映画「リーサル・ストーム」はエミール・ハーシュ主演、マイケル・ポーリッシュ監督の2020年公開の映画です。
この映画「リーサル・ストーム」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
大型ハリケーンでほとんどが避難する中、武装集団が強盗に！「リーサル・ストーム」をお楽しみください。
「リーサル・ストーム」あらすじ
最大レベルの超巨大ハリケーンが接近しているプエルトリコの首都サンファン。
市内にある高級ホテルの前のレストランで外を伺う怪しげな男たち。
その中の一人でリーダーのジョン・ザ・バプティスト(デヴィッド・ザヤス)は、ある女性がホテルに到着したのを見つけると部下を二人連れホテルへと向かいます。
その女性が一人になったのを見計らい銃で脅し彼女の貸金へと向かうことに。
貸金庫の中には札束と一緒に高額な絵が保管されていました。
ジョンはその女性にこの絵をどこから買ったのか尋ねそれを聞き出すと銃で女性を射殺し銀行を後にするのです。
その頃、地元警官のコルディーロ(エミール・ハーシュ)は上司から同僚のジェス(スティファニー・カヨ)と共に逃げ遅れた市民を非難させるよう指示されます。
パトカーを発進させた二人でしたが、スーパーから通報が入り先にそちらに向かうことに。
通報されたのは肉を買いだめしようとして他の客と喧嘩をしたグリフィン(ウィル・キャトレット)。
相手の客が訴えないと言っていた為、グリフィンを避難所に連れて行こうとしましたが、グリフィンはどうしても家に帰ると主張します。
逮捕するのは構わないが、その前に飼っているペットに餌をやりたいと訴えるグリフィンは自分の住んでいるアパートに避難していない住民が居ることも二人に話して聞かせるのです。
アパートへと向かった三人。
グリフィンはペットに餌をやるために自分の部屋へ行き、コルディーロとジェスは管理人から避難していない住民の部屋を聞き出して訪問することにしました。
向かったのは元警察官のレイ(メル・ギブソン)の部屋。
そこにはレイの娘トロイ(ケイト・ボスワーズ)が居てレイに避難するよう説得していました。
トロイは持病を持つレイを早く病院に避難させたいようでしたが、レイは絶対に避難などしないと動きません。
コルディーロはレイに、病院に行くか非難するしか道はありませんと言いますが、レイはコルディーロの顔を見て自分たちに面識があるだろうと言い始めます。
レイは元警察署長だったため色んな事件を把握していましたが、一年前、コルディーロが関わったある事件についても知って言いました。
コルディーロが今の部署に配属になる前の事です。
余計な話をされたくないコルディーロはレイの話を遮り他の部屋の住人の様子を見に行くと言いますが、レイはそれを許そうとはしません。
そのうち口論になりレイに暴言を吐いたコルディーロは部屋を飛び出します。
そして・・・
「リーサル・ストーム」ネタバレ
どうにかレイを非難させたいトロイはコルディーロにレイを説得してくれと頼みますが、コルディーロにそのつもりはありません。
しかし、食い下がるトロイに、もう一人避難していない住人ベルカンプ(ホルヘ・ルイス・ラモス)の説得を一緒にしてくれたら考えるというコルディーロ。
トロイは仕方なくコルディーロに協力することに。
雨風が酷くなる中、トロイの案内でベルカンプの部屋に向かったコルディーロでしたがベルカンプは説得に応じようとしません。
その時、アパートの外で管理人の叫ぶ声が聞こえ向かってみると管理人が銃で撃たれるところを目撃してしまいます。
管理人を撃ったのはジョンたちです。
ジョン達は強盗団で、先ほど殺した女性が持っていた絵画の持ち主を探すためこのアパートにやって来たのです。
ジョンが銃で管理人を撃ったのを目撃してしまったコルディーロは直ぐにベルカンプとトロイを連れグリフィンの部屋に向かうことに。
部屋に入れて欲しいという頼みを一旦は断ったグリフィンでしたが、コルディーロの必死な様子に渋々部屋の鍵を開けます。
