「HERO」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「HERO」ネタバレ あらすじ
ヒューマン

映画「HERO」は、木村拓哉主演、鈴木雅之監督の2015年日本映画です。

この映画「HERO」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

今回は日本の司法が及ばない大使館での事件!「HERO」をお楽しみください。

2007年にも劇場版が公開されていますが、今作はその第二弾作です。

■ スタッフ
監督: 鈴木雅之
製作: 亀山千広、島谷能成
製作総指揮 : 日枝久、松岡功
脚本: 福田靖
撮影: 蔦井孝洋
音楽: 服部隆之(作曲)、藤村義孝(編曲)

■ 主要キャスト
久利生 公平:木村拓哉
雨宮 舞子:松たか子
麻木 千佳:北川景子
松葉 圭介:佐藤浩市
田村 雅史:杉本哲太
遠藤 賢司:八嶋智人
宇野 大介:濱田岳
末次 隆之:小日向文世
馬場 礼子:吉田羊
井戸 秀二:正名僕蔵
川尻 健三郎:松重豊
マスター:田中要次

「HERO」あらすじ

型破りな検事・久利生公平(木村拓哉)のもとに、とある交通事故の被疑者が送り込まれてきました。

単純な交通事故だと思われましたが、被害者となった三城紗江子(森カンナ)が実は大阪の事件での証人となっていた事から、久利生(木村拓哉)の元相棒・雨宮舞子(松たか子)が大阪地検の検事となって城西支部を訪ねてきて…。

かつて数々の事件を共に捜査し、またお互いに恋心を重ねた二人が八年ぶりに顔を合わせる、ドラマファンが待ちかねたコンビ復活作品です。

 

「HERO」ネタバレ

三城紗江子(森カンナ)は、雨宮(松たか子)が捜査している二崎会と地上げ屋の恐喝事件の証人でした。

そんな彼女が事故の被害者として亡くなった事に納得できない雨宮(松たか子)は、事故現場に被害者の靴が堕ちていなかったことに疑問を持つ久利生(木村拓哉)と共に現場に向かいます。

現場すぐの建物に聞き込みをと考えますが、しかしそこはネウストリア公国大使館でした。

大使館には外交特権と言うものが存在します。

三城紗江子(森カンナ)が事故前、ネウストリア人の男と別の会場で一緒に写っている写真がありますが、それでも大使館に手出しは出来ません。

 
その頃、日本政府はネウストリア公国との貿易交渉の真最中。

交渉を一任されている外務省の松葉圭介(佐藤浩一)ですが、席に着くのはいつも公使のクレマンス・ヴェルネ中心。

実権は彼が握っており、姿すら見せない大使はお飾りでしかないのが実情だったのです。

 
捜査がこれ以上進まないと判断した雨宮(松たか子)は他の仕事もある為大阪に帰ります。

一方久利生(木村拓哉)はネウストリア料理のレストランで、かの国で人気なのがペタンクだという事を一人の客から教えられます。

それを突破口にと、レストランで知り合ったネウストリア大使館の人たちとペタンクの試合を行った彼らは、大盛り上がりの末打ち上げに向いますが、麻木(北川景子)があの写真を見せた事から彼らの態度が急変。

