映画「ジャンヌダルク」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「ジャンヌダルク」ネタバレ あらすじ
アクション

映画「ジャンヌ・ダルク」は、ミラ・ジョボヴィッチ主演、リュック・ベッソン監督の1999年のアメリカ映画です。

この映画「ジャンヌ・ダルク」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見どころについて紹介します。

自分が神の使者で勝利に導く者だと確信し戦う少女の姿を描く「ジャンヌ・ダルク」をお楽しみください。

 

映画「ジャンヌ・ダルク」スタッフ・キャスト

■ スタッフ
監督: リュック・ベッソン
製作: パトリス・ルドゥ
製作総指揮: リュック・ベッソン他
脚本: リュック・ベッソン他
撮影: ティエリー・アルボガスト
音楽: エリック・セラ

■ 主要キャスト
ジャンヌ・ダルク:ミラ・ジョボヴィッチ
シャルル7世:ジョン・マルコヴィッチ
ヨランド・ダラゴン:フェイ・ダナウェイ
ジャンヌの良心:ダスティン・ホフマン
ジル・ド・レ:ヴァンサン・カッセル
デュノワ伯:チェッキー・カリョ
アランソン公:パスカル・グレゴリー

 

映画「ジャンヌ・ダルク」あらすじ

百年戦争下のフランス。

英国軍に両親を殺されたジャンヌ・ダルク(ミラ・ジョボヴィッチ)は、ある日教会で神の声を聞きます。

自分が神の使者であると・・・

それから成長したジャンヌ・ダルクは、フランス軍を指揮するまでになります。

彼女の存在で奇跡的な勝利を収めるのですが・・・

 