コルディーロは直ぐに応援を要請しますが、無線が繋がりません。
その時、グリフィンの部屋にいたペットが暴れ出します。
その部屋は本来何重にも鍵が閉められ開かないようになっていた部屋でしたが、コルディーロたちが訪ねてくる直前、餌をやるために鍵を外していたのです。
グリフィンは慌てて部屋を閉じようとしますが間に合わず、恐ろしい唸り声をあげるペットに噛まれ中に引きずり込まれてしまいます。
グリフィンは噛まれながらも、バケツにある餌を持ってきてくれと訴え、コルディーロは恐る恐る大量の肉が入ったバケツを部屋の中へと忍び込ませ、ペットが餌に気を取られている隙にグリフィンをペットの部屋から助け出す事に成功するのです。
どうにか解放されたグリフィンでしたが、噛まれた足は重傷を負い病院に行かなければ足を切断することになると医者であるトロイは判断します。
ベルカンプはこのアパートに住んでいる医者の部屋なら医薬品があるかもしれないと言い、グリフィンの応急処置をするためコルディーロとトロイはグリフィンの世話をベルカンプに頼んでその医者の部屋に向かうことに。
一方、レイの部屋にいたジェスはクスリの売人を捕まえた話を得意げに話していましたが、レイに馬鹿にされて居心地が悪くなりコルディーロたちが戻るかもしれないからと理由をつけ部屋の外に出ます。
その時運悪く強盗団と出くわしてしまうのです。
ジェスが銃で脅されてたところ、レイがその強盗を銃で射殺しました。
レイはその男の身分証を確認するとずっと警察から追われている強盗団の一人だと気づきます。
一方、ベルカンプの部屋を見つけたジョン。
手下に金庫を破らせる間外を見張っていると足場を使って移動しているコルディーロとトロイを見つけて銃撃を始めます。
銃撃を受けながら、足場から足を滑らせ落ちそうになるトロイを必死に引っ張り上げどうにか逃げ切ったコルディーロたちはアパートの一室に身を潜めるのです。
レイとジェスは強盗団たちと戦うため、レイの知り合いの元麻薬捜査官の部屋に向かい武器を調達することに。
その途中、強盗団と出くわしたコルディーロとトロイに遭遇したレイは強盗団の男を撃とうとしますが照準が定まりません。
どうにかトロイがその男を射殺することに成功しますが、その時にコルディーロの足も撃ってしまいました。
レイたちは武器を確保に、コルディーロとトロイは医者の部屋から薬品を見つけ出しコルディーロの足の手当をします。
コルディーロは手当てをされている間、一年前に起きたある事件の事を語り始めました。
ニューヨークの警察署で働いていたコルディーロはある日、同じく刑事で恋人のジャスミン(ジャスパー・ポーリッシュ)と一緒にいる時に銃声が聞こえるという通報で現場へ向かいました。
ジャスミンを車に残し一人で向かった現場の暗い通路の先に銃身が見えて銃の引き金を引いてしまったコルディーロは撃った先を見て愕然とします。
そこには恋人のジャスミンが倒れていたからです。
通報自体も嘘の通報で最初から銃声など聞こえていなかった現場で誤って恋人を殺してしまったコルディーロはずっとそのことに胸を痛めていました。
その話を聞いたトロイは、同じく警官だった父親レイとの話をコルディーロに聞かせるのでした。
その頃、ベルカンプの部屋の金庫を破ったジョンたちはその中に何もないことに愕然とします。
全ての絵画を手に入れるため再びベルカンプを探し出すことに。
武器を調達していたレイたちの元に現れた強盗団の一人が二人に銃を向けます。
手を挙げ降参するふりをした二人は目で合図をしてその男を攻撃しますが、銃撃戦の末レイが撃たれて負傷してしまうのです。
ジェスはレイの手当てをしますが、そこへジョンたちがやって来てしまいます。
レイは銃撃を受け息絶えてしまいますが、残されたジェスは人質に取られてしまうのです。
レイの最後を見届けたトロイとコルディーロはグリフィンの部屋に戻ると、トロイは持ってきた薬品でグリフィンの手当てをし、コルディーロは使えそうな武器を探します。
その頃、台風の目に入った事で外が静かになりました。
