映画「12人の優しい日本人」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!

映画「12人の優しい日本人」ネタバレ あらすじコメディ

映画「12人の優しい日本人」は、塩見三省主演、中原俊監督の1991年の映画です。

この映画「12人の優しい日本人」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

三谷幸喜脚本による傑作法廷劇で、二転三転するストーリー「12人の優しい日本人」をご堪能ください。

 

「12人の優しい日本人」あらすじ

楕円形の会議用テーブルに椅子、黒板、ソファーが置かれた一室。

無作為に選び出された男女が陪審員1号~12号となり、これから審議するのは【殺人事件】

ザックリとした、審議の概要はこうです。

“夜の国道で口論、泥酔状態の元夫に襲われ突き飛ばした元妻。

元夫は、走って来た大型トラックにはねられ死亡、果たして元妻の行為は正当防衛なのか?”

という事なのですが、情に流され他人の意見に流される陪審員たち。

彼らは、目撃情報にも踊らされながら、全く考えもしなかった事実にたどり着くのでした。

笑いあり!涙あり!?の人情喜劇のはじまりです・・・

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「12人の優しい日本人」ネタバレ

1号(塩見三省):「喫茶の出前とります、飲み物だけだそうです…順番にどうぞ」

白いポロシャツに紺色のジャケット、陪審員長を務める彼は40歳の真面目な体育教師。

喫茶店のマスター・3号(上田耕一)と、主婦・8号(山下容莉枝)がサポート役にまわります。

 
49歳の3号は甘党で、じつはアル中。

こっそりパフェを注文し、審議が荒れて来ると隠し持った酒を飲み出す情緒不安定な面が。

29歳の8号は被告と同じ5歳の子持ちで、フワッとした長い髪に花柄ワンピース。

コロコロと意見を変える、自分の考えが無いタイプで性格もフワフワ系!?

持論を述べる時や決を採る時は、何故かリボンの付いた白い帽子を被る不思議ちゃん。

 
飲み物を頼み番号順に着席、テーブルの真ん中にはアル中・3号の手土産〈甘栗太郎〉。

1号(塩見三省):「……と言うわけで…」

10号(林美智子):「ぅおっほ…ゴホゴホ…すみません」

隣に座る、11号(豊川悦司)のタバコの煙に咳き込みます。

11号(豊川悦司):「禁煙じゃないんでしょ」

派手な柄シャツに薄い色の付いたサングラス、細見の長身で怖そうな男!

50歳の淑女・10号と向かい合う、28歳・メガネの優しい会社員・2号(相島一之)が席替え。

[お誕生日席]に座る、1号(塩見三省)の隣へ10号が移動し仕切り直しです!

 
審議前に必読する『陪審員ハンドブック』は「端折っちゃえ!」と、ガヤの声で省略。

評決は、全員一致が原則!そうじゃ無ければ評決不一致で、別の陪審員に引き継がれます。

1号(塩見三省):「被告は有罪か?無罪か?…では、無罪だと思う人?」

なんと、陪審員全員の手が挙がり評決は『無罪!』

早々に終わり気の抜けた陪審員たちに、何故か2号(相島一之)が待ったを掛けます。

予期せぬ事に驚きますが、早過ぎてまだ飲み物も届いてなかったので話を聞く事に。

 
2号(相島一之):「皆さん、本当は無罪だと思って無いのでは?…僕は有罪に一票入れます!」

彼自身も無罪に挙手したのに、突拍子もない事を言い始めザワつく陪審員たち。

この発言で再び審議する事になり、彼らはもちろん不満顔です。

 
仕事が山積み、会社からの呼び出しに大慌ての34歳、セールスマン・6号(大河内浩)。

彼にとって不毛な審議中〈ダヨーンのおじさん〉を、陪審員ハンドブックに描き上げます。

独身、角刈り頭・7号(梶原善):「被告は21歳、青春真っ盛りですよ…!」

威勢の良い職人の彼は、美人なのに苦労して昼夜問わず働く被告が可哀想と情に訴えます。

2号(相島一之):「被告の外見に誤魔化されちゃダメ…人を殺したら罪になるんですよ!同情で無罪にするのは、間違いです」

30歳、仕切り屋・12号(加藤善博):「ちょっと、話まとめましょう!いいですか」

そう言って、グイっと身を乗り出します。

隣の[お誕生日席]に座る1号(塩見三省)は、陪審員長の座を取られないよう警戒強化!

