「ラストレター」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!

映画「ラストレター」ネタバレ あらすじ
ラブストーリー

映画「ラストレター」は松たか子主演、岩井俊二監督の2020年の映画です。

この映画「ラストレター」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。

手紙の行き違いをきっかけに始まった恋愛、心の再生と成長を描く「ラストレター」をご堪能ください。

 

「ラストレター」あらすじ

1992年──宮城県白石市、同じ高校に通う姉妹がいました。

美人で頭も良く、生徒会長をしている姉・遠野未咲(広瀬すず)と、生物部に入っている妹・裕里(ゆうり=森七菜)。

そして6月、姉妹と同じ高校に、乙坂鏡史郎(神木隆之介)が転校して来ました。

未咲と同い年の鏡史郎は生物部に入部、先に知り合ったのは裕里です。

「乙坂です…」「遠野裕里です…」

裕里は、一目で鏡史郎に恋をしました。

 
放課後、生物部の活動で距離を縮める二人ですが、鏡史郎が気になっているのは裕里の姉・未咲。

クラスが違い、喋った事も無ければ、生徒会長として生徒の前で話す彼女は流行する風邪のせいでマスク姿。

「君のお姉さん、どんな顔してるの?」と、鏡史郎に聞かれドキッとする裕里。

写真を見せると言って、鏡史郎を学校近くの自宅へと連れて行きます。

縁側に座り、幼い頃の未咲の写真を見せられて苦笑いするしかない鏡史郎。

部活を抜け出して来た二人、鏡史郎は帰ると言って、空回りばかりの裕里。

学校へ戻る途中、バッタリ会った未咲に「仲良くデート?」と聞かれ、裕里は否定し、鏡史郎は未咲を見つめていました。

自分に向けるのとは違う目に、裕里は手を伸ばし未咲のマスクを外します。

はじめて未咲の顔を見た鏡史郎が、姉に恋をしていると裕里はハッキリ分かりました。

「あれですよ…ラブレターとか書いてみたらどうですか?私、渡してあげますよ」と、笑顔を取り繕う裕里──

 
未咲と鏡史郎が高校を卒業して25年が経った7月、未咲が亡くなりました。

置いて行かれた高校生の一人娘・鮎美(広瀬すず=二役)は、“鮎美へ”と、母が残した手紙を読めないまま。

未咲の実家、宮城県白石市の祖父母宅に飾られた遺影は、大学時代の綺麗な彼女です。

独りぼっちになった姪っ子に、心を痛める未咲の妹・裕里(松たか子)。

「ねぇ、お母さん。私しばらくここに居ちゃダメ?鮎美の話し相手に……」

そう言い出すのは、裕里の娘で中学生の颯香(そよか 森七菜=二役)。

祖父母(鈴木慶一 木内みどり)、そして鮎美と一緒に夏休みを過ごす事に決まりました。

そして・・・

 

「ラストレター」ネタバレ

小学生の息子・瑛斗だけ連れて仙台市内の自宅へ帰る裕里に、鮎美は未咲宛に届いた【高校の同窓会 案内状】を渡します。

「おぉ、懐かしい…これ、私が連絡しておくから」

調子よく引き受けた裕里ですが、いざ会場に行くと未咲の死を言い出せない事態に!

長い年月、そして震災のあと音信不通者も居たため、マドンナの未咲の登場に喜ぶ同級生。

気まずそうに席につく裕里は、遠くに乙坂鏡史郎(福山雅治)を見つけます。

元生徒会長の未咲(に扮した裕里)が、たどたどしい挨拶を終え、居心地が悪い会場をあとに。

すると、恩師・氏家(さとう宗幸)が当時の懐かしいカセットテープを流し、裕里に姉・未咲の声が聞こえてきました。

 
一人、帰りのバスを待つ裕里の隣には、気づけば鏡史郎が。

連絡先を交換する二人は“小説家”と“二人の子供が居る主婦”という現在を知ります。

身内以外は、伏せられたままの未咲の死因。

もちろん鏡史郎も知らず、とにかく色んな気持ちが混乱する裕里はこの場から逃げたい!

