「ケープ・フィアー」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!

映画「ケープ・フィアー」ネタバレ あらすじ
ミステリー/サスペンス

映画「ケープ・フィアー」は、ロバート・デ・ニーロ主演、マーティン・スコセッシ監督の1991年のアメリカ映画です。

この映画「ケープ・フィアー」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

逆恨みで復讐するサイコパスとの戦いを描いた「ケープ・フィアー」をお楽しみください。

1962年に公開された『恐怖の岬』のリメイク映画です。

 

「ケープ・フィアー」スタッフ・キャスト

■ スタッフ
監督: マーティン・スコセッシ
製作: バーバラ・デ・フィーナ
製作総指揮:キャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャル
脚本: ウェズリー・ストリック
撮影: フレディ・フランシス
音楽: バーナード・ハーマン

■ 主要キャスト
マックス・ケイディ:ロバート・デ・ニーロ
サム・ボーデン:ニック・ノルティ
リー・ボーデン:ジェシカ・ラング
ダニエル・ボーデン:ジュリエット・ルイス
クロード・カーセク:ジョー・ドン・ベイカー
エルガート:ロバート・ミッチャム
リー・ヘラー:グレゴリー・ペック
ローリー・デービス:イリーナ・ダグラス
トム・ブロードベント:フレッド・トンプソン
グラシエラ:スリー・モンテロ
フルーツスタンドの客:チャールズ・スコセッシ
裁判長:マーティン・バルサム

 

「ケープ・フィアー」あらすじ

サム・ボーデン(ニック・ノルティ)は美しい妻と年頃の娘を持つ弁護士です。

幸せな家庭がありながら、ローリー(イリーナ・ダグラス)という愛人との時間も大切にしている彼の生活は、ある意味順風満帆でした。

しかしそんな彼の毎日を脅かすものが・・・

かつて彼が弁護した暴行魔・マックス・ケィディ(ロバート・デ・ニーロ)が14年の刑期を終えて出所してきたのです。

どうやら彼に恨みを持っているらしいマックス(ロバート・デ・ニーロ)の出現により、じわじわと恐怖に追い込まれていくサム(ニック・ノルティ)・・・。

果たして彼は、自分の家族を守り抜く事が出来るのでしょうか?

 

「ケープ・フィアー」ネタバレ

それは、アイスクリーム店で再会したのが始まりでした。

その時は一瞬顔を見せただけでいなくなってしまったマックス(ロバート・デ・ニーロ)ですが、愛人とのデートを終えたサム(ニック・ノルティ)の前に再び現れます。

俺を忘れたか?
と朗らかに話しかけてくるマックス(ロバート・デ・ニーロ)。

刑務所にいたという彼の言葉を聞いて相手が誰だか思い出したサム(ニック・ノルティ)に向かい、終始笑顔を絶やす事なく話し続けていた彼ですが、最後にボソッと本音を漏らして車で走り去ってしまいました。

失ったものは取り戻す―――。
その言葉がサム(ニック・ノルティ)を脅かします。

 
その日の夜、自宅の庭を囲う壁の上に座っていたマックス(ロバート・デ・ニーロ)。

それ以上の何かをする事なく消えた彼ですが、不気味な男の出現に怯える妻のリー(ジェシカ・ラング)や、年頃の娘ダニー(ジュリエット・ルイス)もいるサム(ニック・ノルティ)は翌日、この事を事務所のボスに相談します。

しかしマックス(ロバート・デ・ニーロ)のしていることは脅迫罪には当たらないし、不法侵入にすら問えないギリギリラインの嫌がらせ…。

手を出せばまた刑務所に逆戻りという危険性を抱えながら、何故彼はそんなことをしてくるのでしょうか―――?