自分の意見を言えない者、ハッキリと意見する者、人の意見に便乗する者。様々ですが、2号(相島一之)VSその他11人の戦いが本格化します。

 
61歳のおじさん・4号(二瓶鮫一):「無罪の理由…フィーリングかな……」

終始無罪を主張するチョット気弱な普通のおじさんは、あとあと重要人物となります。

37歳、強気なキャリアウーマン・5号(中村まり子)は、メモ魔で論理的。

メモに書いた状況説明は悠然と話しますが、じつは人に影響され易く打たれ弱いようです。

 
【事件の概要】

被告・21歳、離婚歴のある美人シングルマザー。

被害者・取り立ててイケメンでもない32歳の男・無職、被告の元夫。

金、女、酒を飲むと暴力を振るうサイテーな元夫は、被告とヨリを戻したがっていた。

事件発生の数時間前、自宅で子供と過ごしていた被告は元夫に電話で呼び出されます。

駅前の〈居酒屋・ 大自然〉に出向き、18時30分から20時まで話し合いに応じました。

決別したい被告は帰宅しようとしますが、諦めの悪い元夫はあとを付いて来ます。

被告が走って逃げると “泥酔状態” で追いかける元夫。

国道まで走ると元夫に追いつかれ、2人は缶ジュースを飲んで再度話し合いをする事に。

事件現場となったソコは、人通りも少なく周りは何も無い見晴らしの良い大きな国道です。

興奮状態の元夫が襲い掛かり車道にハミ出し争う2人、そこに大型トラックが接近。

被告が “元夫を突き飛ばし” 20時20分、接触した元夫は死亡。

 
【被告の証言】

・元夫が、一方的に暴力を振るった。
・「“死んじゃえー!”」とは言っていない。
・大型トラックの存在、ライトの光にも気づかずクラクションは聞こえなかった。
・争う最中、元夫の顔に一瞬 悪魔の表情がよぎった。
・恐怖で気を失いそうで、よく覚えていない。

 
【目撃者・元夫をはねた大型トラック運転手】

・車道にまでハミ出て “争っていた2人に気づき、クラクションを鳴らした”。

【目撃者・車道を挟んで向かい側の歩道を歩いていたオバさん】

・“2人は対等に争い、むしろ被告の方が主導権を握っていた”。
・「“死んじゃえー!”」と、叫んでいる被告の声が聞こえた。
・関わりを避け争う2人に構わず歩き出し、彼らの方向へ進む大型トラックとすれ違った。
・その直後 “クラクション” そして、急ブレーキが聞こえた。
・振り返ると停車したトラックの前に倒れる元夫、その傍らに被告が立っていた。

 
仕切り屋・12号:「命の危険を感じた被告が、元夫を突き飛ばしたのは皆認めてる。あとは正当防衛かどうか」

ここで、被告と目撃者・オバさんの証言の違いが取り沙汰されます。

仕切り屋・12号:「あのオバさんの証言は信じられない…タダのお喋りなババアとみた!」

2号(相島一之):「“死んじゃえー!” って叫び声を聞いた目撃者は嘘を吐く理由が無い!…でも、被告は偽りの証言をする事で正当防衛に…無罪になるんですよ!」

有罪を主張し、オバさんの証言を信じて疑わない2号(相島一之)。

ひと通り発言が終わると、背を向ける素性不明な男から思いがけない意見が出ます。

 
11号(豊川悦司):「…どうせ執行猶予が付く……面倒な手続きを省いて無罪」

これには、2号(相島一之)以外の誰もが納得、いい落としどころと盛り上がります。

1号(塩見三省):「決でも採りますか?」

2号(相島一之):「一票でも有罪が増えていたら、話し合いを続けましょう!」

 
12人の無記名投票の結果は11対2?

