映画「7500」は、 2014年の清水崇監督のアメリカ、ハリウッド映画です。
この映画「7500」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。
清水崇監督のハリウッド作第3弾となるパニックホラーです。
ちなみに、この映画のタイトルは、ナナゴーゼロゼロと読みます。
「7500」スタッフ・キャスト
■ スタッフ
監督: 清水崇
製作総指揮: トレイシー・マクグラス、ジョン・パワーズ・ミドルトン、スティーヴン・シュナイダー
製作:一瀬隆重、ロイ・リー
脚本: クレイグ・ローゼンバーグ
撮影: デビッド・タッターサル
音楽: タイラー・ベイツ■ 主要キャスト
スージー:ジェイミー・チャン
ローラ:レスリー・ビブ
リック:ジェリー・フェレーラ
リズ:ニッキー・ウィーラン
ブラッド:ライアン・クワンテン
ピア:エイミー・スマート
ヘイニング機長:ジョナサン・シェック
ヘビメタ好き女:スカウト・テイラー=コンプトン
ジェイク:アレックス・フロスト
ビジネスマン:リック・ケリー
「7500」あらすじ
舞台はロサンゼルス発東京行きのジャンボ・ジェット7500機内です。
別れたばかりのカップル、マンネリ夫婦、ケチな小悪党、オカルト好き少女、恋人との関係に悩んでいるスチュワーデスなど、個性豊かな面々が乗り込んでいました。
飛行中、突然の乱気流に襲われて機内は騒然としますが、なんとか無事におさまります。
しかし、それ以降奇妙な現象がおこり始めます。
まず、機内で、一人の男が突然死してしまいます。
それが始まりで、それから機内には異常現象が連続して勃発・・・
そのうち、乗客の行方不明も相次ぐようになります。
しかし、飛び続けるしかないジャンボ。
事態の収拾を図ろうとした乗客たちは、最初に死んだ男の荷物に、すべての異変があると予想しますが……。
乗員、乗客の運命やいかに?・・・
「7500」ネタバレ、最後のラスト結末は?
最初に死んだ男の荷物の中にあったモノは、怪しげな木箱でした。
その中に入っていたものとは、日本古来から伝わる死神の人形・・・
死神は、この世に未練を残している人間を、あの世へと連れて行く力を持っています。
映画「7500」の最大のネタバレは、実は乗客は物語冒頭の乱気流の時点ですでに全員死亡していたのです。
この世に未練を残していたが上に、自分が死んでいた事に気付いていなかっただけ・・・
そんな彼らの魂を、死神があの世へ連れて行こうとしていたのでした。
「7500」のラスト、最後の結末は、その事に気付いた乗客たちが、自らの運命を悟り、静かにあの世へと旅立っていく様子が描かれてTHE ENDです。
「7500」見所ポイント!
「呪怨」にてハリウッド進出を果たした清水崇監督が、再びアメリカで制作した第三弾のホラー映画です。
今作は全編航空機内を舞台にした密室劇という形を取っており、徐々に謎が明かされていくミステリアスな展開が見所の一つと言えます。
突然死する男、消える死体、次々と消えていく乗客たち、そして謎の黒い存在。
ホラー映画としての要素をすべて兼ね揃えた映画と言えるでしょう。
普通の航空機内のはずなのに、やたらと画面の濃淡がハッキリしていて、隅っこの方が薄暗くて不気味なのはさすがは「呪怨」の清水崇監督といったところでしょうか。
残虐な描写は一切使わずに、雰囲気で盛り上げていく感覚はジャパニーズホラー的でとても楽しめます。
ただ、実は全員死んでいたという「シックス・センス」的なオチは、中盤あたりでなんとなく読めてしまうのは非常に残念。
とはいえ、79分という短さに、様々な登場人物のドラマを組み込んだ手腕は評価されるべきでしょう。
今作は男優陣はパッとしないものの、かなりのキレイどころの女優さんを揃えているのはみものです。
「ミラーズ」のエイミー・スマート、「アイアン・フィスト」のジェイミー・チャン、「アイアンマン」のレスリー・ビブ、そしてニッキー・ウィーランなどの美人女優が画面を盛り上げます。
やはりホラー映画と言ったら美人女優がキャーキャー叫ぶ方が楽しい、という定石をなぞっている所はニヤリとさせられます。
全体的に一発ネタの意味合いが強い作品ではありますが、最後まで楽しませる事に徹したホラー映画の佳作と言えるでしょう。