映画「スパイ・レジェンド」は、ピアース・ブロスナン主演、ロジャー・ドナルドソン監督の2014年の映画です。
この映画「スパイ・レジェンド」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末について紹介します。
元CIAの敏腕エージェントと家権力との攻防を描く「スパイ・レジェンド」をお楽しみください。
意外な人物のどんでん返しにきっと驚きますよ。
「スパイ・レジェンド」あらすじ
かつて“ノベンバー・マン”の名で恐れられていた元CIAの敏腕エージェント・ピーター・デヴェロー(ピアース・ブロスナン)
彼は当時恋仲だった同僚・ナタリア(メディハ・ムスリオヴィック)の身に危険が迫っていると知り、自らモスクワへ救出に向かいます。
しかし彼女の命を狙っていたのは愛弟子のメイソン(ルーク・ブレイシー)でした。
古巣であるCIAとの戦いに挑むことになったデヴェロー。
黒幕は誰だ?!
「スパイ・レジェンド」ネタバレ
CIA謀報員のピーター・デヴェロー(ピアース・ブロスナン)とデヴィッド・メイソン(ルーク・ブレイシー)は暗殺者から大使の命を守る任務を任されます。
大使のスーツを身にまとい身代わりとして表に出たデヴェロー。
メイソンは偽の大使になったデヴェローを狙う暗殺者を捜すことに。
作戦通り暗殺者が動き始めますが、そこは人込みの広場。
容易に銃が撃てる場所ではありませんでした。
デヴェローはメイソンに「まだ撃つな!まだだ!」と指示を出しますが、その時子供がデヴェローの前に飛び出してきます。
暗殺者はそんなことお構いなしにデヴェローに銃を向けます。
犯人の銃で撃たれたデヴェロー。
しかし防弾チョッキを着ているため命に別状はありません。
メイソンはそんな混乱の中でも犯人を一発で仕留めますが、犯人の銃によって子供は犠牲になってしまうのです。
それから5年後。
謀報員から引退したデヴェローの元に同僚だったジョン・ハンリー(ビル・ミストロヴィッチ)がやってきます。
ハンリーはデヴェローにかつての仲間が無残な姿になっている写真を見せ「犯人はアレクサ(アミラ・テルツィメヒッチ)という女が犯人だ。」と言ってその女の情報を伝えるのです。
その女を雇っているのはロシアの次期大統領候補アルカディ・フェデロフ(ラザル・リストフスキー)でした。
フェデロフは自分の過去を知っている人物を次々に消していたのです。
デヴェローは「俺には関係ない。」と全く興味を示しませんでしたが、ハンリーから恋人のナタリア・ウラノヴァ(メディハ・ムスリオヴィック)がフェデロフの側近を装い情報を探っているのだと聞かされます。
ナタリアはフェデロフの命取りになるような情報を掴んでいました。
しかしそれがフェデロフにバレたら、今見せられた仲間のような姿にされてまいます。
ナタリアはこの件から手を引くため、その情報と引き換えにロシアから出られる様CIAと取引したのです。
ナタリアがデヴェローを指名したと聞いて、デヴェローはナタリアの救助役依頼を受けることに。
ナタリアは、フェデロフが国会で答弁をしている隙に、金庫から写真を取り出しそれをスマホで撮影します。
しかし、金庫が開けられていることに気付いたフェデロフはロシア連邦保安庁にナタリアを追跡させるのです。
フェデロフから追われたナタリアは激しいカーチェイスの末、デヴェローに救出されます。
ナタリアはデヴェローにフェデロフに関係する人物はミラ・フィリポアと言う名前だと告げるのです。
デヴェローはすぐにハンリーにその名前を報告するのですが、その直後ナタリアはCIAによって射殺されてしまいます。
しかも、上層部からの指示でナタリアを射殺したのはかつてデヴェローとバディを組んでいたメイソンだったのです。
ハンリーはナタリアの射殺を指示した上層部に激しく抗議しますが、「ロシアが気づいた時点で彼女の命は無かった。」と言われてしまいます。