鏡史郎は「覚えてない?」と、小説の話をしますが、裕里には何の事かさっぱり。

やっと来たバスに、そそくさと乗り込む裕里を鏡史郎は見つめていました。

 
そして、姉・未咲を今も想うメッセージが、裕里のスマホに届きます。

更に、帰宅した裕里のスマホを、夫の宗二郎(庵野秀明)が見たから大変!

“25年間 ずっと君に恋してます”

どんなに「先輩が、お姉ちゃんと勘違いしてる!」と言っても、問答無用!

スマホを水没させられ、夫婦仲が最悪になった裕里。

その怒りをぶつけた手紙が、東京に住む鏡史郎に届きました。

 
“拝啓 乙坂鏡史郎様  ……主人があなたとの事をちょっと誤解したみたいで……”

手紙には、彼女の住所は書かれてなく“一方的な手紙でごめんなさい”とだけ。

別の日に届いた手紙には、夫・宗二郎が勝手に飼い始めた犬の話。(浮気妻・裕里への罰!?)

そして、また別の手紙には、もうじき取り壊される裕里たちが通った高校の写真が同封されていました。

 
夏休みだからと言ってダラける息子・瑛斗と、犬の世話、図書館勤めの日々を過ごす裕里。

そこに、義母・昭子(水越けいこ)までやって来たから心は休まりません。

どうやら昭子も高校時代の同窓会に出席したようで、旬なネタに裕里をジロッと見る夫・宗二郎はこんな事を言い出します。

「初恋の人には、会えましたか?」

裕里は動揺し、昭子は「そんな人、いない いない!」と、笑いますが……本当は居ました。

義母の初恋相手は、高校時代の英語教師・波止場正三(小室等)。

神社にお参りし、ゆっくりと散歩する正三と昭子を見つけた裕里は尾行開始!

すると、運が良いのか悪いのか、ぎっくり腰になった昭子と救急車に乗る羽目になり、裕里は正三とも顔見知りに。

 
同じ頃、祖父母宅に居る未咲の娘・鮎美と裕里の娘・颯香は、“乙坂鏡史郎”から届いた手紙を読んでいました。

“拝啓 遠野未咲様 この度は…本当に“ご愁傷様”としか言いようが…やはり僕のせい…”(鏡史郎としては、夫婦仲を悪くしたし犬まで…)

「この人、霊界と文通してる?」と、おどける颯香。

未咲(に扮した裕里)から届く一方的な手紙に、鏡史郎は卒業アルバムを取り出し彼女の実家の住所に返事を送ったのです。

すると「返事、書いてみない?」と、大人たちには内緒で文通をしてみる鮎美。

“拝啓 乙坂鏡史郎さま 私との事、どのくらい覚えていますか?……”

“拝啓 遠野未咲様 君の事をどれくらい覚えているかと聞かれたら それはまるで昨日の事のように……”

こうして鏡史郎は、高校時代に未咲と裕里に出会った日の事。

未咲に淡い恋心を抱いた日々を手紙に書き、“東京都新宿区⇔宮城県白石市”の、やり取りが始まりました。

 
ぎっくり腰の義母・昭子の面倒を、自宅で見る事になった裕里。

“義母の初恋”を思わぬ形で知った気まずさと、痛みを我慢してまで書いた正三への手紙。

つまり、“ラブレター”を投函する係になった事を、手紙に書き鏡史郎に送りました。

好きな人への想いが書かれた手紙を、受け取り渡す……

それは、高校時代の裕里が出来なかった事でした。

──「あれですよ…ラブレターとか書いてみたらどうですか?私、渡してあげますよ」

鏡史郎(神木隆之介)が、姉・未咲(広瀬すず)に恋していると気づいた裕里(森七菜)は、そんな事を言って手紙を受け取るように。

しかし、何通も書いたはずの手紙が、未咲に届いていなかったと知り怒る鏡史郎。

「お姉ちゃんに渡してないだろ。俺に事 からかったのか?」

「…昨日、渡しました」と、緊張している裕里は、一通の手紙を渡しました。

“センパイのことが好きです……。 遠野裕里”