二票の有罪は2号(相島一之)の不正と発覚し審議終了…しかし、何故か面白がる人物登場!

51歳、堅物の紳士・9号(村松克己):「無罪撤回、私は有罪!」

振り出しに戻ったところで、飲み物とパフェが届き一時休戦です・・・

 
休憩中、話題は「(当時の)相撲の若花田と貴花田、どっちが先に横綱になる?」

和やかな時間を過ごしますが、話は変わって正当防衛説を覆す仮説が飛び出します。

堅物紳士・9号:「〈居酒屋・大自然〉から、事件現場までは2.5㎞。32歳・元夫は泥酔状態で、陸上経験者の21歳・被告を走って追いかけた。どう見ても元夫の分が悪い、そんな状態の人間を大型トラックの前に突き飛ばした…」

目撃者・オバさんの聞いた「死んじゃえー!」も、殺意を立証すると主張します。

あーだこーだと議論を続け休憩は終わり、12人のバトル再開!

 
強力な味方!堅物紳士・9号も加わり、新たに浮上した【計画殺人】を説く2号(相島一之)。

黒板に描かれた〈居酒屋・大自然〉と被告の家、事件現場になった国道までの周辺地図。

これで、被告らが辿った経路の不審点を見直します。

現場の国道、夜は人通りも無く、スピードを上げた車が走行する殺人に打って付けの場所。

“逃げるフリして、わざわざ回り道をした” 被告が、元夫を現場に誘導したと力説します。

〈居酒屋・大自然〉を出ると、交差点を右折した被告。

その交差点を直進すれば、近所には被告の家があったのに、敢えて国道に続く道を選んだ。

 
堅物紳士・9号:「陸上経験者の被告が、何故追いつかれた?作為的……君はどう思う?」

キャリアウーマン・5号:「私、有罪に変えます」

淑女・10号:「ワザと逃げて殺すなんて…そんな酷い考え…あなたの心は歪んでいる」

ネジくれ曲がった考えで、どうしても被告を有罪にしたがる2号(相島一之)を憐れみます。

おじさん・4号:「被告は…自販機でジュースを買っている…確か “ジンジャーエル”」

走ってくたびれた元夫を見兼ねてジュースを渡すなんて、優しい人間だと言います。

こうして、2号(相島一之)と堅物紳士・9号、キャリアウーマン・5号が有罪…ところがッ!

堅物紳士・9号:「私は無罪!」

紳士はカンフル剤の役目を終えご満悦、そんな彼にキャリアウーマン・5号は唖然とします。

 
おじさん・4号:「被告は家を出る時、子供がお腹空かないようにピザを頼んでるんだ!」

被告は優しい母親だと、有利になる事を話そうとする4号ですが事態は悪い方へ。

「家に早く帰るつもりだった」と証言している被告、それにも拘らず何故わざわざピザを?

堅物紳士・9号:「ピザを頼んだという事は、帰りが遅くなると予測した…」

おじさん・4号:「余計な事、言っちゃいましたかな」

2号(相島一之):「家を出る前から、殺すつもりだった…!」

堅物紳士・9号:「ハハッ!有罪に一票」

その意見に仕切り屋・12号と11号(豊川悦司)らも有罪に動き、再び決を採ると6対6。

まだまだ、続きそうです・・・

 
2号(相島一之):「え~、無罪の皆さん…被告の殺意が証明されたのに、どうしてまだ…?」

無罪派のアル中・3号は〈甘栗太郎〉を一つ取ると「栗が…そう言ってます(笑顔)」

その態度に2号(相島一之)がブチ切れ、スッと笑顔が消えた3号は栗を持ったまま硬直!