任務を終えたCIAの車を狙うデヴェロー。
次々に謀報員たちを射殺していきます。
残りの一人を射殺しようとしたデヴェローでしたが、その人物がメイソンだと知り驚くのです。
デヴェローはメイソンを殺さずその場から立ち去ります。
ナタリアのスマホを受け取っていたデヴェローは、タクシーで空港へ向かう途中、写真の中にミラという女性らしき人物が映っていることを確認します。
そしてSDカード以外を外に投げ捨てるのでした。
ハンリーはミラという人物の消息を探ります。
ミラらしき人物がヒットしますが、その時CIAの襲撃にあってしまうのです。
とっさに調べていたパソコンを銃で破壊しようとしますが、ハンリーは拉致されてしまいます。
ミラがベオグラードの難民センターに居た情報を得たデヴェロー。
そしてミラを担当したセンターの職員アリス・フェルニエ(オルガ・キュリレンコ)という女性にたどり着くのです。
デヴェローがその情報を得たときにはCIAも殺し屋のアレクサもアリスの情報を得ていました。
アリスはNYタイムズの記者エドガー・シンプソン(パトリック・ケネディ)からフェデロフについての取材を申し込まれます。
エドガーとレストランで合流したアリスは「彼の名前は職場で良く耳にするけど、私たちの所へ来る女性たちはみな怯えてる。記事の影響を考えたことある?彼女たちを守るのが私の仕事なの。政治には利用させない。」とエドガーに話すのです。
そこへスタッフの振りをしたアレクサがアリスに電話がかかってきていると嘘をついて呼び出します。
その時、アリスの携帯にデヴェローから着信が。
デヴェローは「落ち着いて聞いてくれ。君の目の前にいる女は殺し屋だ。気づかれたら殺される。振り向け。私は君の後ろにいる。」そうアリスに伝えるのです。
アリスが振り向いた瞬間デヴェローは「走れ!」と叫びます。
その時店にやってきたメイソン。
アリスとデヴェローが逃げる姿を目撃し銃を構えます。
どうにかその場から逃げたデヴェローとアリスは人の多い場所へ紛れ込むのです。
デヴェローはメイソンに電話をかけます。
メイソンは携帯を探知して後を追いますが、それはデヴェローの罠でした。
わざと探知させて地下へおびき寄せたのです。
謀報員の一人を気絶させてその男の携帯を自分の携帯を経由させたデヴェローはまたメイソンに電話をかけ携帯を探知させます。
すぐに仲間の携帯が経由されていることに気付きますが、それもデヴェローの筋書き通りだったのです。
デヴェローはわざと車の窓を割り警報を鳴らします。
その音を聞きつけて駐車場までやってきたメイソンたち。
デヴェローは車のガソリンを漏れさせ逃げる時にその車を銃で撃って爆発させるのです。
爆発に巻き込まれたメイソンたちはデヴェローたちを追うことが出来なくなってしまいます。
アリスにアレクサやメイソンたちの事を話すデヴェロー。
その上でミラの事を尋ねると、アリスはデヴェローを事務所に案内し、ミラの資料を渡します。
しかしアリスはミラの居場所を知りませんでした。
その時デヴェローは事務所の壁に貼ってあった写真の男に目を止めます。
その男はチェチェン紛争の時フェデロフの右腕だった人物だったのです。
その人物はベオグラードにいるというアリス。
デヴェローはアリスとともにその男デニソフ(ドラガン・マリンコヴィッチ)の元へ向かいます。
デヴェローはデニソフに「お前を狙ってる殺し屋が来ている。そいつの名前を教える代わりに情報が欲しい。」と言って情報を聞き出すのです。
チェチェンでのビル爆破テロはフェデロフとCIAが共謀してテロにみせかけたものだったのです。
そのことを知っている物が暗殺されていたのでした。
ミラもその中の一人です。
デヴェローはメイソンが暮らすアパートの向かいの家に侵入します。
そこからメイソンを見張るデヴェロー。