使えなかった無線が使えるようになっていることに気付いたジョンは、その無線を使ってコルディーロにベルカンプを連れてこないとジェスを殺すと脅しをかけるのです。
ベルカンプの父親はナチスでした。
その父親が所有していた絵画をベルカンプが受け継いでいたのです。
ベルカンプはその絵をこのアパートの色々な所に隠していました。
それはグリフィンの部屋にも飾られています。
コルディーロはトロイに銃を渡しグリフィンと一緒に逃げるように言うと、ベルカンプと一緒にジェスが拉致されている部屋へと向かうことに。
ジャスと引き換えに絵画のある部屋を教えると条件を出したコルディーロでしたが、それはすぐに却下され三人は銃で脅されながら絵画の隠してある部屋に向かいます。
その部屋には想像以上に沢山の絵画が飾られジョンはうっとりとそれらを眺めた後ベルカンプを銃で撃ち抜くのです。
残されたコルディーロとジェスは壁から絵画を外すよう指示されそれに従います。
全部の絵画が壁から外されると、今度はパトカーと制服を要求するジョン。
警官に成りすまして逃げようという魂胆です。
しかしコルディーロはここにある絵画は全て偽物で本物は違う部屋にあるとベルカンプが言っていたと呟きます。
一方、トロイとグリフィンは部屋から逃走中に強盗団に出くわし近くの部屋に逃げ込みますが、台風で浸水し逃げ場がありません。
その時、トロイはある事に気付きます。
水が侵入してきているということはどこかに裂け目があるはずだと。
首から下が埋まってしまう水の中でどうにか裂け目を探したトロイは怪我をしているグリフィンを気遣い、手を握りながら水中からどうにか外に脱出することに成功するのです。
「リーサル・ストーム」最後ラストの結末
コルディーロの案内でグリフィンの部屋にやって来たジョンは、飾られている絵画を見て感嘆の声をもらします。
その作品は二億ドルの価値があるものでした。
他にないかと部屋を見渡したジョンは、グリフィンのペットが入れられている鍵付きの扉を見つけます。
ジョンにその部屋のことを訪ねられ、態と言葉を濁すコルディーロ。
もちろんジョンはその部屋の鍵を開けるようコルディーロに指示します。
コルディーロは後悔するなよと言ってそのドアを慎重に開けると、中にいた獰猛なペットは警官の制服を着たジョンに飛び掛かるのでした。
嵐が過ぎ去ったサンファン。
甚大な被害をもたらし多くの被害者が出ました。
病院ではそのニュースをベッドで眺めるグリフィン。
担当医はトロイです。
コルエィーロとジェスがグリフィンを見舞うと、「警察が来て嬉しいと思う日が来るなんてな。」と言って二人が来てくれたことを喜びます。
コルディーロとトロイは、あの事件から惹かれ合い恋人になりました。
無線で通報を受けたコルディーロはトロイと次のデートに誘い後ろ髪を惹かれながら病室を後にします。
グリフィンにプレゼントを残して。
グリフィンの目の前には二億ドルの価値がある絵画が置かれていました。
それを見たグリフィンはそれをどうやって売ったら良いのかと考えを巡らせるのでした。
THE END
「リーサル・ストーム」みどころ
巨大ハリケーンに見舞われる中、逃げ場のない建物の中で激しい銃撃戦が繰り広げられる痛快なアクション映画です。
視聴する前は、ハリケーンで起きた竜巻から逃げながら怪盗団とやり合うシーンがあるのかと思っていたのですが、最強クラスのハリケーンが襲来しているというハラハラ感はあまり感じられなかったのが少し残念でした。
ただ、どこで敵と遭遇するか分からないハラハラ感は十分楽しめるストーリーになっています。
グリフィンの部屋にいた獰猛なペットのシーンも思わず悲鳴を漏らしてしまいました…。
最後まであのペットが何なのかは分かりませんでしたが、ジョンを倒す手段になるラストは痛快でしたね。
主役ではなく、途中で死んでしまう役柄でしたがやはりメル・ギブソンの存在感は凄い！
偏屈おやじが銃撃戦ではめちゃくちゃカッコいいおやじになるあのギャップは流石でした。
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