映画「ジャンヌ・ダルク」ネタバレ

ジャンヌは許しを得るためにと言って神父に何度も会いに行き、罪の告白である告解をするのが日課。

そこでは彼女の姉のカトリーヌも、両親も友達も素晴らしい人たちばかりだと笑顔で話していました。

一方で「あの方は美しい姿であり、助言をいつも下さる」と言うのです…

ジャンヌに見えるその姿はまるで神の化身のような、しかし本当のお告げをくれる者のようであり、彼女の心の声を映すものでもありました。

その日、教会を後にした彼女は花畑を走り回って眠ってしまい、不穏な空気を察して起きると村が燃えていることに気付き急いで家へ戻ります。

 
家にはカトリーヌがおり、行方がわからなかったジャンヌを見て安心しつつも急いで部屋に隠れさせました。

そこにイギリス人の荒くれ者が数人入って来て、美人だったカトリーヌに襲い掛かり、その際に抵抗されたこともあって彼女は殺されてしまいます…

ジャンヌは扉の隙間からその光景を息を殺して見るしかできませんでした。

 
その後、両親も亡くしたジャンヌは葬儀を終えておじさんの元に預けられます。

その表情からは笑顔が消え、神父に会うことを望んだ彼女ですが、激しく言葉を並べ始めます。

「イギリス人は死んで欲しい」

「なぜ姉は私を隠して生かしたのか、なんのために生きるのか」…

そんな彼女に対し神父は辛抱しなさいとなだめたのでした。

 
10歳だったジャンヌも大きくなり、その歳は18歳に…

そして、シャルル王太子に「ロレーヌの乙女」と名乗り、自らを神の使いとして手紙を何度も出していました。

シャルルは臣下には暗殺の危険もあると言われつつ、母からは会うべきだと言われたことで一つの策を練ります。

それは「自分の代役がジャンヌを迎えて偽物だと分かったなら会おう」というものでした。

そして、彼女が到着すると、驚くことにシャルルでは無いと看破。

あたりを見回して彼を見つけ、抱き着いて喜んだジャンヌは2人で話がしたいと言って部屋で子供の頃に起きたことを話すのでした。

そして、「しるし」についても語ることで、シャルルは神の使いであると信じたのです。

 
大義のために戦えると確信したジャンヌは、オルレアンに兵を率いて戦いに出れば、神の使者である「しるし」を見せると言い放ち、皆を喜ばせました。

その後、馬を走らせたジャンヌはデュノアの兵たちと合流して街へ。

しかし、小娘と言われて話も聞いてもらえないジャンは髪を切って短髪にし覚悟を見せます。

そして勧告状を3回出してイギリス軍を引かせようとしますが、もちろん相手も撤退せず…

トゥーレルの要塞攻略の戦が始まります。

ジャンヌは堂々と短期で突撃して敵側から橋を降ろし、仲間も乗り込み勝利をおさめました。

 
そのままオルレアンへ向かい、敵将のグラスデールに降伏を求めつつ、空腹と疲れのある兵を鼓舞して兵を走らせました。

しかし、敵の守りも堅く、カルヴァラン砲という丸石の砲撃で迎撃されつつある味方…

ジャンヌはそれでも先陣を切って塀を登ろうとして胸に矢を射られてしまいます。

深々と刺さった矢を心配した仲間たちを見て「戦って」と言うジャンヌは、なんと自ら矢を引き抜き奇跡の回復力を見せつけるのでした。

 
兵は彼女を「神の贈り物」、「聖女」と呼ぶようになり、戦いが再開。

移動しつつ高所から攻撃するための大型の兵器を要塞にぶつけたり、門に火矢を一斉掃射を繰り返して敵陣へ乗り込み大勝利…

しかし、ジャンヌは屍の山を見て凄惨な光景にショックを受け、赦しを求め始めます。

 
イギリス軍は撤退したことでオルレアンは解放され、シャルルの戴冠式も無事に終了。

しかし、ジャンヌはその後イギリスのブルゴーニュ公に捕らえられてしまうのです。

彼女をイギリスがお金を払って買い、異端の罪で裁判が開かれることに…

 
ヘンリー6世の命の元、ルーアンの城で審問が始まりますが、ジャンヌは告解を先に聞けと譲らなかったため牢に入れられます。

そこで自分の声と向き合った際に風や雲と鐘、ダンス、剣が神の啓示である「しるし」では無かったという疑念が沸き始めます。

ジャンヌは本当に自身が神の使いだったのでしょうか?

 

映画「ジャンヌ・ダルク」ラスト最後の結末

その後、牢ではひどい仕打ちを受け、一方で彼女を助けようとする神父もいる中、裁判はいよいよ最終段階に…

神父の持ってきた書類にサインをしなければ異端者として火あぶりになると言われますがジャンヌはまだ渋ります。

しかし「署名をしたら告解を聞く」と言われ、ミサにも行けるようになることを願った彼女は署名をするのでした。

 
そこで心の声が「神はお前にとって偽りで幻影だった」と突きつけたことでサインしたことを後悔。

書類を返してもらおうとしましたが、神父は彼女を殺されないよう助けたのです。

しかし、ジャンヌを処刑したいと考えていた者たちは彼女に男の服を持っていき、ジャンヌは自らそれを着て処刑を望みました。

神父はせっかく助けたのにと残念に思いつつも、彼女が望む告解も聞かずにその場を去ります。

 
最後に心の声と向き合ったジャンヌは「復讐の心から多くの罪を犯し、大義のために戦った。しかし、傲慢で頑固、利己的かつ無慈悲だった―」そう認めたことで自身に許しを与え、大衆に見守られる中で火あぶりの刑に処せられました。

THE END

 

映画「ジャンヌ・ダルク」見どころ

根底に神や宗教の存在が描かれていきますが、今作の見どころはなんといっても戦闘シーンです。

リュック・ベッソン監督ならではの迫力の攻防戦が描かれます。

正直、その神の存在がどうの難しい話抜きでも十分に楽しめます。

 
作中、けっこうエグイシーンもありますが、ジャンヌの強い心を表現するためには必要なシーンだったかもしれません。

ラストの火あぶりもショッキング・・・

前半の華々しいジャンヌの活躍から一転、後半の重々しい展開のギャップはあまりにも大きすぎて耐えられない視聴者もでてくるかも・・・

そこには敗者の美学などありません。

唯一の救いはラストでジャンヌが自分に許しを与え、楽になれたことでしょうか。

 
今作で一躍スターになったミラ・ジョボヴィッチの懇親の演技をお楽しみください。

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