アリスに携帯と金を渡し「これからは私一人で行く。君は連れて行けない。だから守ってやることもできない。私も知らないところへ身を隠せ。カードは使わず連絡を待て。」と言ってアリスと別れます。
デヴェローはメイソンの家に侵入していました。
メイソンの恋人を人質に取ったデヴェローは、ナタリアを失った時と同じことをメイソンにしようとしたのです。
デヴェローはメイソンの恋人に重傷を負わせその場から逃走します。
デヴェローと別れたアリスは記者のエドガーの元を訪れていました。
フェデロフについて話す決心をしたアリスでしたが、そこへアレクサが現れるのです。
エドガーはアレクサに殺害され、アリスも再び追われる身に。
その頃、メイソンはデヴェローについて調べていました。
そしてデヴェローに娘がいることを知るのです。
ハンリーが取り調べされている場所へやって来たデヴェロー。
ハンリーに「ナタリアは俺を指名なんてしてなかった何を企んだ?」と言って銃を向けます。
ハンリーは「上はナタリアの回収を決断した。彼女は殺されることが決まっていたんだ。だから君を送り込んだ。チェチェンの紛争のきっかけを作ったのがフェデロフだと疑っていたがナタリアからフェデロフが関与したことを証明できる人物がいると連絡があったんだ。」そう言うハンリーに「我々CIAがやったんだ!お前もそいつに話を聞くがいい!」と叫ぶデヴェロー。
そして「CIA側の人物は誰だ?」というデヴェローに「俺にナタリアの回収を命じ殺害を指揮した男ペリー・ワインスティン(ウィル・パットン)だ。」とハンリーは証言するのです。
更に、ハンリーはミラが実は口がきけたこと、両親とも大学教授で語学が堪能だと話します。
そのことでピンときたデヴェローはアリスに連絡を取ることに。
アリス正体はミラでした。
本物のアリスはすでに病気で死亡していて、その人物にミラが成りすましていたのです。
ミラはフェデロフが滞在するホテルに向かい、直接フィデロフに対面しようと試みます。
デヴェローはそんなミラを止めようとしますが、一方的に通話を切られてしまうのです。
娼婦を装ってフェデロフの部屋に侵入することができたミラ。
彼女は昔、フェデロフに両親や弟を目の前で殺され、性的暴行を受けていました。
フェデロフを誘惑し、隙を見て殺害しようとしていたミラでしたが、デヴェローがやってきてミラを止めるのです。
デヴェローは「そいつの悪事を世間に公表する前に殺してはだめだ。」とアリスに伝えます。
ミラに携帯で録画をさせながらフェデロフに質問するデヴェロー。
「1999年、チェチェンのテロリストを装う米国の作戦に協力したのはCIAの指揮官は誰だ?」とフェデロフに問いかけます。
銃弾をひとつだけ埋め込んだ銃を向けロシアンルーレットをしながらフェデロフへの質問を続けるのです。
しばらく口を閉ざしていたフェデロフでしたが、黒幕はハンリーだと答えます。
答えを聞き出したデヴェローはミラを連れホテルを後にしようとしますが、そこへメイソンらがやってくるのです。
ミラには従業員用のエレベーターで逃げ、部屋に自分が戻らなかったらオランダ大使館へ逃げて保護してもらうよう告げるのでした。
その後メイソンとの激しい攻防の末メイソンを倒したデヴェローは、フェデロフの証言を録画したスマホをメイソンに渡してその場を立ち去るのです。
その動画を見たメイソンは同僚に動画を見せワインスティンに報告しようとしますが、ワインスティンの部屋の椅子に座っていたのはハンリーでした。
その頃ホテルの部屋に戻ったデヴェローはミラと合流し、「君は身を隠せ。どこにでも送ってやるから。」とミラに話します。
しかし、ミラは「もう逃げるのは嫌なの。」と言ってデヴェローの提案を断わるのです。
翌朝、ミラと自分の家族の話になった時、デヴェローは娘のルーシーに電話しますがその電話に出たのはハンリーでした。
ハンリーはメイソンからデヴェローに娘がいると聞いていてルーシーを人質に取ったのです。
