映画「ウォーターワールド」は、ケビン・コスナー主演、ケヴィン・レイノルズ監督の1995年の映画です。
この「ウォーターワールド」のネタバレやあらすじ、最後ラストの結末を紹介します。
「ウォーターワールド」のSF海上アドベンチャーをお楽しみください。
「ウォーターワールド」あらすじ
温暖化で北極・南極の氷が溶けて海だけが広がる海洋惑星となった地球。
一人旅をするマリナー(ケビン・コスナー)は実はミュータントでした。
ひょんなことから伝説の土地「ドライランド」を探すことになったマリナー。
しかし海賊集団「スモーカー」もドライランドを探していて・・・
「ウォーターワールド」ネタバレ
温暖化が進み、全ての陸が海に覆われてしまった地球。
それでも人間はその世界に順応し、人工的に作った陸地・環礁(アトール)を作って生活をしています。
ある日、海を一人で旅するマリナー(ケビン・コスナー)は、大切に育てていた果実を盗まれてしまうのです。
その盗人はマリナーに、「ここから8日の距離に大きなアートルがある。」と情報を告げその場から逃げてしまいます。
この世界では真水と土がとても貴重で価値のあるものとされていますが、マリナーは土を所持していました。
盗人に教えてもらった大きなアトールの町にやってきたマリナーは土を売って金を得ます。
その町の雑貨屋で食料を買ったマリナーはまた旅へ出ようとします。
しかし、マリナーが何か隠していると感じたその町の住人に足止めをくらってしまうのです。
制止を振り切って自分の船を出そうとしたマリナーでしたが、そのとき取っ組み合いになってしまいます。
マリナーと取っ組み合いになった住人はマリナーの耳の裏にえらがあるのを見てしまうのです。
マリナーはミュータントでした。
新種の人間であるミュータントは恐れられているため、住人たちはマリナーを捕えてしまうのです。
そして捕らえられたマリナーは檻の中に閉じ込められてしまいます。
この町には、「ドライランド」への地図の刺青が描かれているという少女エノーラ(ティナ・マジョリーノ)が暮らしています。
しかし、そのことを知るのは限られた人だけ。
秘密を知っているグレゴール(マイケル・ジェッター)とヘレン(ジーン・トリプルホーン)はその地図を解読しようとしますが、中々上手くいきません。
その時、エノーラが「あの人に聞いてみたら?」とマリナーに聞いてみるよう話すのです。
檻に入れられたマリナーに質問をするグレゴール。
マリナーはそんなグレゴールを威嚇します。
それでも諦めずに、グレゴールはエノーラの背中に描かれている絵と同じ絵を見せ、「あんたが持ってた土はドライランドの土か?」と質問をするのです。
マリナーは「この檻を開けてくれたら話す。」と交換条件を出します。
その時、マリナーと話している事がバレたグレゴールは監視員に注意されトライランドの事を聞きだせないまま場を後にするのです。
翌日、処刑が決まってしまったマリナー。
その時、海賊集団のスモーカーズが攻めてきたのです。
町は混乱し、激しい戦闘がはじまります。
そんな中、マリナーはどうにか檻から脱出しようとしますが、檻が沼に落ちてしまうのです。
マリナーの危機を救ったのはヘレンでした。
ヘレンはここから一緒に逃げてくれたら檻を壊すとマリナー条件を出します。
その条件を飲んだマリナーはヘレンとエノーラを連れアートルから脱出を試みるのです。
スモーカーズに船を攻撃されますが、スモーカーズ同士で撃ち合うよう仕掛けをしてそこから無事脱出するのでした。
スモーカーズの狙いはエノーラの背中に描いてあるドライランドの地図だったのです。
マリナーが仕掛けた攻撃で片目を失ったスモーカーズのボス・ディーコン(デニス・ホッパー)は自分をこんな目に合わせ、エノーラを奪ったマリナーに仕返しをしようと企みます。
海へでたマリナーたち3人。
ヘレンはマリナーに「ドライランドに行ったことがあるのね?これからそこへ向かうの?」と質問をします。
マリナーは「そうだ。しかしあんたは生かすが子供は処分しなきゃならない。」と言うのです。
しかし、ヘレンの必死な説得で一旦は考えを変えるマリナー。
エノーラが船中に落書きをするため、マリナーは2人を厄介者扱いし冷たく当たるのでした。
しばらく航海をしていたマリナーたちでしたが、スモーカーズの攻撃にあってしまいます。
どうにかその攻撃をかわすことに成功したマリナーたち。
3人は航海を続ける中、少しずつ気持ちを通わせていきます。
エノーラが泳げないと知ったマリナーは、自分の背中にエノーラを乗せ泳ぎの楽しさを教えるのです。
エノーラの笑い声が聞こえる穏やかな時間を過ごしていたマリナーたちでしたが、またもスモーカーズたちの攻撃に遭ってしまいます。
逃げ切るために色んな策を講じますが、ディーゴンの攻撃でケガを負ってしまったマリナー。
スモーカーズからの追跡から逃れたマリナーは「何か隠してるな?あの子の刺青は何だ?正直に答えろ!」とヘレンを責め立てます。
