映画「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」はジェフ・ゴールドブラム主演、スティーブン・スピルバーグ監督の1997年の映画です。
この映画「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」のネタバレやあらすじ、最後のラストの結末、見どころを紹介します。
前作から4年後を描いた「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」をご堪能ください。
「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」あらすじ
ジュラシック・パークの悲惨な事件から4年後。
「ジュラシック・パーク」があったヌブラル島の近くにあるソルナ島に、ある家族が立ち寄りその家族の娘が小さな恐竜、コンピ―の群れに襲われます。
主人公イアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)は、ハモンド会長(リチャード・アッテンボロー)に呼び出され、サイトAと呼ばれる「ジュラシック・パーク」とは別に、サイトBという恐竜を育てる飼育地があったと聞かされます。
4年前の事件以降、サイトA、Bどちらも封鎖され放置されていました。
そしてアミノ酸が自力で作れない恐竜たちは、酵素を与えなければ死に絶えるだろうと思われていました。
しかしサイトBでは恐竜が生存し繁殖し続けていたのです。
ハモンド会長はその調査をマルコム博士に依頼します。
マルコム博士はまたも過ちを犯していると反対しますが、古生物学者であり、マルコム博士の恋人であるサラ(ジュリアン・ムーア)が既に島にいることを知り、彼女を助けにマルコム博士も島へ向かいます。
そして・・・
「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」ネタバレ
島へ到着し、マルコム博士たち4人の調査隊はサラを探します。
彼らは恐竜たちの写真を撮っていたサラを見つけます。
合流した調査隊4人は、火が出ているのを目にし、急いでトレーラーへと戻ります。
原因はマルコム博士の娘が料理をしようとしていたためでした。
娘ケリー(ヴァネッサ・リー・チェスター)とも一緒に来ていたのです。
サラは、「恐竜は凶暴な爬虫類と思われている。親が子供を育てたりしない」と言われていることを反証したいと言います。
サラとマルコム博士はサラが勝手に島へ向かったことで口論になります。
そこへヘリコプターがやってきました。
マルコム博士はヘリコプターに乗って島から離れようと合図を出しますが、これは4年前の事件を揉み消したインジェン会社からの捕獲隊の派遣でした。
彼らは恐竜を捕獲しに来たのです。
彼らの最大の目的はオスのT-レックスの捕獲にありました。
捕獲隊の一部がT-レックスの巣を見つけます。そこにはT-レックスの子どももいました。
彼らはT-レックスを捕獲しようと、子どもをおとりにしおびき寄せます。
調査隊とケリーの5人は、インジェン会社の捕獲隊の基地に到着します。
調査隊の1人のニック(ヴィンス・ヴォーン)とサラは基地に潜入し、捕獲された恐竜たちを放ちます。
その結果、基地は恐竜によって破壊されてしまいました。
ニックはおとりにされていたT-レックスの子どもを見つけ、足が折れているからと治療するために、調査隊のいるトレーラーへと連れて帰ります。
ニックとサラは治療を行いますが、そこへ捕らえた子どもの母親T-レックスがやってきてしまいました。
子どもを探しに来たのです。
サラたちはT-レックスからの攻撃を受けますが、子どもを母親のもとに返すことで一息つきます。
しかし、T-レックスはまだ去っておらず、さらたちが乗っていったトレーラーを崖の下へ突き落そうとしました。
マルコム博士とサラ、ニックは必至にトレーラーにしがみつきます。
調査隊の1人が助けに来ましたが、そこに再びT-レックスが襲い掛かり、その調査隊を食べてしまいました。
トレーラーは崖の下へ落下しますが、サラ・マルコム博士、ニックはインジェン会社の捕獲隊によって救出されます。
無線も通信機も失った彼らは、ともに通信センターへと向かいます。
そこは肉食恐竜であるヴェロキラプトルの危険区域でありますが、彼らは通信センター目指して出発しました。
夜間、仮眠をとっていた調査隊らのもとにT-レックスがやってきてしまいます。
テントで寝ていたサラとケリーのもとへと近づくT-レックス。
サラの服に付いたT-レックスの子どもの血に反応していました。
1人の男性がT-レックスに気づき、叫び声をあげてしまいます。逃げ惑う調査隊ら。
彼らはT-レックスから逃げられたと思いきや、次にヴェロキラプトルの襲撃に遭ってしまいます。
これらの襲撃で捕獲隊の多くを失ってしまいました。
マルコム博士たち調査隊は本部ビル、そして通信センターを見つけます。
ニックは外部と連絡を取ることができ、救助を要請しました。
「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」最後ラストの結末は?
ニックを心配したマルコム博士、サラ、ケリーは彼を探しに通信センターへ向かいます。
しかし、そこでラプトルの襲撃に遭い、囲まれてしまいます。
ラプトルに狙われながらも調査隊の4人は、ニックが呼んだ救助ヘリに乗り込み、島から脱出することができました。
一方インジェン会社の捕獲隊は多数の死者を出しながらも、T-レックスを捕獲していました。
島を脱出しインジェン会社に戻った捕獲隊。
港で記者会見を開くべく、準備していました。
今回の捕獲作戦を指揮したハモンド会長の甥がマスコミを前にスピーチをしています。
その途中、T-レックスを乗せたベンチャー号の船が近づいてきましたが、船はスピードを落とさず、船員とは連絡が取れません。
T-レックスが錯乱状態に陥り、船員は全滅していたのです。
桟橋にぶつかり船は止まりますが、T-レックスが脱走してしまいます。
サラとマルコム博士は、T-レックスは再び子どもを探しに来ると予測し、別便で届いていた子どもを港へ移動させます。
船に子どもを乗せた2人は、迷わず海へダイブします。
ハモンド会長の甥も「子どもを返せ」と船に乗り込みますが、T-レックスの子どものもとへと近づいてしまったことから、T-レックスに噛まれ、さらには子どもにも狩りの練習として食われてしまいました。
マルコム博士はT-レックスとその子どもがいる倉庫格納庫の蓋を閉め、サラはその隙間から麻酔銃をT-レックスに打ち込みました。
T-レックスの乗ったベンチャー号は島へ戻されます。
インジェン社の前会長であるハモンド会長はコスタリカの環境保護局と協力し、あの島を人間から隔離して保護すると宣言します。
そして「人間の存在は不要」と恐竜たちをそっとしておいてほしいと伝えます。
その後のソルナ島では恐竜が再び元気に暮らしていました。
THE END
「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」見どころ
1993年の映画「ジュラシック・パーク」の続編である映画「ジュラシック・パーク/ロスト・ワールド」。
全体を通して、サラの追い求めていた
「T-レックスのような恐竜も子育てをし、母性がある。」ことが証明され、また前作のジュラシック・パークの悲惨な事件を経て、同じ過ちを繰り返す人間への批判、そして人間は自然に手を加えるべきではないという忠告のようなものを感じました。
T-レックスも暴れまわるものの、それは悪ではなく自然界における純粋な営みです。
そこに不用意に踏み込んだ人間側がおこした人災なのです。
生き生きと描かれる恐竜たちのリアルな存在感は前作をしのぎ、動きも俊敏でまったく違和感を感じさせません。
さすがスティーブン・スピルバーグ!
※ちなみにこの作品以降のジュラシック・パークシリーズにはスピルバーグは携わっていません。
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