角刈り頭・7号(梶原善):「あんた、カミさんは?」

2号(相島一之):「いますよ…ヨシコです…」

角刈り頭・7号:「この幸せ者!」

自分と同じ年齢、外見も中身もクズな元夫が何故モテる?と、妬んで無罪を主張する7号。

独身男の恨み節を炸裂する7号に、こんな返事が返って来ます。

2号(相島一之):「今は、独り…別居中なんです」

 
夕方を知らせるチャイムも鳴り、あまりの長丁場に疲れ果てる陪審員たち。

その中に、まだ『無罪』の理由、意見を述べていない者が1人いました。

2号(相島一之):「あの~陪審員長、どうして無罪なんですか?」

1号(塩見三省):「4年前に、陪審員やった事あるんですよ……評決は有罪、死刑に…」

経験者だからこそ言える後味の悪さ、ソレを聞き静まり返る陪審員たち。

11号(豊川悦司):「傷害致死罪で有罪に…殺意は無かった、ソレでいいじゃないですか」

堅物紳士・9号:「建設的な意見だな」

2号(相島一之):「反対です!」

おじさん・4号:「傷害ナントカだと、罪軽いんですか?」

11号(豊川悦司):「おそらく執行猶予」

仕切り屋・12号:「ほとんど、無罪みたいなもんですよ!」

1号(塩見三省):「それでは、挙手で行きましょう…傷害致死罪で有罪だと思う人?」

説き伏せられた2号(相島一之)も、渋々手を挙げ・・・有罪11人?

 
今度は、どうしても無罪としか思えない人物が混乱させます。

おじさん・4号:「有罪とは思えない…フィーリングかなぁ」

評決不一致なら、他の陪審員に引き継がれ【殺人罪で有罪】になるかもしれない。

ソレを回避して【傷害致死で有罪(執行猶予)】で、手を打とうとしているのですが。

淑女・10号:「やっぱり、私も何かが違う気がする…」

無罪を主張する4号と10号、でも胸に引っ掛かるソレが何なのかが分かりません。

審議続行です・・・

 
11号(豊川悦司):「ソレが何なのか?見つけてみよう……弁護士なんだよ、俺」

無罪派の2人にそっと告白した11号、彼が弁護士と知り2号(相島一之)に緊張が走ります。

 
11号(豊川悦司):「ピザを取りませんか?」

【ピザを頼んだ=帰れないと知っていた】そうとは限らないと、疑問を投げかけました。

被告は[最小サイズでも大きい事で有名な・ドミソピザ]に、ピザ1枚を頼んだ。

〈居酒屋・大自然〉からスグ帰宅して、5歳の息子と被告が2人で食べるためだったのでは?

「30分以内に配達出来ないと料金半額!」のドミソピザを、証拠品として取る事にします。

 
次に、被告と目撃者・オバさんの証言の食い違いを検証。

結局「オバちゃんは争う2人の事がよく見えていない、思い込みが激しい!」に皆が賛同。

「死んじゃえー!」で争っていると判断したオバさん、でも被告は言っていないと否認。

11号(豊川悦司):「聞き違いと思い込み、コレはオバちゃんの二大要素じゃないんですか!」

堅物紳士・9号:「じゃあ、何と聞き違えたんだ?」

おじさん・4号:「…ジンジャーエル?!!死んじゃえー…」

被告が元夫に買ったのは、ジンジャーエル・・・騒然となる陪審員たち。

アル中・3号:「怒ってたんですよ、被告!何でこんなモン買いに行かせるのよ!って」

激しい口調で「ジンジャーエール…死んじゃえー!ジンジャーエー!」と連呼、大興奮!

キャリアウーマン・5号:「…あのオバさん、よく証人席でも聞き間違えていました」

オバさんの証言は、当てにならないと無罪が優勢に!