ハンリーはミラと引き換えにルーシーを返すと言って取引場所を指定します。
ミラはデヴェローと一緒に取引場所に向かおうとしますが、デヴェローは「君は列車のチケットを3枚買って待っててくれ。ルーシーと向かうから。」といってミラを逃がそうとするのです。
ミラは渋々了承し、「必ず来て」とデヴェローとの合流を約束します。
駅でチケットを買ったミラはデヴェローを待つ間、駅のパソコンでフェデロフの悪事を告発する文書を作成するのです。
ハンリーに指定された場所へ向かったデヴェロー。
ハンリーはデヴェローに「フェデロフが大統領になれば世界が変わる。ロシアはNATOに入るんだ。何故なら俺がフェデロフの弱みを握っているから。フェデロフは俺の操り人形ってわけだ。」そう力説します。
そしてルーシーと繋いだ電話をデヴェローに渡すハンリー。
デヴェローは捕らえられているルーシーに「必ず助け出すからな。ルーシー、お前をこの世で一番愛してる。守ってやれなくてすまなかった。」そう話しかけます。
ミラの居場所を聞かれたデヴェローは「バスターミナル。9時のノヴィ・サド行きだ。」そう嘘をつくのです。
ハンリーはメイソンらにミラを捕まえるようバスターミナルに向かわせます。
しかし、この時メイソンは同僚に携帯の位置情報を調べさせていました。
一緒にバスターミナルへ向かった謀報員を倒し、ルーシーが監禁されている場所へと急ぎます。
「スパイ・レジェンド」ラスト最後の結末
その頃、情報屋にミラの居場所を調べさせたアレクサはミラが駅でチケットを買ったという情報を得て駅へと向かうのです。
アレクサが自分を捜しに来たことに気付いたミラはすぐにその場を離れ駅の外へと逃げだします。
そして、工事中の作業員からスコップを奪い、追ってくるアレクサを待ち構えてそのスコップで思い切りアレクサの顔を殴るのです。
アレクサを倒したミラはまたパソコンの前に戻り書いている途中の文書を仕上げます。
ルーシーを助けたメイソンは何食わぬ顔でデヴェローとハンリーが待つ場所へと帰ります。
メイソンを見たハンリーは「ルーシーはどうした?終わったら連れてくるはずだろ。」とメイソンを怒鳴りつけるのです。
メイソンは「終わったよ。」と言いながら謀報員たちを次々に撃っていきます。
デヴェローも隙をついてハンリーから銃を奪いヘンリーへと狙いを定めるのです。
メイソンにその場を任せ、礼を言ってその場を後にするデヴェロー。
ルーシーをやっと抱きしめることが出来ました。
ミラが文書を書き上げ、証拠の写真を添付して送信したその時、ルーシーを連れたデヴェローがミラの前に現れます。
無事に逃げ切る事ができたデヴェローたち。
その後、ミラは公聴会でフェデロフとハンリーが起こしたテロ事件の真相を証言します。
その場にはミラを見守るデヴェローの姿も。
ミラの告発によってフェデロフとハンリーの陰謀が暴かれようとしていましたが、身を隠してバカンスに出かけたフェデロフは超高速銃で暗殺されるのです。
THE END
「スパイ・レジェンド」見どころ
007の5代目ジェームズ・ボンドを演じたピアーズ・ブロスナンがまたスパイ役を華麗に演じています!
ピアーズ・ブロスナン=ジェームス・ボンドのイメージもいまだに強いですよね。
このブロスナンがとても渋くて、カッコいいのです!
身のこなしも軽やかで見ごたえのあるアクションシーンも演じています。
また、色々なアクションシーンがあるので、アクション作品が好きな方にオススメです!
また、物語のカギとなる人物が実はアリスだったというどんでん返しの展開も見ていて飽きを感じさせないストーリーになっていました。
すっきりと見終わる事の出来る爽快感と、ドキドキハラハラを程よく楽しめる作品です!
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