14年前、マックス(ロバート・デ・ニーロ)の犯した罪は性的暴行でしたが、その時被害者の女性には他にも沢山の男がいたという情報を葬っていたサム(ニック・ノルティ)。

彼はマックス(ロバート・デ・ニーロ)の弁護人であったにも拘らず、あまりに酷い暴行を目の当たりにしたことで被害者に不利な情報に目を瞑っていたのです。

そしてそれをマックス(ロバート・デ・ニーロ)は知っていました。

街を歩くサム(ニック・ノルティ)に声をかけてきたマックス(ロバート・デ・ニーロ)は、不当に科せられた刑罰の年数、その間自分が受け続けてきた屈辱の全てを彼のせいだと言うのです。

金で何とかしようとするサム(ニック・ノルティ)にも冷静に言葉を返すマックス(ロバート・デ・ニーロ)は、あんたは全く分かってない、と言い残して車を走らせたのでした。

 
気掛かりではあるものの仕事をしないわけにはいかないサム(ニック・ノルティ)。

そこへリー(ジェシカ・ラング)から電話がかかってきます。

飼い犬が死んでしまった、と。
慌てて帰宅した彼の前でリー(ジェシカ・ラング)は泣き崩れています。

外へ出していたわけでもない愛犬の死。
しかし、マックス(ロバート・デ・ニーロ)が狙っているのはサム(ニック・ノルティ)一家だけではありませんでした。

ローリー(イリーナ・ダグラス)にもその手を伸ばしたのです。

サム(ニック・ノルティ)にデートをすっぽかされたローリー(イリーナ・ダグラス)に近付いたマックス(ロバート・デ・ニーロ)は彼女と楽しく酒を飲みかわし、ベッドへと誘います。

楽しそうにその誘いに乗った彼女ですが、人目を気にしなくていい室内でのマックス(ロバート・デ・ニーロ)を制御するものはありません。

彼女はマックス(ロバート・デ・ニーロ)による暴行の被害者となってしまったのです。

 
知らせを受けて病院へ駆けつけたサム(ニック・ノルティ)。

痛々しい包帯で顔を覆われながらも、彼の復讐を恐れて訴えようとしないローリー(イリーナ・ダグラス)。

このままではマックス(ロバート・デ・ニーロ)を逮捕する事は出来ません。

嫌がらせが巧妙で法で裁けないマックス(ロバート・デ・ニーロ)を捕える為、サム(ニック・ノルティ)は私立探偵・カービック(ジョー・ドン・ベイカー)に依頼します。

何とかしてマックス(ロバート・デ・ニーロ)の不法行為の証拠を抑えようとしたのです。

こうしてカービック(ジョー・ドン・ベイカー)によるマックス(ロバート・デ・ニーロ)の見張りが始まりました。

 
結局ローリー(イリーナ・ダグラス)は田舎へ帰ることとなり、サム(ニック・ノルティ)は別れの電話をしています。

それを聞きつけたリー(ジェシカ・ラング)は彼の不貞を責め立てます。

サム(ニック・ノルティ)の浮気はこれが初めてではないのです。

言い争う両親の声を聞いたダニー(ジュリエット・ルイス)は自室にこもりテレビをつけて友人との電話に逃げ込むしかないのでした。

 
マックス(ロバート・デ・ニーロ)がつけこんだのはこのダニー(ジュリエット・ルイス)です。

両親の不仲によって生じた彼女の心の隙間に入り込む為、サマースクールの教師を語り彼女に近付きます。

優しい言葉で電話をかけ、ダニー(ジュリエット・ルイス)に寄り添って言葉巧みに学校へ呼び出すマックス(ロバート・デ・ニーロ)。

心配するリー(ジェシカ・ラング)に見送られて学校へやってきたダニー(ジュリエット・ルイス)は、指定された教室へと一人足を運びます。

そこは他の生徒がいない暗がりの先にある講堂で、ステージには演劇のセットが組まれていました。

その舞台でマリファナを咥えながら彼女を迎えたマックス(ロバート・デ・ニーロ)。

ダニー(ジュリエット・ルイス)はマックス(ロバート・デ・ニーロ)から受けたアドバイスとも取れる言葉の数々に救われたように表情を明るくしています。

しかし、彼の醸し出す空気から教師ではないことに気付いたダニー(ジュリエット・ルイス)。

愛犬を殺した犯人はあなた?と涙ぐむ彼女は、私には何もしない?と怯えています。

そんなダニー(ジュリエット・ルイス)をあやす様に言葉をかけ近付いていくマックス(ロバート・デ・ニーロ)は、真実の友を見つけた気がするよ、と言いながら彼女にキスをしたのでした。