 
しかし、まだ大型トラック運転手の証言があります。

【車道にまでハミ出て 、争っていた2人に気づきクラクションを鳴らした】

被告は元夫に襲われている時トラックに気づかず、クラクションも聞こえなかったと証言。

淑女・10号:「運転手が、嘘をついていたら」

1号(塩見三省):「例えば、運転手は眠ってたんじゃないですか…バレたらマズいから嘘を」

 
ガシャーーン!!!

11号(豊川悦司)が突然大きな音を出し、驚いた陪審員たちが一斉に振り向きました。

11号(豊川悦司):「人間は、大きな音がした方を向く」

オバさんの証言で、11号は運転手の嘘を暴き始めます。

大型トラックとすれ違った後、大きな音がしてオバさんは振り返りました。

目にしたのは既にはねられていた元夫、事故が起きた後の状態です。

11号(豊川悦司):「もし、クラクションが鳴れば、ソノ音で振り返り事故の瞬間を見たはず。好奇心のカタマリのようなオバちゃんが、クラクションの音に振り返らない訳がない!」

オバさんの証言した「クラクションが聞こえた」は、激しい思い込みと見なし却下。

【クラクションを鳴らした】は運転手の偽証、オバさんは急ブレーキの音だけ聞こえた!

 
おじさん・4号:「運転手が居眠りしてたとしたら、コリャ問題ですな」

仕切り屋・12号:「あのオバちゃんには参るね、嘘ばっかり…」

堅物紳士・9号:「酔っ払いを、トラックに突き飛ばした事には変わらない!」

アル中・3号:「…元夫は、本当に酔ってたんですかね?…あそこは、焼うどんが美味しい」

〈居酒屋・大自然〉は、吞兵衛でも食べ物が目当てで行く店だと盛り上がります。

しかし、被告も元夫は酔っていたと証言をしていました。

11号(豊川悦司):「酔ったフリをしてたんじゃ?…どんな時そうする」

おじさん・4号:「気まずい時だ!」

 
あの日、元妻である被告に、復縁を迫るため呼び出した元夫。

気まずいから酔ったフリをした、陪審員の男たちは「あるある」と納得!

さらに、衝撃的な意見が飛び出します。

仕切り屋・12号:「酔っていない元夫は、自分からトラックに飛び込んだ…」

【争う最中、元夫の顔に “一瞬” 悪魔の表情がよぎった】

【恐怖で気を失いそうで、よく覚えていない】と言う被告。

接近するトラックのライトに照らされた、元夫の必死の形相を “一瞬” 目にした被告。

彼女は、トラックに背を向けた状態で抵抗するのに精一杯。

一方、トラックが近づいている事に気づいた元夫は…。

 

「12人の優しい日本人」最後ラストの結末は?

おじさん・4号:「自殺!人生に絶望して、奥さんにも復縁断られて……」

陪審員全員が無罪になる中、1人納得しない男がいました。

2号(相島一之):「自殺なんて馬鹿げた話…被告はワザと遠回りしたじゃないですかっ!」

おじさん・4号:「思い出したよ…赤だったんだ!」

〈居酒屋・大自然〉から出た先は、スクランブル交差点。

「元夫に追われ、逃げるために被告は一生懸命走っただけ!」と、陪審員たちは大興奮!

