「イン・ザ・ヒーロー」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「イン・ザ・ヒーロー」ネタバレ あらすじ
ヒューマン

映画「イン・ザ・ヒーロー」は、唐沢寿明主演、武正晴監督の2014年の日本映画です。

この映画「イン・ザ・ヒーロー」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

主演の唐沢寿明さんは実は東映アクションクラブ出身。

下積み時代にスーツアクターとしての経験もあるそうです。

 

「イン・ザ・ヒーロー」スタッフ・キャスト

■ スタッフ
監督: 武正晴
製作: 密山根成 他
製作総指揮:李鳳宇
脚本: 水野敬也、李鳳宇
撮影: 木村信也
音楽: 李東峻

■ 主要キャスト
本城渉:唐沢寿明
一ノ瀬リョウ:福士蒼汰
大芝美咲:黒谷友香
海野吾郎:寺島進
門脇利雄:小出恵介
西尾俊久:及川光博
元村歩:杉咲花
石橋隆生:加藤雅也
松方弘樹:松方弘樹(本人役)
元村凛子:和久井映見

 

「イン・ザ・ヒーロー」あらすじ

スーツアクターの世界ではベテラン俳優の本城渉(唐沢寿明)は、下落合ヒーローアクションクラブ、通称HACの代表を務めながら、クラブのメンバーと共にTV番組[神龍戦士ドラゴンフォー]に出演しています。

そんな本城に、映画版[神龍戦士ドラゴンフォー]での顔出し出演のオファーが届きます。

数年ぶりの顔出し役に大喜びの本城(唐沢寿明)は、今でも仲がいい元妻の本村凜子(和久井映見)に報告し二人で手を取り合って喜ぶのでした。

ところがいざ顔合わせの日。

スタッフやメインを張る役者が四角に組んだ長机に向かって顔合わせをするのに対し、部屋の片隅に置かれた椅子に座る本城(唐沢寿明)。彼に依頼されたはずの役は、人気の若手俳優、一ノ瀬リュウ(福士蒼太)に交代していたのです。

がっくり肩を落とす本城(唐沢寿明)ですが、そんな彼にリュウ(福士蒼太)のマネージャー、門脇利雄(小出恵介)はリュウ(福士蒼太)にアクションはじめ色んなことを教えてやってほしい、と頼み込んでくるのでした。

気持ちを切り替え彼を受け入れる本城(唐沢寿明)でしたが、ハリウッド映画の最終オーディションにも残っているリュウ(福士蒼太)の態度はあまり良いものではなくて…?

いくつになっても、夢を追い努力を怠らない、青春に年齢は関係ないんだ!と大きな声で叫んでいるような物語の始まりです。

 

「イン・ザ・ヒーロー」ネタバレ、最後のラスト結末は?

[神龍戦士ドラゴンフォー]への出演が決まっているにもかかわらず、子供向け番組だと小馬鹿にしたような態度が目に余るリュウ(福士蒼太)。

スタッフへの態度も傲慢で、HACでも女性スーツアクター大柴美咲(黒谷友香)と正面からぶつかります。

何事にも冷めたような態度しか見せないリュウ(福士蒼太)ですが、しかし彼には夢があるのです。

ハリウッド映画に出て世界に進出する事。

その夢を真正面から受け止め、全く馬鹿にしなかった本城(唐沢寿明)に、リュウ(福士蒼太)は少しずつ心を開き始めるのでした。

 
そんなある日、[神龍戦士ドラゴンフォー]の撮影現場に、リュウ(福士蒼太)が最終オーディションに残っているハリウッド映画のプロデューサーが顔を出す事が分かります。

この機会にアクションが出来る事をアピールしたいと意気込むリュウ(福士蒼太)は、監督にスーツシーンの撮影も自身にやらせてほしい、と申し出るのでした。

ところが、いざ本番となると、これまで全くアクションについての本城(唐沢寿明)から学ぼうとしていなかったリュウ(福士蒼太)は大きく失敗し、美咲(黒谷友香)に怪我までさせてしまう始末。

呆れかえって語気荒く注意してくるプロデューサー。

この件をきっかけに、リュウ(福士蒼太)は自身の態度を改め、本城(唐沢寿明)にアクション指導を請うのでした。

 
真摯にアクションに取り組み、真面目にトレーニングも重ねたリュウ(福士蒼太)は、やがてHACのメンバーとも打ち解け、念願のハリウッド映画への出演を勝ち取ります。

ところがこの映画、監督の強いこだわりにより、白装束を着た忍者がワイヤーなしCGなしでセットから8.5mも落下する、というクライマックスに納得できなかった俳優が出演をキャンセルしたことで、映画そのものが中止の危機に陥ってしまいます。

焦ったプロデューサーは、リュウ(福士蒼太)がアクションを失敗した日に見た本城(唐沢寿明)の力量にかけ、彼に白装束の役をオファーするのです。

 
危険極まりない役。

心配した凜子(和久井映見)からも反対される本城(唐沢寿明)。

しかし彼はその仕事を引き受けるのです。

スーツアクターとしてではなく一人の俳優として自分の力を披露できるという夢と、世界進出を夢だと語ったリュウ(福士蒼太)の為…。

決意を固めた本城(唐沢寿明)は、多くのスタッフ、本城(唐沢寿明)の為ならと駆けつけてくれた大御所松方弘樹(本人役)、そして心配そうに見守る凜子(和久井映見)と娘の前で見事、ワイヤー・CGなしのアクションを完璧にこなして見せたのでした。

 

「イン・ザ・ヒーロー」見所ポイント!

正直な感想としては、こんなよくある話に実力派俳優の唐沢さんと、今をトキメク福士さんがなぜ揃って出たのか…?と言うのが不思議なくらいベタベタなサクセスストーリーでした。

その分話はものすっごく分かり易かったですけど、他にも和久井映見さんや寺島進さんなど豪華キャストを揃えた作品としては、内容が真っ直ぐすぎて、それがある意味驚きだったというか…。

 
東映アクションクラブ出身で、実際にスーツアクターとしての経歴のある唐沢さんが、今の地位と年齢で再びスーツアクターとして動く姿を見られたのは贅沢だなと思いましたが、お話自体は非常に単純明快な作品なので、気負わず、気軽に観られる映画ですね。

 
そして基本的に悪人がまったく出てこない、すべて善人なので胸糞悪くなるようなシーンはありません。

その登場人物がひとつのモノをみんなで作り上げるという情熱が伝わります。

そう、ひとりでは作りあげられないのですから・・・

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