ヘレンは「ドライランドへの地図よ。」と答えますが、マリナーは「そんなのは神話だ。」とドライランドの存在を否定するのです。
それでもヘレナは「この船の船室には見たことない物が沢山あるわ。ドライランドの物でしょ?」と言ってマリナーに詰め寄ります。
マリナーは「ドライランドを見せてやる。」と言ってヘレナを海底へと連れて行くのです。
そこには海に沈んでしまう前の人間が作り上げた物が多く残されていました。
船に戻ったヘレナは「知らなかったわ…。」と言葉を失います。
マリナーは「誰も知らないさ。」と言葉を返すのです。
その時またスモーカーズが襲撃を始めます。
既に船は占拠されエノーラもスモーカーズに捕らえられてしまったのです。
船は焼かれ万事休すと思った時、空からグレゴールの声が聞こえます。
グレゴールは、アトールが攻撃された日、いつかのために用意していた気球を誤って作動させてしまい1人空へ旅立っていたのです。
アトールの生き残りと共に小さな船で暮らしていたグレゴール。
マリナーとヘレンをその船へ連れて行きます。
ドライランドの存在を信じるグレゴールたちに海底都市の話をするマリナー。
グレゴールたちはその話を信じませんでしたが、ヘレナも海底都市をこの目で見たと証言するのです。
しかし、陸はあるというマリナー。
ドライランドは知らないが、エノーラは陸で生まれたのだろうと話します。
マリナーはアトールの住人たちが止めるのも聞かず、エノーラを救出するため1人でスモーカーズの船を目指すことに。
一方、捕らえられたエノーラはマリナーが必ず助けに来てくれると信じ、ディーゴンたちの前でも強気な態度のまま過ごします。
犬猿の仲のようだったマリナーとエノーラでしたが、一緒に過ごした時間は互いに信頼する気持ちを生まれさせたのです。
ディーゴンがいるタンカーに忍び込んだマリナー。
そこにはスモーカーズに所属する多くの人間が乗っていました。
その前で演説するディーゴン。
マリナーはその隙に1人ずつディーゴンの手下を始末していきます。
「ウォーターワールド」ラスト最後の結末
そしてようやくディーゴの前に姿を現すマリナー。
発煙筒を燃料タンクへと放り込み船を爆発させるのです。
ディーゴンはエノーラを連れてヘリコプターで逃げようとしますが、マリナーがフックを投げそれを阻止します。
マリナーは無事エノーラを救出するのです。
そして気球で待機していたヘレナたちによってタンカーから脱出に成功するマリナーとエノーラ。
しかし、まだ生きていたディーゴンは気球に向かってバズーカを討ち放ちます。
その衝撃でエノーラは海に転落してしまうのです。
エノーラを捕えるため待ち構えていたスモーカーズがジェットスキーを走らせますが、ロープを足に括り付け海へと飛び込んだマリナーがエノーラを助けます。
油断していたディーゴらはジェットスキーごと衝突しその爆発で海へと消えていくのでした。
その時エノーラの刺青の意味を説いたグレゴール。
南北が逆だと気づき、ドライランドを目指すのです。
それから数日、水も底をついてしまいます。
そしてその翌朝、目を覚ました一行は陸を発見したのです。
ようやくたどり着いたトライランドには今まで見たことのない自然が広がっていました。
そこを探索しているとある小屋に遺骨が眠っていたのです。
その小屋はエノーラの生まれた家でした。
やっと見つけたトライランドに喜ぶヘレナたちでしたが、マリナーだけは浮かない顔をしています。
そしてエノーラも悲しい顔を浮かべます。
マリナーとの別れを予想していたからです。
新種族のマリナーは陸での生活に馴染めませんでした。
マリナーはエノーラやヘレンに別れを告げ、みんなが見送る中海へと戻っていくのです。
THE END
「ウォーターワールド」見どころ
ユニバーサル・スタジオのアトラクションやコミック、小説、テレビゲームなど、色々な媒体に展開された人気作品です。
世界観は「マッドマックス」の海版といったところです。
アクションシーンも多く、ハラハラさせる展開が続きます。
逃げ場のない海でのアクションシーンは迫力がありました!
見ごたえ充分なアクションシーンに加え、ミュータントであるマリナーと人間のエノーラやヘレンらの心の触れ合いも描いています。
海の男、マリナーを演じるケビン・コスナーの演技も素晴らしく、荒っぽいマリナーがエノーラによって少しずつ心を開いていく様子を上手く表現していました。
そもそもケビン・コスナーがこういったSFっぽい作品に出演することは珍しいのですが(いや、ないと思う)、荒くれ者のマリナーは彼の主演作「パーフェクト・ワールド」で演じたブッチに近い役柄ですね。
そして、不器用ながらしだいに心を開いていくのも似ています。
最後の別れのシーンも良かったです。
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