映画「ララランド」あらすじ

高速道路の渋滞の中で一人の女性が歌い出すところから始まる。彼女は故郷と恋人より俳優になる夢を追っていく歌を歌う。その渋滞の中、主人公のミアは女優志望で、自身の車の中で台本を覚えるのに必死になり、後ろの車にクラクションを鳴らされてしまう。
撮影所近くのカフェでバイトしながら夢を追うミアだが、オーディションの手応えはなく、芽は出ない。
一方ミアの後ろの車に乗っていたセブはジャズを愛するピアニストで自分の店を開くという夢を持っている。
ミアはある日、ルームメイト達にパーティに誘われる。
素敵な出会いを期待し意気揚々と出て行くが、上手いこといかず車もレッカーされ、高いヒールを履いたまま歩いて帰ることになるミア。そこでとあるレストランから聞こえる音楽に誘われ店の中へ入る。
感動したミアは高まる思いを曲を奏でていたセブに伝えようとするが、彼はセットリスト通りの曲を弾かなかった事で解雇されており、それどころでなくミアを無視して出て行った。
春になり、パーティでミアとセブは再び出会い、セブと一緒にパーティを離れる。
ミアの車を探す中、日も暮れてきて、辺りがとてもロマンチックな雰囲気になっている事に二人は気がつく。
そして恋をしてる男女ならどんなに素晴らしい景色だろうと、相手をまるでそんな相手ではないと否定するかのように歌う二人。
数日後、ミアのバイト先に訪れたセブは、ジャズが好きでないミアにジャズの素晴らしさを教えようとジャズの店へ連れていき、本場のジャズを見せる。
熱く語るセブにミアはジャズもセブも気に入り、映画を一緒に観に行く約束をセブとする。
当日、ミアはボーイフレンドとの食事会を忘れており、セブとの映画に行けなくなってしまった。
だが、食事会の中、流れる音楽にセブを思い、食事会を抜け出しセブの元へ向かう。
付き合う事になった二人はセブのクラシックな車でデートをし、同棲を始めた。
楽しい毎日だが、夢の女優へ近づけずにいたミアは一人舞台をすることを決める。
そしてセブの店はSeb’sという名前がいいと助言する。
そんな中ミアの実家からの電話で二人の関係について心配されていると知ったセブは、自身の好きな純粋なジャズではない音楽バンドの一員になる事を決める。
バンドは大成功を収めるが、そのバンドは、セブが求めていた音楽ではない言われとミアと口論になってしまう。ミアの一人芝居の当日、セブは雑誌の撮影で行けず、観客はほぼ身内という酷い有様に、ミアは心が折れてしまい故郷に帰ってしまう。
暫くたち、セブの元へミアの一人芝居を見たキャスティングの担当者からオーディションへの誘いがあり、ミアの故郷に行き、オーディションを受けるように説得するセブ。
ミアはそのオーディションで女優だった叔母の話から夢を追うことの素晴らしさを歌った。
5年後、ミアは大女優になっていた。
娘を預け、夫婦で出かけたある日、ふととあるバーに入る。そこにはSeb’sと書いており、舞台上のセブに気づく。そう結婚したのはセブではない別の人。
セブもミアに気づき、二人が出会った時の曲を奏で、もしミアの隣に座っているのが自分だったらと、もし自分の隣がセブだったらと二人は同じ思いで相手を思う。
だが、曲が終わり現実に引き戻されると、セブとミアは目を合わせ、互いに気持ちを通い合わせ、二人は現実を生きていった。

映画「ララランド」感想

夢と恋、これほど両立が難しいものはないと見ていて感じました。
そして、ミアとセブはどちらを選ぶのか。
作中で、サブは一度バンドで上手くいき、ミアを自分のツアーについてこないかと誘います。
ですがミアはそれを一人芝居の練習も準備もあるから、と断ります。
ミアが一人芝居の準備を着々としているのを知っていながらセブは、ミアの為に好きなジャズではなく、稼げるバンドの道を選び、夢を諦めます。
そしてミアの夢への一歩の一人芝居もちゃんとさせず、ツアーに同行して、自分についてくる。つまり、ミアにも夢より恋を選ばせようとしました。
ですが、ミアはセブとの恋より少しだけ夢が優っていたようで、一人芝居を理由に断ります。
このシーンで二人は別の方向を見ているなと思いました。セブはミアの事が好きで、ミアもセブの事が同じくらい好きですが、ミアは夢を叶えたい想いがとても強かったのだと感じられます。
だからこそ、セブもオーディションの話が来た時、ミアの故郷まで行って落ち込んでいるミアを説得しようという気になったのかな、とも思います。
ミアの夢を想う強い想いに影響され、セブも再び夢を追うこと決めたのではないかと思います。
二人の恋という上ではバッドエンドかもしれませんが、夢の話という上ではとてつもない大成功な話です。
夢追う、楽しさと寂しさを描いたとても好きな作品です。