 
その夜、娘がマックス(ロバート・デ・ニーロ)に会っていたことを知ったサム(ニック・ノルティ)は激怒します。

そしてカービック(ジョー・ドン・ベイカー)に電話をかけ、彼から提案された奇襲作戦に乗ることを口にしてしまったのです。

弁護士としてそれは、と一度ははねのけた提案、それは雇った男たちにマックス(ロバート・デ・ニーロ)を痛めつけさせる、というものでした。

ところが、それは失敗に終わります。

3人も雇った男たちはマックス(ロバート・デ・ニーロ)の前にあっという間に屈してしまったのです。

その様子を隠れて覗いていたサム(ニック・ノルティ)。

彼はその日の昼間、レストランにいるマックス(ロバート・デ・ニーロ)に近付くと、家族に近寄ったら足腰立たなくしてやるからな、と脅しをかけていた為、コトの顛末を見に来ていたのです。

 
その翌日、カービック(ジョー・ドン・ベイカー)に襲撃失敗の苛立ちをぶつけ、そのまま刑事事件のスペシャリストとして有名な弁護士・ヘラー(グレゴリー・ペック)に電話をかけたサム(ニック・ノルティ)。

彼に頼んでマックス(ロバート・デ・ニーロ)を再び刑務所へ戻そうとしたのです。

しかしその願いは思いもよらぬ形で断られてしまいます。

なんとマックス(ロバート・デ・ニーロ)がヘラー(グレゴリー・ペック)を雇ってサム(ニック・ノルティ)を相手に訴えを起こそうとしていたのです。

 
こうして開かれた裁判に呼ばれたサム(ニック・ノルティ)。

そこで襲撃の痛々しい痕を残すマックス(ロバート・デ・ニーロ)が出してきたのは、なんとサム(ニック・ノルティ)が彼にぶつけた脅しの言葉が録音されたテープでした。

サム(ニック・ノルティ)自身の声で、これは脅しだ、と喋るその音声に彼の勝ち目はありません。

マックス(ロバート・デ・ニーロ)を拘束するつもりが、反対にサム(ニック・ノルティ)に拘束令が言い渡されてしまったのです。

そればかりかヘラー(グレゴリー・ペック)は彼の弁護士資格はく奪まで口にし、サム(ニック・ノルティ)は窮地に立たされます。

 
こうなってはもう頼れるのがカービック(ジョー・ドン・ベイカー)しかいないサム(ニック・ノルティ)。

銃をくれと興奮気味に駆け込んできたサム(ニック・ノルティ)にカービック(ジョー・ドン・ベイカー)は新たな提案を出してきました。

サム(ニック・ノルティ)が審問会で家を空ける2日間をチャンスだと捉えたのです。

彼のいないその2日間を狙って必ずやってくるマックス(ロバート・デ・ニーロ)の不法侵入に対し、正当防衛という形でヤツを殺すしかない…

 
その提案に乗るしかないとまで追い詰められたサム(ニック・ノルティ)。

彼はその日、リー(ジェシカ・ラング)達に見送られて飛行場へ向かう偽装工作のあと隠れて自宅に帰りマックス(ロバート・デ・ニーロ)の出現を待ちます。

彼の不在をマックス(ロバート・デ・ニーロ)に信じ込ませるため、いつもはサム(ニック・ノルティ)の出張中には泊まり込みで来るお手伝いさんにも協力を要請。

カーゼック(ジョー・ドン・ベイカー)は窓やドアにテグスをかけて侵入に備えた準備を整えています。

しかしその夜マックス(ロバート・デ・ニーロ)は現れませんでした。
 

翌朝、ダニー(ジュリエット・ルイス)は玄関で一冊の小説を見つけます。

それはマックス(ロバート・デ・ニーロ)が昨夜ここに来ていた証拠。

しかし彼女はそれを両親には知らせず、そっと自室へと持ち帰ったのでした。

 
そうして迎えた再びの夜。
それぞれがまんじりともしない夜を過ごします。

すると、銃を持ち警戒しているカーゼック(ジョー・ドン・ベイカー)の目の前でテグスを巻いたぬいぐるみが動きます。

マックス(ロバート・デ・ニーロ)の出現に緊張感を高めたカーゼック(ジョー・ドン・ベイカー)。