一緒に写っている男の名がコールマンだという事は分かったものの、検事と言う身分を明かした途端、彼らは帰ってしまうのでした。

 
翌朝。

久利生(木村拓哉)は信号待ちしていた交差点で何者かに押されます。

危機一髪で助かりますが、彼に降りかかる圧力はこれだけではありません。

貿易交渉が上手く進まない外務省より呼び出しを受け、そこで松葉(佐藤浩一)から外交の邪魔をするなと直接言われてしまうのです。

 
その夜。
麻木(北川景子)と共に屋台で飲んでいた久利生(木村拓哉)でしたが、今度はそこにダンプが突っ込んできました。

接触してしまい病院に運ばれる久利生(木村拓哉)。

翌朝目覚めた彼の側には、夜中に大阪から駆け付けた雨宮(松たか子)がいるのでした。

来てくれたことは有難い、としながらも、お前は大阪に帰れ、という久利生(木村拓哉)。

彼女には彼女の仕事があるとして、この事件に関わる事をやんわり禁じる会話を漏れ聞いた城西支部のメンバー達は、それぞれこの件についての捜査を始めるのでした。

 
その結果、馬場礼子(吉田羊)たちは尾行していた暴力団員の男が、外国人男性と荷物を取り換える現場を目撃します。

そこから解決への糸口が大きく前進した城西支部。

お祭り騒ぎでそれぞれが調べ上げてきた事を話すロビーの様子が、末次(小日向文世)がかけた電話で雨宮(松たか子)にも伝わるのでした。

末次(小日向文世)の後ろから聴こえてくる言葉に意識を持って行かれる雨宮(松たか子)。

彼女は決意を固めて、プロポーズしてくれている恋人に電話します。

彼の父親である貿易商の社長の伝手を頼ったのです。

こうしてネウストリア大使館で行われるパーティーへの招待状を手に東京へ向かうのでした。

 
新しい情報は三城紗江子(森カンナ)から遺された留守番電話。

酷く怯えている彼女のその電話は事故の二分前…。

また、久利生(木村拓哉)を襲ったダンプも見つかります。

ダンプを所有する会社は二崎会の傘下にあり、二崎会とコールマンの間の接点が違法薬物であることが分かるのでした。

そこで、事故のあったあの日、三城紗江子(森カンナ)が大使館にいたことが証明できれば…と考え込む久利生(木村拓哉)に、ネウストリアのパーティーへの潜入を提案する雨宮(松たか子)。

 
パーティー当日。

三城紗江子(森カンナ)が飛び出して行った裏門側の庭で久利生(木村拓哉)達は、彼女の靴に付いていたと思われるクリスタルを拾います。

しかしそこへ警備員が…。

物置の様な部屋で彼らの前に現れたのは公使ヴェルネでした。

事故の日の事を聞く久利生(木村拓哉)ですが、ヴェルネからは、これは重大な違法だとの叱責を受けます。

そこへ大使が登場。

彼はあのレストランでペタンクなどネウストリアの豆知識を披露してくれた男だったのです。

彼により帰宅が許された久利生(木村拓哉)でしたが、彼が帰りのロビー耳にしたのは、三城紗江子(森カンナ)の留守電に残された音楽でした。

それは大使館内にある時計の時報だったのです。

 

「HERO」最後のラスト結末

久利生(木村拓哉)は松葉(佐藤浩一)を訪ね、事件について大使館が絡んでいる可能性を熱く語ります。

それでも、相手が大使館である限りどうせ物事は動かない、と頑なな松葉(佐藤浩一)。

その後、久利生(木村拓哉)はネウストリア大使館から呼ばれます。

そこには大使に向かって暴言を吐くヴェルネの姿が…。

ヴェルネは国に返し裁く事になるが、外交特権の無いコールマンは貴方に委ねる、との判断を下した大使に久利生(木村拓哉)はお礼の言葉を述べます。

するとお礼は松葉(佐藤浩一)に、と。

彼が久利生(木村拓哉)の話を聞いてやってほしいとお膳立てしてくれていたのです。

 
大阪に帰るその日。

雨宮(松たか子)は恋人に電話をします。

プロポーズを断るために…。
誰かほかに好きな人が…?との彼の言葉にうなずく雨宮(松たか子)。

そんな彼女の前に久利生(木村拓哉)が現れます。

雨宮(松たか子)と久利生(木村拓哉)。

かつて恋を重ね、仕事でも難事件を解決してきた二人はそこで、他愛もない会話をして擦れ違うのです。

雨宮(松たか子)にとって久利生(木村拓哉)とは、大好きだけど、でも彼は自分に大切な物を気づかせてくれる人…。

二人は進みます。
一歩前に。歩みを止めない為に…。

ラストは、事件を細部まで納得して片付けたい久利生(木村拓哉)と麻木(北川景子)の二人がネウストリア公国に来ているシーン。

いつまでも変わらない久利生(木村拓哉)と言う男の検事人生はこれからも続いて行くのでした。

完。

 

「HERO」見所ポイント!

THE・テレビ映画と言う感じの作品でした。

長く人気のあるタイトルの映画化ですし、しかもドラマのセカンドシーズンではファーストで木村さんと組んでいた松たか子さんが出てこなかった事もあって、この映画でやっと【HERO】が完結したと感じられた方もいたのではないでしょうか?

事件解決はもちろんですが、久利生(木村拓哉)と雨宮(松たか子)の関係もひとまずは決着しましたね。

 
映画自体の内容としては、ペタンクのシーンなど、少し間延びしたように感じるシーンもありましたし、前作の【HERO】よりも重厚感が薄れた感じがしましたが、その分ライトに楽しめるのではないでしょうか。

【HERO】お約束の場面が多々散りばめられていて、まるで会話劇のようにして進む城西支部内でのやり取りなどとても面白かったです。

突っ込みどころもあるにはありますが、シリアスドラマではないと割り切りましょう。

定番もの、と言う感じの作品なので大勢で集まってワイワイ観ても楽しいかもしれませんね。

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