それは、妹の気持ちを知った姉・未咲に、背中を押された裕里が鏡史郎への想いを書いた手紙でした。

「ごめん…知らなかった…」

「…はい」

二人の小さな声、裕里は溢れる涙を見せないように下を向きます──

 
義母・昭子の手紙を投函して数日。

一向に返事が来ない事を心配する裕里は、初恋相手・正三の家を訪ねました。

あの日が原因で、正三も右手を怪我したと知った裕里。

再び、思わぬ形で義母が書いたラブレターの内容を知ります。

書かれていたのは英語の文章、それも愛の言葉などでは無い、まるで授業を受けているようなシッカリしたもの。

同窓会で再会した恩師と教え子、昭子が書いた英文を正三が添削する約束をしたのです。

正三に指導され代わりに添削する裕里は、ほんの少し義母の気持ちが分かった様子。

「これ、楽しいですよ!お義母さん、このひと時が楽しかったんですね、きっと」

 
義母・昭子の手紙を持って正三の家を訪れるようになった裕里は、ここで鏡史郎宛の手紙を書いていました。

“拝啓 乙坂鏡史郎様 私の妹のこと 覚えていますか?……”

すると、あの頃の思い出話をする裕里は、ある名案が浮かびます。

それは、正三の家の住所を借りて、鏡史郎と手紙をやり取りすると言うもの。

“……もし返信したい場合は 以下の住所なら……。 仙台市泉区…”

こうして、一方的だった文通は、返事が来るかもしれないドキドキ感に変ります。

 
そして、いつものように正三の家で手紙を書いていると来客が……

裕里が玄関を開けると、そこには乙坂鏡史郎!?