どこに潜んでいるか分からない相手に警戒しながら家の中を進んでいた彼ですが、キッチンで家政婦に会った事でその緊張の糸を切ってしまいます。

ところがその家政婦は変装したマックス(ロバート・デ・ニーロ)。

油断したカーゼック(ジョー・ドン・ベイカー)の首にテグスを巻いた彼は、一気に締め上げていきます。

苦しみながらも銃の引き金を引いたカーゼック(ジョー・ドン・ベイカー)ですが、その銃弾は自分を貫き絶命してしまいました。

 
その銃声に跳ね起きた自室のサム(ニック・ノルティ)たち。

恐る恐る階下へ降りた彼らの目に映ったのは変わり果てた姿のカーゼック(ジョー・ドン・ベイカー)の姿でした。

ダニー(ジュリエット・ルイス)はキッチンに下着姿で横たわる家政婦の姿に絶叫します。

2人の遺体の首に巻かれていたのはピアノ線・・・

手慰みにピアノを嗜むサム(ニック・ノルティ)の仕業に見せかけたマックス(ロバート・デ・ニーロ)の手口・・・

 
怒り狂ったサム(ニック・ノルティ)は妻子を連れて車を走らせ家を離れます。

途中地元警察の警部(ロバート・ミッチャム)に電話をすると、自宅に死体があること、犯人はマックス(ロバート・デ・ニーロ)だが現場は自分の犯行に見えるよう細工されている事などを怒りと共にぶつけます。

ヤツが逮捕されたら帰る、と告げ再び車を走らせるサム(ニック・ノルティ)。

しかし彼は気付いていませんでした。

車の下に潜り込み、車体にしがみつくようにしてついてきているマックス(ロバート・デ・ニーロ)の存在に・・・。

 
彼らが到着したのはケープ・フィアー。

美しい自然の残るこの場所で、サム(ニック・ノルティ)は家族を連れてボートに乗り込みます。

川の上ならマックス(ロバート・デ・ニーロ)も追ってこられないだろうと考えたのです。

一週間分も買い込んできた食料を持ち込み、長期戦にも備えていた彼らですが、しかしマックス(ロバート・デ・ニーロ)は思っていたよりもずっと執拗に、そしてスピード感をもって彼らに襲いかかってきたのでした。

 
強い雨が降りまるで嵐のような様相を呈してきた天候に、イカリの確認をするため外に出たサム(ニック・ノルティ)を待ち構えていたマックス(ロバート・デ・ニーロ)。

彼はあっという間にサム(ニック・ノルティ)を補足すると銃を奪い船内へと踏み込みます。

驚くリー(ジェシカ・ラング)とダニー(ジュリエット・ルイス)ですが、マックス(ロバート・デ・ニーロ)を不用意に刺激しないよう彼の指示に従うしかありません。

ダニー(ジュリエット・ルイス)は初めこそ彼から贈られた本の話を媚びるような笑顔で始め、マックス(ロバート・デ・ニーロ)に話を合わせますが、その空気感や舐めるような視線に耐え切れず近くにあった鍋を彼に向かって投げつけてしまいました。

 
これにより本性をむき出しにしたマックス(ロバート・デ・ニーロ)。

船倉で待ってろ!とダニー(ジュリエット・ルイス)を押し込むと、標的をリー(ジェシカ・ラング)に変え銃で脅しながら抵抗する彼女の服をはぎ取ろうとします。

その頃サム(ニック・ノルティ)はその様子を船外から見ているしかなく、ダニー(ジュリエット・ルイス)は押し込められた船倉で武器になるものを探していました。

またリー(ジェシカ・ラング)はリー(ジェシカ・ラング)で、ただ体を好きにされるのではなくマックス(ロバート・デ・ニーロ)の隙を伺っています。

しかし彼女が彼の後ろポケットに収められた銃に手をかけた瞬間でした。

まるでそれがわかったかのように身を起こしたマックス(ロバート・デ・ニーロ)は、計画はこれじゃない、というと船倉からダニー(ジュリエット・ルイス)を引きずり出してきたのです。

 
リー(ジェシカ・ラング)を手錠で船に固定し、後ろ手に縛られているサム(ニック・ノルティ)を船内に引き込むと、両親の前で娘を陵辱しようとするマックス(ロバート・デ・ニーロ)。

