそ2年後に日本公開されたのが、本作『ランナーランナー』。

あくまで個人の感想ですが、率直に言えば心拍数が安定したまま観れてしまうような、物足りない映画です。

 
ベン・アフレック、アンソニー・マッキー。

更には、リッチーのパパ役ジョン・ハードの出演も、私にとって嬉しいのですが・・・
※出演作は多数ありますが、10代の私が出会った『ホーム・アローン』の主人公・ケビン少年のパパ役は永遠に忘れません。

本作のヒロインにあたる、ジェマ・アータートンも魅力が半減しているように思えます。

これも、あくまで個人の感想です!

タイミング悪く!?『人生はシネマティック!』の鑑賞を楽しんだ後に、『ランナーランナー』を視聴したからでしょうか・・・

 
ニュージャージー州の名門プリンストン大学に通う、リッチー(ジャスティン・ティンバーレイク)。

だけど、彼が頭脳明晰って感じられる場面はありません。

一発目にリッチーがカモられた時から、データを精査して不正を突き止めたのは友人。

もちろん、プレイヤーのリッチーは異変に気づくけど、あとは友人の話を聞くだけ。

コスタリカに住み着いてからも、仲良くなった同僚がアイヴァン(ベン・アフレック)の不正を調査するまで、リッチーはなにもしません。

人が良いのか何なのか、アイヴァンを妄信し過ぎていて、ある意味では教訓になる映画ですね。

リッチーがコスタリカに着いて、(前出の同僚に)言われる最初の言葉。

「…あいつ(アイヴァン)は“オズの魔法使い”だ! 誰も会えねえ」

だけど、結構あっさり会えます。(笑)

 
オンライン・カジノ業界に飛び込んで、それなりに苦い水を飲んだアイヴァン(ベン・アフレック)。

過去の出来事が嘘か真実かは分かりませんが、饒舌なアイヴァンにリッチーは惹き込まれて行きます。

ベン・アフレックの善と悪、どちらとも取れる表情は良いとは思います◎

ところが、ド頭から犯罪者断定を食らっていたり、30分も経たないうちに賄賂シーンがあるので緊迫感はありません。

ちなみに本作は、銃でのドンパチはなく、基本的に素手。

スケープゴートに利用するリッチーに、逃げられたくないアイヴァンの最恐兵器は!?

リッチーに恐怖心を植え付けるヤバいシーンは、是非本編でご確認下さい。

あの男も恐れをなして出国したソレが、もしかしたら本作の唯一の見せ場だと思う人も居るかもしれません・・・

 
アンソニー・マッキー演じるFBI捜査官シェイバースも、無茶苦茶すぎるから困ったものです。(笑)

素直に協力してくれないリッチーに、苛々しっぱなしのシェイバース。

どうしようもない捜査官だけど、最後は良い笑顔だから許して下さいね。

 
個人的に一番笑った!?のは、リッチーが仕掛けたハニートラップに落ちた、大物アフィリエイターの青年です。

なんとも浅はかな罠にストンとハマった彼は、リッチーを怒らず自分の愚かさを責める誠実な男なのです。

 
相手の裏をかく頭脳戦でも、ヒリヒリした心理戦でもなく、とことん賄賂が幅を利かせる映画。

“心惹かれる見どころ”を、お知らせ出来なかったとは思いますが、本作を楽しんでいる人はもちろん居ます!
※私自身は、寝そうでしたが。(すみません!)

巷に溢れる感想は「可もなく不可もなく」

そんな『ランナーランナー』とは、一体どんな映画なのか?

本編は91分サクサク観れるので、ご自身の目で確認してみるのもアリですよー!

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