アル中・3号:「ピザ届きました~♪(笑顔)」

ドミソピザの配達員(近藤芳正):「デカい、ウマい、早いがウチの取り柄ですから!」

そのサイズのデカさに、陪審員たちは感心します。

 
1号(塩見三省):「…無罪だと思う人!」

執拗に食い下がる、1人が手を挙げません。

2号(相島一之):「…彼女、罰せられていい人間なんだ…どうして分からないんだっ!夫を捨てるような女に、同情はいらないんだっ!!!…」

11号(豊川悦司):「ここで裁かれているのは被告なんです、あなたの奥さんじゃない」

その言葉に、2号(相島一之)は我に返ったようです。

 
やっと評決が出て、守衛(久保晶)が封鎖していた出口を開けます。

一目散に退室し仕事へ向かう、セールスマン・6号。

仕切り屋・12号や角刈り頭・7号たちは、このまま飲みに行くようです。

アル中・3号は、残った〈甘栗太郎〉を守衛にプレゼント。

12人が思い思いに、それぞれの帰路へと着きます。

 
おじさん・4号:「いや~、弁護士さんが居てくれて助かった」

11号(豊川悦司):「アレ、嘘…役者なんですよ…すいません」

1号(塩見三省):「全員一致で無罪!」

守衛:「ご苦労様でした!」

 

「12人の優しい日本人」見どころ

日本では、2009年5月に施行された “裁判員制度”。

今作『12人の優しい日本人』が公開されたのは、この制度が日本には無かった1991年。

【もしも日本に “陪審員制度” があったら?】

映画『十二人の怒れる男』へのオマージュ作品として、多くの方の記憶に残る名作です。

 
変人!?ゆえに愛される、三谷幸喜が描く会話劇に登場する陪審員は流石のクセ者揃い!

大御所や三谷作品の常連、ブレイク前の豊川悦司まで。

誰一人として見逃す事なく、個性的な12人全員をシッカリと観て笑って下さい!

 
開始早々、頼む飲み物もホットコーヒー、アイスコーヒー、コーラにバナナジュース。

“とびきりグリーンなソーダ水=メロンソーダ” にパフェ、さらにはヤクルトまで。

「ヤクルトあるんかいっ!しかも3人が注文」この先、波乱しかないでしょう!

 
上田耕一(甘党のアル中・3号)の、佇まいや顔芸に是非ハマって欲しい♪

甘栗太郎を黙々と食べたり、苦手な議論に唐突な豹変!パフェで落ち着きを取り戻します。

ひたすら紙に “有罪・無罪” と書いて「〇で囲むだけ」と、得意気なアル中・3号。

でも「ここは、挙手で…」と、サクッと却下され静かに着席…随所で哀愁がダダ漏れます。

二瓶鮫一(普通のおじさん・4号)も、本当にナチュラル!

「彼女は別れた旦那から、復縁を迫りゃれてましたね……口まわんねぇや」と悔しがる。

「途中で言ってるコト分からなくなったら、ごめんなさいよ」この前置きも4号っぽい。

全員アドリブでしょ!と思う程、審議中なのにやっている事が自由過ぎる人たちです。

 
帽子を被りクネクネ「むうう~ざい」と、意見をボヤかす山下容莉枝(フワフワ系・8号)。

鼻血を流す程追い詰められてしまう、純粋で天然!?可愛らしい林美智子(淑女・10号)。

中村まり子(キャリアウーマン・5号)が魅せる、本当は繊細な独身女の良縁を願います!

バナナジュース好き!?仕事人間、隣の7号とジャレる大河内浩(セールスマン・6号)。

逝ってしまった名優、村松克己( 堅物紳士・9号)と加藤善博(仕切り屋・12号)。

ゴチャゴチャと面倒くさいケド頼りになる、周りにこんな人いませんか?

 
舞台から引き続き同じ役を演じた、安心、安定の相島一之(2号)と梶原善(7号)の掛け合い!

冒頭の冷たい印象から一転 “無罪” へ導く、謎めいた優しい男、豊川悦司(11号)。

「決を採ります!」乱用しがち、他の陪審員に押されがちな陪審員長を塩見三省(1号)。

唯一の陪審員経験者1号から、人を裁くという怖さが語られるシーンはピリッとします。

 
12人を通して日本人の滑稽な姿を映し出した、終始クスッと笑ってしまうコメディ映画。

ながいながい話し合いに、最後までお付き合いください!

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