同窓会に来たのが“妹の裕里”だと、本当は気づいていたと打ち明けます。

「ねぇ、未咲は?今どこに居るの?実家?」

「…姉は、亡くなりましたよ」

心を病み、自死を選んだ未咲。

裕里と鏡史郎は高校卒業後、大学時代の未咲に起こった出来事を話します。

 
恋心は実り、大学時代に未咲と付き合う事が出来た鏡史郎。

二人が恋人同士だったと、初めて知った裕里。

しかし、鏡史郎と未咲の別れはスグに訪れ、後に未咲が付き合ったのは阿藤陽市という男。

一人娘・鮎美の父親です。

非道な阿藤が繰り返す暴力に、心と体を壊した未咲。

阿藤がどんな男なのか一切話すことは無く、家族とは疎遠に。

ボロボロになった未咲を連れ戻せたのは、幼い鮎美が裕里たち家族に助けを求めたからでした。

 
阿藤は音信不通になり、心を回復できなかった未咲は……

「悔しいな…あなたが結婚してくれてたら…」と、裕里の鏡史郎を見つめる目が潤みます。

未咲への想いを綴った、鏡史郎の小説『未咲』を、読みたいと言う裕里。

既に絶版なったソレを鏡史郎から貰った裕里は、失恋したあの日を思い出します。

 
未咲から届いた古いハガキを頼りに、仙台のとある住所へ向かう鏡史郎。

そこは、未咲と阿藤がかつて暮らしたアパート、出て来たのは坂江(中山美穂)です。

阿藤の子供を妊娠中の彼女は未咲を知っていて、部屋には『未咲』がありました。

坂江に連れられ、飲み屋で阿藤(豊川悦司)と再会した鏡史郎。

今も好き勝手生きている阿藤は、未咲が自死したと聞かされ静かに頷き目を伏せます。

ろくでもない自分を変えられるのは未咲だと、彼女に近づいた阿藤。

しかし、純粋な未咲を見るたび自分自身に嫌気が差し暴力、変われませんでした。

 
阿藤を責める鏡史郎ですが、開き直った阿藤から浴びせられる辛辣な言葉に何も言えません。

鏡史郎が書けた小説は、『未咲』たった一冊だけ。

未咲と別れ、時が止まった鏡史郎は、喪失感から抜け出せず今もくすぶったままでした。

飲み屋を出て、うな垂れる鏡史郎に坂江が「これにサインして」と、『未咲』を見せます。

自ら売れない小説家と、卑屈な笑いを浮かべ生きて来た鏡史郎。

坂江に「この本、面白い?」と聞かれても「さあ、どうですかね」と、弱々しい返事をするだけ……

 
白石市にやって来た鏡史郎は、未咲たちと通った間もなく取り壊される高校へ。

写真を撮り、ふと外に目をやると、あの頃の未咲と裕里の姿に思わず走り出します。

「あの、君たちさ…」言葉に詰まると、「…鏡史郎さんですか?」と、尋ねる鮎美。

そして、未咲と裕里の娘だと挨拶する鮎美と颯香は、嬉しそうに微笑みました。

母・未咲を想う鏡史郎の気持ちを分かっている鮎美は、彼と母を会わせます。

 

「ラストレター」最後ラストの結末は?

未咲の実家、変わっていない縁側。

大学時代の綺麗な未咲の遺影を見て、手を合わせる鏡史郎。

──ラブレターを読み、鏡史郎(神木隆之介)に惹かれ始めていた未咲(広瀬すず)は、卒業生代表の言葉を一緒に考えて欲しいと相談しました。

二人きりの時間が、少し照れ臭い鏡史郎。

そして、「小説家になれるよ、きっと」未咲が言った言葉が、鏡史郎の背中を押します──

 
「サインしてもらっても、いいですか?」

本棚には『未咲』、前から“乙坂鏡史郎”を知っていた鮎美は、文通してみたかったのです。

高校時代に鏡史郎から貰ったラブレターを、宝物だと言って未咲は大事に取っていました。

鏡史郎に想いをぶつけ、溢れ出す涙が止まらない鮎美。

20年ぶりの再会は、やはり悲しいものでしたが、あの日から時が止まっていた鏡史郎を動かします。

見送る鮎美と颯香の姿に、優しい笑顔になる鏡史郎は写真を撮り白石市から仙台へ。

そして、実は悩みを抱えていた颯香も、鮎美を見て勇気が湧いたようで仙台の自宅へ帰って行きました。

 
裕里が勤める、図書館を訪ねた鏡史郎。

一冊のアルバムを渡された裕里は、そこに鮎美と颯香が写っていて驚きます。

「いろいろ話したよ…」と言う鏡史郎と、笑い合う裕里は安堵した様子。

もう一度、小説を書く力が生まれそうな鏡史郎に、裕里はエールを送ります。

「…信じるものを、追い掛けて下さい。あなたは私のヒーローだから」

図書館を去る鏡史郎、すると何かを思い出した裕里は慌てて呼び止めました!

「これ、サインもらって、いいですか?」と『未咲』を取り出します。

 
母・未咲が残してくれた、手紙の封を開ける鮎美。

入っていたのは一枚の原稿用紙、未咲と鏡史郎が考えた卒業生代表の言葉でした。

──体育館のステージに上がり、スピーチの練習をする未咲(広瀬すず)に「ばっちり!」と、声を掛ける鏡史郎(神木隆之介)。

そして卒業式当日、二人が考えたメッセージが伝えられました──

未咲と鏡史郎が、生涯大切にしたい高校時代。

そのメッセージは、きっと鮎美の心にも届いているでしょう。

完。

 

「ラストレター」見どころ

観終わった時、心がじんわり温かくなる、“手紙”そして“大切な人”が繋いだ優しい物語。

正直、その展開に「何で?」や「んな訳ないでしょ!」と、言う方もいるでしょう。

それでも、冷めた目で観るのはもったいない位、素敵な作品だと個人的には思うのです。

 
宮城県の美しい自然が、健やかに育つ子供たちを見守っている!

実は、宮城県出身の私は、勝手に誇らしい気持ち。(贔屓目で薦めてる訳では無いですよ)

監督・岩井俊二の出身地でもある宮城県、ゆかりがある方々には嬉しくなる場面がたくさん出て来ます。

でも、やっぱりこの物語を最高の作品に出来たのは、素晴らしいキャストあってこそ!

