「図書館戦争」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「図書館戦争」ネタバレ あらすじ
アクション

映画「図書館戦争」は、岡田准一・榮倉奈々主演、2013年の日本映画です。

この映画「図書館戦争」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。

原作は有川浩の小説で、アニメ化もされている佐藤信介監督の映画です。

■ スタッフ
監督: 佐藤信介
製作: 辻本珠子
製作総指揮 : 濱名一哉
脚本: 野木亜紀子
撮影: 河津太郎
音楽: 髙見優

■ 主要キャスト
堂上篤:岡田准一
笠原郁:榮倉奈々
小牧幹久:田中圭
手塚光:福士蒼汰
折口マキ:西田尚美
玄田竜助:橋本じゅん
平賀警部補:嶋田久作
稲嶺和市:児玉清
柴崎麻子:栗山千明
仁科巌:石坂浩二

 

「図書館戦争」あらすじ

近未来の日本。

そこでは『メディア良化法』の制定により、風紀を乱す言葉はふさわしくないものとして良化委員会による取り締まりが行われていました。

時に武力でもってねじ伏せに来る良化委員会により、日野図書館で人命をも落とすほどの激しい襲撃を受けた図書館界は、独自の武力を持ち、国内で唯一メディア良化委員会に真っ向から立ち向かう組織、図書隊を立ち上げます。

 
そんな歴史を経た正化31年、かつて高校生だった自分を助けてくれた図書隊員に憧れた笠原郁(榮倉奈々)が入隊します。

いつかあの時の王子さまに会って『あなたを追いかけてここまで来ました』と伝えたい、そう願う郁(榮倉奈々)でしたが、残念なくらい顔覚えの悪い彼女は彼の顔も名前も覚えていません。

唯一の手がかりは、郁が万引きの汚名を着てでも本を守ろうとした姿勢を褒め、頭を撫でてくれたその手の感触だけ…。

それでもここで頑張っていればいつか会えるかもしれない、と訓練に励む郁(榮倉奈々)は訓練期間を堂上篤(岡田准一)のもとで受ける事になりました。

 
自分にも他人にも厳しい堂上(岡田准一)は、鬼のように郁(榮倉奈々)を追い込み、女子の中では抜きんでた体力と運動神経を持ち、例え男女混合の訓練で上位成績を収めても郁(榮倉奈々)を褒める事はありませでした。

自分の事を目の敵にするかのように厳しい堂上(岡田准一)に反発する郁(榮倉奈々)でしたが、研修期間が終わって配属されたのは、図書防衛員の中のエリート集団図書特殊部隊、通称タスクフォースでした。

新人隊員がタスクフォースに任命されるのは異例中の異例の事。

その異例の人事として、研修時代から他を圧倒する優秀さで成績を残してきた手塚光(福士蒼汰)と一緒に、郁(榮倉奈々)は天敵の堂上(岡田准一)の班に組み込まれるのでした。

 
こうして手塚(福士蒼汰)と共に、班長堂上(岡田准一)・副班長小牧幹久(田中圭)の堂上班の一員として活動していく郁。

厳しい鬼上官の元、本を守るために戦う彼女と、王子さまの恋の行方は一体どうなるのでしょうか?・・・

 

「図書館戦争」のネタバレ

何かにつけ反発しあう郁(榮倉奈々)と堂上(岡田准一)でしたが、ある日バディを組んで一緒に図書館内を巡回する事になります。

その時、怪しくコソコソしながらトイレへと向かう男性利用者を見付けた郁(榮倉奈々)は一人でその後を追います。

すると個室にこもった利用者が閲覧用雑誌を切り取っているではありませんか。

大声で注意し、個室から飛び出してきた犯人を投げ飛ばした所へ、異変を感じ駆け付けた堂上(岡田准一)が現れました。

『容疑者、確保です。』と犯人に背を向け敬礼をする郁(榮倉奈々)でしたが、その背中目がけてナイフを持った犯人が起き上がって切りつけようとしてきます。

咄嗟に郁(榮倉奈々)を庇った堂上(岡田准一)は腕を切られながらも犯人を倒し、きちんと手錠をかけてから郁(榮倉奈々)に向き直り『いつまでもスポーツ気分ならやめちまえ!』と叱り飛ばしその場を後にするのでした。

 
犯人を警察に引き渡した郁(榮倉奈々)は堂上(岡田准一)に謝罪します。

その上で、かつて自分を助けてくれた図書隊員への感謝を口にした彼女は『自分も彼の様な図書隊員になりたい。だから辞めません』と宣言しました。

しかしその憧れさえも堂上(岡田准一)は『そいつは図書隊員として失格だ』と言い放ち、郁(榮倉奈々)はまた憤慨するのでした。

 
そんな中、メディア良化法の制定に関する資料を膨大に抱える私立野辺山図書館の館長の死が報道されます。

その死をもって、故人が集めた資料は全て郁(榮倉奈々)が務める武蔵野第一図書館に寄贈される事となり、それはメディア良化委員会と関東図書隊との大きな戦いを意味するものでもありました。

勿論タスクフォースは全員がその戦いに参加するものと思われていましたが、郁(榮倉奈々)に課された使命は、足の不自由な仁科司令(石坂浩二)が故人の葬儀に参列する介助を務めよ、というものでした。

当然反発する郁(榮倉奈々)でしたが、『お前が足手まといだからだ』と堂上(岡田准一)に言われ、それ以上詰め寄る事は出来ないまま、戦いへと向かう仲間たちの無事を祈りながら、自分は仁科(石坂浩二)と共に葬儀の場へと赴くのでした。

 
かつてないほどの大規模な戦いの場となった私立野辺山図書館では、輸送ヘリを守り、良化委員会の館内への立ち入りを阻止するため、堂上(岡田准一)たちタスクフォースを始め図書隊員による決死の戦いが行われていました。

そんな最中、葬儀の場で仁科(石坂浩二)と郁(榮倉奈々)が良化委員会に賛同する集団によって誘拐されてしまいます。

その知らせを受けた玄田竜助隊長(橋本じゅん)は即時戦いの撤収を指示し、二人を救出するため基地への帰還を命じました。

 

「図書館戦争」最後のラスト結末は?