ところが、余裕の表情で葉巻を口にした瞬間でした。

ダニー(ジュリエット・ルイス)が隠し持っていたオイルを彼の顔めがけてかけたのです。

一気に燃え上がる炎。

顔中を炎に巻かれたマックス(ロバート・デ・ニーロ)は川に飛び込むしかありません。

この隙にサム(ニック・ノルティ)達は船を操ってその場を離れようとしたのでした。

 

「ケープ・フィアー」最後のラスト結末

けれど、これで終わる男ではなかったのです。

ちぎれたイカリのロープに伸びる手。

荒れ狂う川を必死に操縦するサム(ニック・ノルティ)の背後に回ったマックス(ロバート・デ・ニーロ)は、焼け爛れた顔面を晒しながら、ここは簡易の法廷だと幾分芝居がかった口調で主張を始めます。

サム(ニック・ノルティ)のした事は許されることではないと糾弾するマックス(ロバート・デ・ニーロ)。

彼はサム(ニック・ノルティ)に手錠をかけようと近付きます。

しかしその時、荒れる川によって船が大きく揺らぎます。

バランスを崩したマックス(ロバート・デ・ニーロ)。

逃げるのはこの一瞬しかありません。

サム(ニック・ノルティ)はリー(ジェシカ・ラング)達2人を川に飛び込ませ、自分もあとに続こうとします。

しかしやはりマックス(ロバート・デ・ニーロ)の執拗さは常軌を逸していました。

ここに来てもサム(ニック・ノルティ)を逃さんとばかりに手を伸ばしてくるマックス(ロバート・デ・ニーロ)との格闘が始まります。

 
不安定な船内での格闘の中、必死でマックス(ロバート・デ・ニーロ)を手錠で船に固定することに成功したサム(ニック・ノルティ)。

操縦者を失った船は嵐に揺れるがまま岩場にぶつかってしまいます。

それはサム(ニック・ノルティ)が川に飛び込むのと同じ瞬間の出来事でした。

岸に打ち上げられてもなお、木っ端微塵となった船の残骸とともに同じく岸に打ち上げられたマックス(ロバート・デ・ニーロ)はサム(ニック・ノルティ)に襲い掛かります。

死に物狂いの格闘の結果、殺してやる!と石を大きく振りかぶったサム(ニック・ノルティ)ですが、そんな彼の前から手錠で繋がれた船の残骸に引き摺られるようにして川面に沈んでいったマックス(ロバー・デ・ニーロ)。

こうしてサム(ニック・ノルティ)の恐怖の数日間は悪魔の死によって終焉を迎えたのでした。

THE END

 

「ケープ・フィアー」見所ポイント!

若き日のロバート・デ・ニーロの悪漢ぶりと共に、思春期の掴みどころのない揺れを演じたジュリエット・ルイスが魅力的な作品でした。

内容的には、しつこいストーカー化した犯人によるジワジワとした責め苦に怯えるものでしたが、もう30年も前の作品なのによく出来ているなあと感じさせられます。

この手の作品が好きな方にはキアヌ・リーヴスがサイコ男を演じた「ザ・ウォッチャー」もおすすめです。

「ザ・ウォッチャー」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ
映画「ザ・ウォッチャー」は、キアヌ・リーヴス主演、ジョー・チャーバニック監督の2000年のアメリカ映画です。この映画「ザ・ウォッチャー」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。キアヌ・リーヴスが連続殺人鬼を演じて話題になりました。

 
私事ですが、この作品を小学校に上がるか上がらないかぐらいの頃に見ていた私・・・。

すっかり忘れていましたが、マックスがローリーの頬を噛みちぎるシーン、それからクライマックスの船のシーンで思い出しました。

ちょうどクリスマスの日で、シャンメリーを飲みながら見ていて気分が悪くなったこと・・・。

当時もテレビ放送されていたものを何の気なく見ていましたが、今考えると子供にはかなりショックの強い作品です。

トラウマ的に忘れていた部分も大いにありますので、R指定等は付いていない作品ではありますが、お子さんがいらっしゃるご家庭では配慮が必要かと思われます。

 
全体的に古い作品ですが、人間の怖さを感じられる秀作ですので是非、大人の方にご覧いただきたい1本です。

テキストのコピーはできません。