特筆すべきは、ナチュラルな魅力を振りまき、びっくりするほど透明感がある森七菜。

そして、広瀬すず、その佇まいにあなたの心は揺さぶられるでしょう。

田舎の風景に馴染んでいて、本当にそこで生きていそうな彼女たち。

ほんのささやかな表情や仕草も、絶対に見逃してはダメですよ。

 
現代パートはもちろん、1992年の高校生だった頃の未咲と裕里、鏡史郎のシーンはキラキラ感が半端ない!

先輩の鏡史郎(神木隆之介)に恋している、裕里の不器用さは可愛くて、ほろ苦い失恋に胸がギュってなる。

学校の階段で「小説家になれるよ、きっと」と鏡史郎に未咲が伝えるシーンは、観ているこっちまで、何だかくすぐったい気持ちに。

ピュアな恋模様は、本当に心が洗われます。

 
“おばさん裕里”を演じた松たか子も、自然体で近所に住んでそうで、本作でも安定の存在感。

“高校生の裕里”や“娘の颯香”は、“おばさん裕里”にそっくり。

松たか子=森七菜は見事に成立していて、笑いあり涙ありの裕里の人生を勝手に想像すると、とっても愛おしい女性です。

そして、裕里とその夫・宗二郎(庵野秀明)は、本作のコメディ担当と言ってもいいでしょう。

鏡史郎(福山雅治)との浮気を疑う宗二郎が、裕里と繰り広げるバトル!

漫画家の宗二郎は、次回作のために犬を二頭も飼い始めました。

犬種はボルゾイ!スラッとした長い足、大きな狩猟犬は“ボル”と“ゾイ”と命名。

めっちゃ可愛いボルと散歩中、裕里は義母・昭子のデート現場を目撃する事に!

この時、裕里と一緒に小学生の息子・瑛斗と友達の加藤兄弟も尾行します。

クソ生意気な!?加藤兄弟の言葉に、あたふたする裕里も注目して下さいね。

 
鏡史郎と裕里が、英語教師・正三の家で再会する瞬間は“ドタバタ裕里”ですが、そのあと物語は重いトーンに変って行きます。

小説『未咲』を初めて手にした裕里が、“未咲になって手紙を書いた時間”に感じた気持ち。

あなたはどう感じるでしょうか?是非、本編で裕里の言葉を聞いてみて下さい。

 
同監督の映画『Love Letter』(1995年)をご覧になった方には、豊川悦司と中山美穂の出演も胸熱でしょう。
※個人的に『Love Letter』の、秋葉茂の方が好きですけどね。

阿藤の言う事が図星すぎるし、凄みが強烈で…。

眩しすぎた未咲との時間、(もはや呪縛に囚われた!?)鏡史郎に人生を再び歩むキッカケをくれたのも未咲です。

鮎美と颯香(とゾイ)、鏡史郎が出会うシーンはノスタルジー感満載で、太陽の光も然る事ながら、二人の少女からキラキラが溢れ出てます。

もちろん福山雅治の涙もグッと来ますが、ここからは広瀬すずの独壇場!

ホント、涙腺が弱い人は号泣必至です。

母と娘の支えになった鏡史郎からのラブレター、母を想う娘の言葉。

このシーンを、全く知らないと言うあなた!

「絶対にセリフのネタバレは、もったいない!!」のでしません。

感情のままに泣いて泣いて前を向く、そして場面転換したら、ピュアな中学生・颯香の悩みが明かされます。

ちっぽけだけど、この年頃にはとっても大きな悩み!そんな颯香にキュン♪

本作の森七菜は、激的に可愛すぎるので要注意ですよ。(どんな悩みかも、是非本編で!)

 
まだまだ語り尽くせないほどの、名場面がたくさん詰まった『ラストレター』。

色褪せない思い出や未来を想う、一度は観て欲しい“岩井俊二の世界”をどうぞご堪能下さい。

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