一体二人はどこへ連れ去られてしまったのか…

基地本部に重い空気がのしかかっている頃、郁(榮倉奈々)は仁科(石坂浩二)の指示通りに義足を外す手伝いをしていました。

その手順が合図となって位置情報が基地に届いた途端、堂上(岡田准一)は一人飛び出すのです。

追いかけてきた小牧(田中圭)と共に走らせる車の中で、大規模戦に参加させることを躊躇して郁(榮倉奈々)を葬儀に参列させたことを悔やむ堂上(岡田准一)。

『後生だから無事でいろ』と願う堂上(榮倉奈々)と、『必ず助けに来てくれる』と信じる郁(榮倉奈々)の気持ちが通じ合った瞬間でした。

 
二人が囚われた場所へ辿り着いた堂上(岡田准一)は、仁科(石坂浩二)を小牧(田中圭)に託しテロリストたちに一人立ち向かいます。

肉弾戦で一人、二人と倒していく堂上(岡田准一)の元に馳せ参じた郁(榮倉奈々)、二人でテロリストのリーダーに立ち向かい、あわや撃たれる!という時に仲間の応援を受けて無事生還するのでした。

 
事件直後の人ごみの中で堂上(岡田准一)を見付けた郁(榮倉奈々)は彼に駆け寄ります。

と同時に堂上(岡田准一)もまた郁(榮倉奈々)に気付き、駆け寄ったそのままの勢いで彼女を抱き締めました。

咄嗟の出来事にびっくり顔の郁(榮倉奈々)に対して、堂上(岡田准一)はごまかすようにして彼女を突き放し、初めて『良くやった』と褒めます。

そんな堂上(岡田准一)に向かって郁(榮倉奈々)は大きな声で宣言するのです。『いつか堂上教官(岡田准一)を超えてみせます!』と。涙のにじむ声でそう宣言する彼女に、照れくさそうな顔を浮かべて立ち去る堂上(岡田准一)なのでした。

 
ラストシーンでは、堂上(岡田准一)と共に館内の警邏しながら郁(榮倉奈々)は、館内に掲げられた【図書館の自由に関する宣言】を前にして、気持ちを新たに引き締めます。

そんな彼女の頭に手を置いて優しく撫でた堂上(岡田准一)は『励めよ』と言って先へ進むのですが、その撫でられた感触に郁(榮倉奈々)は既視感を抱き、彼を振り返ります。

もしかして教官が私の王子さま!?そんな余韻を残してこの作品は終わるのです。

完。

 

「図書館戦争」見所ポイント!

なんと言っても、原作ファンが選ぶ『実写化するならこの人に演じて欲しい』というランキングで一位を取った岡田准一さんと榮倉奈々さんが主人公を演じたことが大きな魅力の1つでしょう。

図書館戦争は、原作シリーズが別冊を加えて計六冊あり、愛読者がとても多い小説です。

その愛読者たちが選んだキャストを揃えて制作された本作からは、原作小説へのリスペクトすら感じられます。

 
例えば原作小説で人気の『熊殺し』のシーン。

この場面は、冷静な堂上と感情のままに動く郁が、実は似たり寄ったりな性格をしているんだ、という事を示す人気の高いシーンなのですが、このくだりを映画ではバッサリとカットしています。

その代わり、暴風雨の中で堂上の優しい表情に郁が気付く、というシーンに切り替えることにより、『熊殺し』とはまた違う形で、二人の距離が一歩近づく表現が上手く成されていると感じました。

 
また、読者の支持を集めたお二人も、その期待を裏切らない素敵な演技で応えて見せてくれました。

岡田さんは、『私の王子さまを悪く言わないで!』と郁が言い放つシーンの表情がとても印象的で、大の男が思いもよらぬワードを聞いた時にはこんな可愛い顔をするのだな、とリピートしたくなること必至です。

また彼の代名詞とも言うべきアクションも、目にもとまらぬ速さで次々と技を繰り出す迫力ある戦いのシーンを作り出し、一瞬たりとも目が離せない名場面になっていると思いました。

 
そして榮倉さんは、ガサツなんだけど夢見る少女な部分を持つ原作の郁そのものでした。

ラストの『いつか堂上教官を超えて見せます』と言う榮倉さんの、声に涙がにじむ演技がとてもリアルで何度見ても涙が出てしまいます。

 
個人的には、主演二人の、主人公そのものを生きているかのような自然な演技と、この小説に深い関わりをお持ちで原作の司令のモデルともなった故・児玉清さんがお写真で出演されていたことにも泣いてしまいました。

生前の児玉さんと兄弟のような関係でいらした石坂浩二さんが、原作司令の意志を継いだ形で映画オリジナルのキャラである仁科を演じられていたことも嬉しかったです。

 
アニメにせよ小説にせよ、ここまで原作を大切にして映画化された作品と言う物はそう多くないと思います。

言論の自由をどうとらえるべきか?という現代社会にもリンクする問題とアクションとラブストーリー、様々な角度から楽しめる作品だと思いますので、原作ファンも、そうではない方も、とにかく沢山の方にご覧いただきたい作品です。

続編、図書館戦争 THE LAST MISSIONはこちらです。

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